１月２５日（水）
前回の黒斑山は去年の３月のはじめ。
陽射しは雪山にも春を感じさせていた。
今回は、冬真っ只中。
寒さが計り知れなくて不安だったけれど、休みのこの日にちょうど今週一番の晴れの予報が出た。
こんなに青空なのに、なんで浅間山の上だけ雲が乗ってるの～？？
佐久平の駅からバスに乗ったのは、それぞれ単独な男性２人と女性１人と私の４人きり。
平日なので誰もいなかったら不安だったけれど、よかった～
・・・と思ったら、男性２人は車坂峠で降りずに終点のアサマ2000に行ってしまった。。。
黒斑山登山口。
車坂峠でバスを降りると、風がっ！強～～～～～い！寒～～～～～い！
ううう、黒斑山までたどり着けるかな。
寒さで行き倒れたら発見してくれる人はいるかな。・・・うんにゃ、いる気が全然しない(*_*;
いろんなことが頭の中をぐるんぐるんしていたけれど、とにかく準備をしながら気持ちを落ち着かせた。
バス停で下りの折り返しのバスを待っていた人が、トレースはしっかりついていることと
風は前日ほど強くないことを教えてくれた。
風の弱い樹林帯の「中コース」を行くのが安全かな、と少し迷ったのだけど
去年歩いた「表コース」を思い起こして、危険な場所はなかった
風も、多少開けているけれど吹きっさらしにはならないはず。
ということで、表コースを行くことに決心。
足元はワカンだよ～
モフモフ、去年より全然雪が多い。
モノトーンの世界。
ふふふ♪ 本日の同行者。バスで一緒だった女の子(*^^*)
登山口で装備をしながら、この寒さと風の中、他の登山者の気配が全く感じられなくて
どちらからともなく、一緒に行きませんかと歩き出したのでした。
彼女も普段一人でだそうで、だからかな、私もいつもとあまり変わらない感じで一緒に歩けて楽しかった♪
トーミの頭と浅間山が見えた！
時々青空が見えるけれど基本厚い雲に覆われていて、浅間山が見れるか厳しい感じだったのだけど
彼女が「どうか晴れますように～！」と、お願いしていました(^^)
槍ヶ鞘では下の方だけど浅間山の姿が。
手前の崖のピークがトーミの頭。
ここから見るといつもすごいなって思う。
そしてトーミの頭に着くと、、、
待っていてくれたかのように空が晴れて、浅間山の姿がドーンっ！
２人で歓声♪(*^^)／＼(^^*)
きっと、さっきのお願いが届いたんだね～！
モフモフになった木と青空。
真っ白いレース編みみたいな枝の、抜けた間から見える青空。
とても喜んでいました(*^^*)
黒斑山山頂！標高2404ｍ。 晴れてよかったよね～！
この時ゴーグルをしているのは写真顔隠し用ｗ
ゴーグルもバラクラバも、風が樹林や山にブロックされて弱まったので途中ではずしたのだけれど
帽子から出ていた髪が白く凍っていて、そんなに寒いんだって改めて気付いてびっくりした。
ボトルの水も凍ってたけれど、それは丹沢山で経験済みだった。
ここから中コースを下る彼女と別れて、蛇骨岳へ。
ありがとう！とても心強かったです(^^)/
黒斑山の山頂から樹林の中に入って下る。
先行者の気配はなかったけれど、トレースはついてる。大丈夫そうだ。
ここからさらに雪の量が増えてモフモフなので、踏み抜き注意なのだ。
雪の中を潜っていくような樹林を抜けると、
うわ～お！
雪の量が去年と全然違う～！
転がり落ちないように慎重に慎重に歩く。
途中で蛇骨岳から戻ってきた２人組に出会って、この先に崖側に間違ったトレースがついているから
そちらではなく樹林帯に入るトレースをたどるようにと声をかけてくれた。
違うトレースがついているらしいことは、たまたまネットの記録で読んでいたけれど
実際に教えてもらって安心感が大きかったし、迷いがなくなってとてもありがたかったです。
その樹林帯を抜けると、、、
蛇骨岳だ！
蛇骨岳浅間山バージョンと、
黒斑山バージョン。
蛇骨岳の先端と浅間山。
先程のお二人はここは歩かなかったのかな。
トレースのない蛇骨岳の先端へ。
蛇骨岳の先端から、仙人岳と浅間山。
先端から振り返って見る。
根子岳、四阿山は雲の下。
離れがたいけれど、そろそろ戻らなきゃ。
来た道だけれど、また違う景色にドキドキする。
浅間山、ズームで撮ってるのではなくて、全部そのまま、この大きさで見えてるんだよ(^^)
小さなモンスターが登ってくるみたいに見える～！
帰り道も慎重に。カメラとかレンズキャップとか自分も。
浅間山を振り返る。どんどん晴れてきたね～！
蛇骨岳、去年より雪が多くて少し怖かったけれど
蛇骨岳への道のりとそこからの景色は、本当に、来てよかったって心から思うんだ。
凍りついたたくさんの塔のよう。
こっちはモフモフ～♪
浅間山と手前にミニ浅間山(≧▽≦) わかるかな？ｗ
ありがとうございました！また来るね～！
八ヶ岳を眺めながらトーミの頭を下る。
下山は樹林帯の中を通る中コース。
風もなくてあったかいな～と思って温度計を見たら、－10℃！
－10℃であったかいって感じるってなんなんだ～(≧▽≦)
時計を見たら、少し急げばじゅうぶん間に合いそう。
雪の樹林帯をザザザーッと下って、登山口の向かいにある高峰高原ホテルのこまくさの湯へ。
大きな窓から雪景色と八ヶ岳が見える温泉で温まった～(*^^*)
一緒に登った彼女も一足先に温泉に入ったそうで、ラウンジで再会。
帰りも同じバスに乗って、佐久平でお別れ。
ありがとう！またどこかの山で会えますように！(^^)/
楽しい山の一日でした♪