大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

公共の場としての海岸利用って?

2012年08月01日 | 日記
今年ウミガメの上陸3回、産卵1回のあった佐伯市蒲江の元猿海岸は、日本の砂浜100選にも選ばれた美しい海浜ですが、その利用方法が問題となっています。大分県で唯一の絶滅危惧種「グンバイヒルガオ」が生育する植生の上に無造作に並べられた沢山のボート。これは元猿海岸に隣接する大分県マリーンカルチャーセンターが五月頃より公共の海岸を独占して並べ一般市民の利用を妨げるばかりかこの海岸を利用する動植物に悪影響を及ぼしています。下の写真は夜間に行わてるキャンプファイヤー(焚き火)です。環境保護(生物多様性保全)の必要性が論じられている今日に社会教育を目的に運営されている大分県の施設が実施していることに違和感を感じます。



アオウミガメの放流!

2012年08月01日 | 生物多様性
佐伯市蒲江、元猿海岸から標識を付けたアオウミガメを放流しました。
このアオウミガメは元猿海岸沖の定置網で7月29日に混獲され当日夕方タグ(インコネル右前肢85445、左前肢85446)を装着しました。
尚、大きさは直甲長462mm 直甲幅402mmの未成熟個体で性別は不明です。




今年のウミガメ産卵は絶望的!

2012年08月01日 | 生物多様性
7月の九州北部豪雨災害で河川から流出した大量の流木やゴミが国東半島の海岸に漂着。写真は杵築市奈多海岸(長さ約3Km)で大分県の試算で約2500m3にのぼると言う。この奈多海岸は毎年ウミガメの上陸、産卵が行われているがこの状況では今年の上陸は絶望的です。もし豪雨以前に産卵があれば孵化した子亀は海には辿り着けないでしょう。