大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

クジラ漂着の続報!

2012年02月23日 | 生物多様性
17日に漂着し放流したコブハクジラが19日に同じ海岸の沖合で死亡している状態で発見されました。今回漂着したコブハクジラは深海性クジラで日本での漂着記録は今回で5例目、成体オスは今回が初めてのようで国立博物館、九州大学、愛媛大学、うみたまごの合同調査が20日にあるという情報が入り見学に行ってきました。



蘇る!間越海岸

2012年02月12日 | 生物多様性
長年の課題であったレキ混じりの砂浜の再生プロジェクトを開始しました。3月下旬までに砂浜の整備を一先ず終え、防砂垣と防風垣を4月中に済まして5月からのウミガメの産卵に備えます。今後は子亀が海に旅立った10月下旬より活動を再開する予定です。

ストランディング!

2012年02月05日 | 生物多様性
2月4日にアカウミガメ漂着の連絡が佐伯市蒲江振興局からあり5日に調査に行ってきました。
漂着海岸は離島の屋形島で渡船を利用して約15分の場所です。
(調査概要)
種:アカウミガメ 直甲長:663mm 直甲幅:535mm 雌雄:♀ 標識なし 
外部知見:外傷、病変なし 死体状況:新鮮(死後5日程度) 処理:回収(病理検査、標本へ)

(追記)大分県では毎年この時期から5月ぐらいにかけてこのサイズのアカウミガメの漂着が多発します。2011年は8頭を数え、なぜこの狭い海域に集中するのか?原因の解明が急務だと考えています。ちなみにこの時期の沿岸表面水温は15~16°Cで推移していることから沿岸近くを回遊することはないと思うのですが。