本人が一番わかってるはず。（亀田戦について）

さて、先日の亀田戦だが、ちょっとここのところ所用が立て込んでおりビデオを観ると言いながらまだ観ていない。
しかし、ＴＶを観ていて（わたしはあまりＴＶは観ないのだが・・・）ふと気になることがある。

亀田擁護の発言が増えてきたことである。

「判定の結果は選手の知るところではない。よって選手が責められるものではない」という趣旨であろう。

その通りである。

しかし、マスコミがそう発言するのは世界戦直後にバッシングし過ぎたということと亀田くんの商品価値を考えて今後の対策をしたに過ぎないとわたしは思っている。
風向きを見て発言を変える評論家？スポーツジャーナリスト？がいかに多いかということも賢明な方なら今回気がついているだろう。

マスコミとはいい加減なものである。

さて、わたし自身は亀田選手に対し悪い印象は持ってはいなかった。
少々口の利き方がなっていないと大人の見方はするが、目は純朴な青年のものだと思っていた。
自分的には次男坊の方が好きなんだが（笑）

ただ、今回はちょっと気分が重い。

実はわたしも格闘技の経験が少々ある。
はっきりいって判定に泣かされたことも多々ある。
相手もそうだが、やっている当事者が勝敗を一番わかっているのである。
確かに僅差で微妙な場合は当事者同士どっちやどっちやと判定を見つめるということはある。
だが、余程の場合を除いて当人には結果がわかっている。
しかし、判定に泣かされたときはそういう判定をされる試合をした自分が悪いと戒めたものである。（試合直後はかなり頭に来ていたが・・・・）
また、腑に落ちない判定で勝利をものにしないように白黒はっきりさせる試合を心がけていた。
ある意味勝負の美学である。

亀田くんの「ブサイクな試合してすんません」という言葉は正直な気持ちだったのだと思う。

先日ビッグマウスがウリの亀田くんは今後辛いだろうと書いた。
おそらく「ブサイクな試合・・・」といったあと、「お前はチャンピオンや！あんなことは言うな」とでも言われたのかもしれない。

しかし、ここはあえて言って欲しかった。
「ブサイクな試合して判定についてもいろんな意見があるというのはわかってる。でも、次を見て欲しい。次ははっきりさせる」と。

だが、亀田くんは階級を上げることを検討しているらしい。
プライドより疑惑を残したままの３階級制覇という虚像を取るのか注目である。

ただ、アマチュアと違って金がかかってるプロやからなぁ・・・・・。
辛いところではありますな。