現実ブログ 「遺品が語る真実」 遺品整理ブログ
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先日、東京新聞と中日新聞に、私達のサービスが掲載されました。

「遺品整理業者、ひくてあまた」と言うタイトルでした。

この記事を見られてお電話が、30本ほど有りまして私も5本ほどの電話を受けさせていただきました。
お電話の内容は、やはり8割以上が自分の死後の遺品整理についてです。
このようなお電話は比較的長くなります。


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一件のお電話は、75歳のおばあさんでした。

「今まで数年間自分の亡くなった後の片付けについて悩んでいたのですが、御社の記事をみて、これだ!と思いました。長年探し続けていたものが見つかった時の感動と同じものがありましたよ。」

私は、よく冗談で言います。



「有難うございます!しかし、まだ作業をさせて頂いた訳でもないのにそんなに喜ばないで下さい、プレッシャーになるじゃないですか・・!?」


「いや、本当にあなたの会社のようながあったら良いなとは思っていたけれどまさか本当に有ったとは、びっくりですよ!しかし本当に有り難いですよ、一気に気分が軽くなりました。」

「有難うございます、そこまで言って頂けるのであれば、サービスを始めた甲斐があります、これからももっと喜んでいただけるように頑張りますね。」

「そうよ!もっとテレビのコマーシャルを出しなさい。そうしないと皆に分らないじゃないの!」

「・・!ちょっと待ってください、テレビコマーシャルに出すってどれだけお金がかかるか知ってますか?そんな事をしたらコマーシャル代で会社は潰れちゃいますよ!!」

有り難い事をおっしゃって下さっているのですが、まだまだそこまでのお金の余裕はありません、無理です!!!!!!!!


・・・・・・でもおばあさん、頑張りますね。。




まだ誰も亡くなったわけではないので、お話は笑い話を交えながら楽しい雰囲気の中で進んでいきます。

最後におばあさんは、
「もう遺言書は書いているのよ、あした遺品の整理について書き足してくるので頼みますよ。。」

「はい、分りました。。」
「でもまだ当分は元気で居てくださいね、そしてたまにはお電話を下さいませ。」


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このようなお電話を頂くたびに、一日が充実感のある日になります。
全く知らない方ですが、自分のおばあさんと話をしているような気がしてきました。






コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
独協老人を減らしましょう (sora)
2006-06-07 18:13:52
まだ、自宅介護が中心ですが、施設介護が、もっと増えれば良いのに



とにかく待機の期間が多すぎます。



死に場所の選択を間違えたくは無いですね。
 
 
 
微笑ましいですね。 ()
2006-06-07 18:31:17
こうして、自分らしく、自らの意思で死を見つめてその意思表示があると、看取る側も、穏やかに見送れる気がします。

祖母の一周忌があったばかりですが、タバコをくわえ火葬されていった祖母のように、みんな暖かく最後まで見送れる、その事の幸せを、感じますし、祖母も、満足していたと思い、彼女のように生きて逝きたいと、そう思いました。



ご老人に好かれてしまうのか、すぐ話しかけられて仲良くなってしまったりするのですが(苦笑)寂しさが伝わってきて、最期の事を想うと、胸が痛くなります。

ご本人もそれとなくお話されますしね。

こういったサービス、それこそ、CM流すべきかもしれませんよ(笑)
 
 
 
(sora)さま (管理人)
2006-06-07 19:13:53
こんにちは

介護施設がまだ足らないという事をよく聞きます。

今日、ケアマネージャーさんの当社への応募がありました、経営者に対しての考えに憤慨して、転職を考えていたようです。

まだ訪問介護のほうが、良心的な感じを受けてしまいます、現実はどうなんでしょうかね?
 
 
 
(楓)さま (管理人)
2006-06-07 19:15:58
CMですか!

・・・・・・です。

そんな会社になってみたい!



頑張りますので応援してくださいね。。
 
 
 
コメントをありがとうございました (タネ)
2006-06-07 19:49:23
はい、中日新聞に載ったものを「なるほどなあ」と感心してほとんど(転載)みたいなブログを書いてしまいました (-_-;)

TBよろしかったらさせてください
 
 
 
発つ鳥跡を濁さず (てるプー)
2006-06-07 21:08:08
新聞、読ませて頂きました。独居高齢者の方々も できるだけ発つ鳥跡を濁さずと望んでおられるのですね。私も同じ思いです。



今 入所施設が足りないことが問題になっています。確かに施設に入れば 孤独死は確実に予防できます。でも 施設の中では独居と同じ自由はないです。入所者同志の人間関係もいろいろあります。経済的な負担もかなりありますし、全ての人が希望する施設へ入所できるわけでは決してないです。

本当は 誰でもできるだけ住み慣れた場所で最期を迎えたいのが本音ではないかと思います。

たとえ最期まで自宅にいても 急変に誰に早く気づいてもらえるように 日頃から人間関係を築いておくことや準備しておくことが大事だと思います。また、最期は施設でと望むのであれば いろんな入所施設の情報収集やリサーチをしっかりしておくことが大事だと思います。 
 
 
 
(てるプー)さま (管理人)
2006-06-08 14:32:43
高齢者で自分の意思もって、施設に入ろうとする方は少ないですね、不便でも住み慣れた自分の家が良いという方も多いと思います。

いくら環境が整っても、本人んが拒否してしまう場合の対策も必要ですね。

楽しい事を感じてもらうと、人は誰かに聞いてもらいたくなります、それは高齢者でも同じ事です、まずは楽しみを提供し一緒になって話しを聞いてあげることからはじめなければ、周りを固めても解決にはなりません。
 
 
 
出版・・・・とか? (rei)
2006-06-09 00:34:56
久しぶりの気持ちが晴れるような内容ですね。その方のように死に対しても真っ向から立ち向かえるだけの気持ちを養いたいものです。

このブログでは様々な独居老人や孤独死について語られてますが遺族にとって、故人の遺品の整理などはある程度準備されていたほうがココロを落ち着けるためにも必要だと思います。これからはこういったお仕事がもっと日の目をみる時代になってくると思います。CMとかが駄目でも出版とかいいんじゃないですか?

これからもたくさんの故人とご遺族を助けていってくださいね(^-^)応援してます。
 
 
 
(rei)さん (管理人)
2006-06-09 16:18:33
こんにちは!

CMしてあまり多いお問い合わせを頂きましても、サービスの質が落ちてしまう可能性もありますので、あまり焦らず、頑張って行きたいと思っています。

スタッフの教育は、大変難しく時間のかかる仕事です。

日々頭を抱えながら頑張っています、将来的には期待しておいてくださいね。。



※ 実は、出版のお話は有ります・・・

まだどうなるか分らないので、本当に決まったらご報告させていただきますね。。
 
 
 
CMでしたら (うるかみるく)
2006-06-16 17:31:16
今の世の中、15秒程度の奴をフラッシュとか画像ファイルで作れたりします。HPの冒頭にのせたり、他からリンクしてもらったら、それだけで宣伝になると思いますよ。



そうしている会社さんの例をURLでご紹介しておきます。音量にはくれぐれもお気をつけて。

…気分を害されたら、ごめんなさい。m(..)m
 
 
 
(うるかみるく)さま (管理人)
2006-06-17 09:30:00
参考にいたします。

今後とも宜しくお願いします。
 
 
 
コメントありがとうございます。 (だんきち)
2006-06-18 19:11:05
こんばんは。

新聞記事を見てもうだいぶ経ちましたが、

仕事として考えても、とてもおもしろいと思いました。

また、自分が死んでからのことを考えても

あらかじめそこまで頼んでおくっていうのも

いいかもしれませんね。



アメリカでは殺人現場等を掃除する業者がいるっていうのをテレビで見ましたが、日本にももちろんあるんでしょうね。



いろいろと考え深いブログですね。

また遊びにきます。
 
 
 
(だんきち)さま (管理人)
2006-06-19 13:54:02
コメント有難うございます。

新聞ご覧になってくださったのですね。

私の会社というよりも、このサービスが社会的に意味有るものとして定着する事により、少しでも多くの方に精神的なゆとりが提供されればと思います。

私たちは、ご遺体ではなく故人の遺された遺品のお片づけのさーびすですので、ご遺体とはほとんどご対面する事はありませんが、殺人現場に出向く事は頻繁にありますよ。

 
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