大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

子ガメの走光性!

2014年09月30日 | 生物多様性
9月28日、国東市武蔵の海水浴場の砂浜近くの側溝の中で26匹の子ガメが見つかった。



普通は孵化した子ガメが産卵巣から脱出し、陸側より明るい海側の方向に向かい海洋に帰って行く。正の走行性)

最近、各地の産卵地のある海岸では孵化した子ガメが道路脇や住宅地近くに迷いこむことが増加している。
産卵砂浜の後背地の住宅の明かりや道路街路灯による光害は、絶滅の危機にあるアカウミガメの産卵だけではなく子ガメの帰海にも重大な悪影響を及ぼしている。



ウミガメ産卵巣の保護活動と同時に、海岸林などによる遮光対策を講じることが求められている。