かくのぼたん

北の将軍様、元日の演説で「核のボタンが私の机の上にある」と威勢のいいことをおっしゃったようだ。ま、北朝鮮では違うと思うけど、わが国では言論の自由は憲法で保障されているので、ど〜ぞご自由にって感じだけどさ。

この黒電話頭の将軍様に対する日本の対応って、圧力一辺倒でいいのだろうか？核のボタンがあっても押させなきゃいいわけでしょ？中国の軍事力が脅威だとか、北朝鮮の核が脅威だっていって、アメリカから高い兵器を買わされてる日本ってど〜なの？欲しいものを買うときのこじつけ言い訳は、泉のごとく湧き出すkebaも、さすがにその言い訳はナシですわ。

本当に国民を守るつもりなら、ひとまず相手に日本を攻撃対象とさせない、核のボタンを押させないことが先決でしょ？しかもその超お高い兵器、完成・配備まで数年かかんでしょ？その間は丸腰でい～んすか？みたいな。

それに高い兵器買って挑発して打ち込まれたら、それこそ被害甚大。北朝鮮が本土を攻撃する能力をつける前に叩いておきたいアメリカとは、利害は一致してまへん！一緒になって威勢のいいこと言って、日本はアメリカの盾にされちゃうだけじゃん。思いやりは予算だけで十二分に払っておるのに、この期に及んで自らかもネギになるって、脳みそが梅干しになっとんのか、って感じ。

６カ国合意を破ったからもう経済制裁と軍事力による威嚇しかない、ってマジ？一度信じて裏切られたら経済制裁、そしてその次は軍事オプションしかないから、っていうアプローチで日本が冒すリスクと、ひとまず騙されてもいいから核のボタンを押させないような非軍事オプションを駆使してみたとして、それが失敗した時に被るデメリットと、一体どっちが日本にとってお得なんだろう？と改めて考えさせられた。

ちなみに、世界で北朝鮮と国交がない国の数はわずか15パーセント。日本のニュースばかり見てると、北朝鮮は国際的に孤立しているかのような印象だけど、ヨーロッパではほとんどの国が国交関係を持つ。一方で東アジアでは日本・韓国・台湾と、アメリカの同盟国が国交を持っていない、ってなんか示唆的じゃないか。まずは外交的にアメリカから独立しようよ、憲法が押し付けられたっていうなら、さ。

特に、北の将軍様が韓国に秋波を送り、アメリカとの対話を望む状況で、気付いたら日本だけが拳を振り上げて軍拡してました、ってことになるリスクはとっても高い気がするんだけどな。

ま、ひとまず、あたしの机の上には、角のボタンじゃなくて、ハートのボタンがありまするぅ〜