

連休中ということで本日は政治ネタです、悪しからず・・・。
最近はテレビ放送されることも少ないプロレス興業だけれど
ある時代までは日本人のメンタリティに大きな影響力を持っていたと思う。
最近、このプロレスでのわかりやすい「盛り上げ」手段に思いが至る。
レフェリーの悪役側への意図的演技的な加担、それに観客がフラストレーションを受け
心理的にガマンにガマンを重ね、主役がある時点で一気にストレス「解放」する
こうした重要な演出装置としての「不徳・偏向」であることがよく知られている。
悪役が凶器を使っても「見て見ぬフリ」、カウントの速度の極端な違いなど(笑)。
こんなことを顕著に類推させることが残念ながら現実世界で頻発している・・・。
9/18付発表の日経新聞世論調査での菅内閣支持率が、74%とか。
これでは政権選択選挙、野党は勝負になるとはとても思われない・・・。
政治の世界にもっとも大きく影響関与してきた存在は新聞社マスコミ。
報道は常に政治権力の仔細を伝えることで存在価値を持っていたと言える。
とはいえ関与の仕方はプレーヤーではなく、あくまで第3者レフェリー的存在。
もちろんそれぞれの政治的スタンスもあるだろうけれど、
レフェリングでは一応「事実に基づく」報道・判断をするのが建前だった。
その基本がどうも非常にあやしくなってきてしまっている。
安倍前首相の退陣表明を受け、それまでの政権支持率が軒並み20%超アップした。
この前例のない驚異的な国民反応はまだ十分に分析されていない。けれど、
日本人的メンタリティーとは隔絶した辞任会見でのマスコミ各社記者たちの
理性的とは思えない「安倍ガー」詰問ぶりを見て、多くの国民が
「こんなのと7年8ヶ月怒りもせず相対してきたのか・・・」と素朴な正義感で同情し
なお紳士的に対応した安倍前首相に対し「見直した」気分が一気に高まった。
新型コロナ禍対応でも、世界的に高評価の「国民保護」結果事実にも目覚めて
いわば「覚醒」的に政権支持率急回復としか分析できないのではないか。
朝日の世論調査ですら安倍政権を71%が実績評価と朝日にとって無惨な結果。
国民の菅新政権への期待値とは、この安倍政権への評価が強く裏打ちしている。
露呈したのは、レフェリーたるマスコミ自身が反則スレスレを繰り返していた実態。
中立とはとても言えない「レフェリー」に政治の世界で大いに助けられている
野党議員さんたちの残念さ、低レベル化も目を覆うばかりのことが続いている。
ややキレ気味の女性議員の安倍さんの難病への驚くほどの人権無視発言。
もと大阪維新の橋下氏とテレビ番組で同席の立憲議員は
「生い立ちにはその人間のすべてが表れる」と公然と人権冒涜を首相に浴びせ
その「出自」について「国会で質問する」と宣言したという。
1日経過し「言葉遣い」だけは謝罪したけれど、今度は立憲幹事長がそれを擁護。
首相には人権などない、政権攻撃のためには許される、に等しい発言。
そしてきのうは「デジタル化は時代遅れ、自然エネで」(?)と党首発言とか・・・。
意味がわからなかったのでよく記事を読んだが、デジタル化は世界に追いつくだけで
追い越せないから、という趣旨のようだけれど、手段を敵視してどうするのか。
今日の世界で、ホントにデジタル化に反対する気なのだろうか?
どうも政治ではレフェリーの不徳・偏向は、野党の資質を劣化させるのではないか。
健全な批判精神は大いに結構だが手法は理性的論理的であってほしい。
ここまで日本の政治を堕落させていいとは思わない。残念。