メンターから教わった成功哲学

資産2億円以上。手取り18万円の介護職からスタートした私が成功するまでのストーリー。

第23話

2023-09-21 07:00:00 | 日記

私は30歳を目前として入学したが、他の学生のほとんどは高校を卒業してきたばかりだったので18歳が多かった。その中でも、私と同じように社会人を経験してから入学してきた学生も数名いた。

18歳の女子学生にとって社会人経験をしている男というのは魅力的に映るのだろう。私と同じように社会人経験をしてきた25歳くらいの男子学生はいろいろなブランド品を持っていた。それが格好良く見えるみたいで、その男子学生は18歳の女子学生からモテていた。

 

最初はそれを冷ややかに見ていた。当時の私が着ている服はスーパーで売っている安いTシャツ、彼が着ている服は1着1万円以上するブランドの服。私はそんな格好をしている中でオメガの時計だけが光っているのが、なんだか気恥ずかしく感じるようになった。そして、私はオメガの時計を着けなくなった。

 

私は強がってはいたが正直、お金を自由に使っている友人が羨ましかった。自分にもブランド服を買えるだけの貯蓄がある。だけど、それを使えない。いつも同じ服ばかり着ていることを馬鹿にされたこともある。そんな時に、1着くらいは良いんじゃないかとか、これだけの蓄えがあるんだから買っても良いんじゃないかと誘惑が襲ってきた。メンターが言っていたことがこんなに早く訪れるとは思ってもみなかった。学生というお金を持っていないはずの集団の中でも、お金を使わないでいるということが難しいと思い知った。

 

一番、私を悩ませたのはスマートフォンだった。当時はまだiPhoneが出たばかりで、ガラケーが一般的だったが、周りのみんながスマートフォンに乗り換えていっているところだった。当時でも4万円〜5万円くらいしたと記憶している。

スマートフォンに乗り換えた人たちはアプリを使ってお互いに連絡を取り合うようになり、ガラケーだった私は周りから取り残されたようになっていった。何度もスマートフォンを買おうと思ったが、メンターの“守りの成功を目指すのであれば、徹底的にやりなさい”と言われたのを思い出して必死に物欲と戦った。



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