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まぁ、のんびりと。

戦国自衛隊1549 観てしまった・・・・・

2006年10月23日 | Weblog
昨日、衛星放送で『戦国自衛隊1549』を観た。
地上波ではすでにやったらしいが、わたしは地上波TVはあまり観ないのでスルーしてしまってました。

いやぁ~評判通りの映画でしたなぁ。

評判通りツマラン映画でした。(笑)
駄作といって間違いないでしょう。
映画館でお金を払って観る価値はないですな。
もう出だしのタイムスリップの原因の説明時点でわたしはこの映画に対して敵前逃亡を企てたい気分になりましたわ。(笑)
ストーリーくだらなさ過ぎ。(^^;

いわゆるメディアミックスを使ってヒットさせただけという映画で中身については評価する点はほとんどない映画でしたな。
戦闘シーンは映画のCM部分を見ればそれが全てといっていいでしょう。(笑)
そのCMを観て期待して行った人・・・はい、騙されましたね。(笑)

今回は自衛隊の全面協力というのをPRしていたがこれも期待はずれだったな。
確かに本物の戦車や装甲車は出ていたが「飾ってありました」って感じやな。
戦国自衛隊の醍醐味のひとつは近代兵器vs戦国武士であることは明白である。
戦うことが日常であり、命を張って切り込んでいくことが生きることである武士たちと武器を持ちながら戦うことがない時代で生きている者たちが戦国時代という戦場で対峙するというのはこの「戦国自衛隊」ならではの設定である。
しかし、「戦国自衛隊1549」ではそれがほとんどない。
申し訳程度に戦闘シーンはあるが、ほとんどは「未来が、未来が」とくだらない屁理屈交じりのセリフの交換シーンばかりで気持ちが全くストーリーに入っていけない。

映画公開時に宣伝活動の一環で福井某氏のインタビューを衛星放送で見たが、まぁ福井氏の話を聞いた時点でツマラン映画だろうなとは思っていたがここまでひどいとは想像しませんでしたな。
だってインタビュー見てても屁理屈多いし、なんか独りよがりでアニメ世代のオタクって印象やったからなぁ。
そう思ってたら映画自体もそんな感じやったな。
くだらん屁理屈交じりの長台詞なんて最近のアニメに多いからね。

この映画のセットは黒沢明監督の乱(だったかな?)のセットを手がけた人たちと同じメンバーらしい。
城門のセットは素晴らしいと思ったね。
でも2億円かけたらしいこのセットもこんな映画じゃ台無しですな。

生瀬氏演じる森三佐?が死ぬのが早すぎやって。
しかもあの状況で「行く」必要は全くないし。
ちなみに銃と刀を構えて「陸上自衛隊 森三佐」と名乗るシーンはわたし的にはOK!
もっと彼を見たかった人は多かったんやないかな。

あとは最後にヘリの中で中尾君演じる藤吉郎が敬礼するシーン。
江口君は彼を見つめるだけやもんなぁ。
あそこは少し微笑んで敬礼を返すところやろ。
それに最後に一緒に戦った自衛隊員が敬礼するシーンもなんもせぇへんし。
ここも一瞬戸惑ってから一呼吸置いて姿勢を正して敬礼を返す場面やで。
どうせ福井某氏に言わせたら江口君は除隊した「民間人」やから敬礼はわざとさせへんかったとかいう屁理屈が裏にあるんやろうけどな。
この敬礼があるのとないのとではラストシーンの「気持ちよさ」が全然違うのにな。

まぁ、福井某氏は他の映画でも新鋭としてずいぶん持ち上げられてるけどどれも話題先行で内容はたいしたことないと思うんやけどなぁ。
今回のも「戦国自衛隊」という名称は使わずにOVAでレンタル用のDVDでも作ってアニメででもやっといてくれって感じでしたな。

映画公開後にTVでやった反町くん主演の「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」の方が評価が高かったのは十分うなづけますな。

「戦国自衛隊1549」についてはタイトル通り「ああ、こんなん観てしもうたわ(^^;」という感じですわ。
映画の中で「俺たちは歴史のつじつま合わせをしただけじゃないのか?」といったセリフがあったけど、映画自体がつじつまあわせだけのストーリーじゃなぁ。(^^;



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