メンターから教わった成功哲学

資産2億円以上。手取り18万円の介護職からスタートした私が成功するまでのストーリー。

第6話

2023-09-04 07:00:00 | 日記

「だってNくん軽自動車しか持っていないから、恥ずかしいからお出かけは嫌だな」<o:p></o:p>

 

それまで、私は軽自動車が恥ずかしい事だとは思ってもいかなった。前に付き合っていた彼女と一緒に選んだ軽自動車。納車して一緒にドライブに行った時に、トヨタのランドクルーザーを見た彼女がこう言ったのを思い出した。<o:p></o:p>

 

「いつかあんな車に乗せて欲しいな」<o:p></o:p>

 

その当時は何も感じていなかったが、ふっとその言葉を思い出した。軽自動車の助手席に乗せられる女性の気持ちを考えたことなど一度もなかった。軽自動車が恥ずかしいと直接的に言われたその当時は一瞬、怒りを覚えた。<o:p></o:p>

 

そんな風に言われるならばと、私は次の休みでディーラーへ行き普通乗用車の購入を決めた。トヨタのカローラだった。新車で200万円くらいだったと記憶している。もちろん頭金を出せるだけのお金はなかったので、頭金なしのフルローンで購入した。私の最初の大きな借金だった。<o:p></o:p>

 

新車のカローラが納車された時は嬉しかった。これで恥ずかしい思いはさせないと、彼女を乗せてドライブに何度か出かけた。そこで頭をハンマーで殴られるような経験をする。<o:p></o:p>

すれ違ったトヨタ ランドクルーザープラドの運転席を見て彼女がこういったのだ。<o:p></o:p>

 

「あ、元彼だ。」<o:p></o:p>

 

私はカローラの助手席に彼女を乗せていることが誇らしかった。しかし、その一言だけで全てが崩れ去った。自分が乗っている車よりもランクの高い車の助手席に彼女が乗っていたのだと想像すると、恥ずかしい気持ちやら、情けない気持ちになった。しかし、当時の私にはプラドを買えるだけの資金力はなかった。<o:p></o:p>

 

私は、その経験から他人にどう見られるかを意識しすぎるようになっていったように思う。<o:p></o:p>

彼女とはすぐに別れることになった。理由も聞かされず、連絡が取れなくなったのだ。振られた原因もなんとなく分かっていた。<o:p></o:p>

 

そこから私は一気に転落の人生を歩むことになる。<o:p></o:p>