大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

アライグマ関係の学術調査を協働で実施中!

2012年10月22日 | 生物多様性
8月より北大の池田教授の研究グループと協働で環境省関連事業のアライグマの在来希少生物に及ぼす影響とその防除法の研究調査を実施していますが、今回は大分市環境対策課の協力で侵入初期におけるアライグマの行動傾向と防除駆除方法の学術調査を自動撮影カメラと捕獲ワナを使用し5日間の予定で大分市東部を中心に実施しました。(捕獲許可-大分県学術研究調査)



学術研究調査の結果、4日間で3頭のアライグマを捕獲、6頭の撮影に成功(重複の可能性有り)


 

ウミガメ産卵地保全事業 第二弾 元猿海岸projectが始動!

2012年10月22日 | 生物多様性
昨年度、海岸再生を開始した間越海岸に続き、今年は元猿海岸再生プロジェクトを開始します。まず海浜植生の保全活動を大分県委託事業を受け実施します。本活動地は今年ウミガメの上陸が3度(産卵1回)あり今後も大分県における有力な産卵地のひとつです。またこの海岸にはグンバイヒルガオが自生し九州の北限自生地となっています。この様な生物多様性の豊かな海岸を保全し次の世代に継承するうえでも重要な活動と言えるでしょう。
【グンバイヒルガオが自生する砂浜】


【大分県を代表する元猿海岸全景】

漁港に住み就いている人慣れしたアオウミガメの調査!

2012年10月12日 | 生物多様性
佐伯市蒲江、元猿漁港に9月頃から住み着いているウミガメがいるという情報を入手、調査に行ってきました。
(情報を入手した動画サイト)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=1JfikLD_Qho

約1時間かけて捕獲に成功しタグを確認。
(黄色Pタグ/右後肢 56027 左後肢 56026)直甲長:420mm



他に前肢にインコネルタグが装着してあり番号を確認。JP72031

日本ウミガメ協議会に再発見の報告後、漁港内に放流しました。とにかくこんなに人慣れしたウミガメは初めてでした。
(このアオウミガメは、小笠原で生まれ複数年飼育され、2009年に放流された個体であることが判明しました。)

佐伯市、米水津湾・間越沖で藻場調査!

2012年10月03日 | 生物多様性
10月3日、去年に引き続き2回目となる米水津湾一帯の藻場調査を実施しました。
まず去年調査した間越海岸沖30m付近の魚礁廻りから調査。


砂地にはまだ小さいソフトコーラルが点在


沖目の岩礁にはマグサの群落とミドリイシが優占したテーブルサンゴ群集




漁港周辺の浅い海域には去年より繁茂したアマモ群集とアマモに産み付けられたアオリイカの卵




この周辺の海域には豊富な藻場と造礁サンゴが広がりウミガメなどの多様な生物が棲息可能な重要な生態系を形成しているようです。