さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

外出

2019-04-29 07:16:36 | 障がい者、介護

昨日、久しぶりにやぎのチコちゃんが前の田んぼに来てました。
息子の姿を見て尻尾フリフリ。
相変わらず私の事は、無視です。

この連休中の不安と西宮の引っ越し準備もあり、
母には申し訳なかったけれど緩和ケア病棟に入院する事になりました。
ここは、時間が穏やかに流れています。
優しい看護師さん達の丹波言葉が心地好いです。
前の病院で母は、「今日は、日曜日で人がいないからね。」とか言われたり
忙しくされているスタッフを見て看護師さんには、遠慮しなければいけないと思い込んでいたようです。

緩和ケア病棟は、面会時間以外のお見舞いも出来て家族が泊まれたり
病室以外の部屋で寝られる部屋もありました。
お風呂も家族と入る事も可能です。

外出や外泊も可能で緊急時の対応しても教えて頂きました。
さっそく、退屈している母を藤の花で有名なお寺に。
そのあと朝来市までドライブし病院に戻りました。
藤の花は、まだ満開にはほど遠く残念でしたが、4時間だけの外出を楽しんでいました。


目まぐるしい1週間

2019-04-27 13:14:16 | 障がい者、介護

母が退院して1週間、今週は、本当に目まぐるしい1週間でした。
篠山での生活初日は、とても天気が良く、母は、車いすで家の前にある紫陽花の手入れをしてくれました。
花の名前をよく知っていて教えてくれました。
アマガエルが母の手のひらで糞をして大笑い。
翌日、退院後の受診で西宮に。
福祉サービスが他市に移ると使えないとの事で市役所で転出届の手続きもしました。
その足で利用させて頂いたデイサービス2ヶ所にご挨拶をしました。
母は、デイサービスがとても楽しみだったので名残惜しそうでした。
そのまま篠山に戻り、翌日に丹波市の病院で受診の手続きもあり、
健康保険証がいるので市役所で転入手続きをしたのですが、
住所の番地がパソコンのシステムエラーで入力出来ず1時間以上待たされ
市役所を出たのは、もう6時半過ぎていました。
後期高齢者の保険証もすぐに貰えないそうで、郵便で届くそうです。
病院への移動、母の世話と夜間の呼吸の確認とトイレに疲れきってしまい、夜中の排泄で起きれない時も。
そんな時に限って排泄失敗でどえりゃあい(名古屋弁)事に。
母は、気を遣い後始末しようとしたようで、それが余計にどえりゃあい事に。
あかん!とわかっていても母を怒ってしまい可哀想な事をしてしまいました。
薄情な娘です、これって完全虐待もんです。おかあさん本当にごめんなさい。
24時間ご自宅で介護をされている方々の愛情の深さがわかったような気がします。
福祉サービスがすぐに使えないので、サービスの有り難さも実感しました。
翌日、紹介状を持って丹波市の病院に行き、緩和ケアの病棟の見学と入院の予約を取りました。
母と入浴し、前日怒ってしまった事をもう一度謝りました。
母もごめんねと言ってました。


家族旅行

2019-04-23 08:40:13 | 障がい者、介護
母が退院したその日、父の葬儀以来久しぶりに家族みんなで揃い会議をする事にしました。
母のこれから過ごし方、そして延命について。

旅行好きな母のために、せっかくだからサプライズを用意しようと
孫の迎えと近場の旅館を当日取れたらそこで家族みんなで泊まる計画を母には内緒で立てました。
家族全員5人で旅行するのは、初めてです。
退院当日まで母の体調や体力的な事もあり実現するか不安でした。
運良く旅館もひと部屋空いていて、母の嘔吐も治まっていたので実現出来ました。
弟との旅行は、私達が小学生の頃以来で、弟は、小さな子どものように大喜びでテンション上がりぱなしでした。
ボーリングあるよー、夜中に天空露天風呂に入るとか、マイペースな弟です。
弟の無邪気さで笑いが絶えずでした。



箕面の滝へ車いすで散策しに行くと、笹川良一さんの銅像が目に止まりました。
今の自分達と重なるところがあり文章を読み心に響きました。
滝まで往復80分と地図にあり、片道3キロくらいありそうでした。
弟は、とにかくマイペースなので、単独行動で先に行ってしまう始末。
いくつもの登坂をひーひー言いながら私、店主、息子で交代しながら滝を目指しました。
車いすでひーひーなのに、
笹川良一さんは、おかあさんをおんぶして凄い数の階段を登ったとあるので尊敬です。
あまりにしんどいので引き換えそうと言いましたが、
男性二人は、ここまできたし頑張ろうと母に滝を見せてくれました。
母はとても喜んでいました。
パワースポットのご利益を期待したいです。

夜は、弟と母のトイレで私達は、ほとんど眠れず、二人とも4時前から起きてごそごそ。
5時前には、弟が部屋のカーテン全開にして「今から風呂に行ってくるわ!」と
怒るパワーもなく、母も無事に何事もなく朝を迎えました。

母は、篠山に行きたいと望み篠山に行って最悪病院での生活を選びました。
これまでと違う母の症状に24時間注意が必要となると思い、弟では対応が難しい事もあり
元気があるうちにと昨日母を篠山に連れて来ました。

緊急時の受け入れ先が決まっていない為、正直不安で怖いです。
ちゃんと呼吸しているか、夜中何度も確認しました。
ケアマネさんや病院の相談室の看護師さんのおかげでと
丹波市の病院のスタッフのお気遣いで面談して頂けるそうです。
本当に心から感謝です。母は、本当に周りの人達に恵まれています。
母と篠山で暮らす日々が始まりました。

また一歩

2019-04-20 13:06:52 | 障がい者、介護

今朝も雲ひとつない青空です。
山田から見る青空は、本当に綺麗で私の好きなスカイブルーの色です。
飛行機が通る度に白色雲が青い空に描かれてとても綺麗でした。
山の頂上に満開の桜が見えました。


今日は、山田の営農組合さんのお手伝いに参加しました。
ちょうど息子が今している育苗のお仕事と同じでした。
機械を設置したりビニールハウスの環境を整えたり水の準備等々。
苗箱にするまで沢山の準備が必要なのだと初めて知りました。
営農組合は、地域の農家さん達がお互いに協力して助け合いをされています。
素晴らしい取り組みだと思います。
都会暮らしで大の虫嫌いで、田植えは、小学生の時に授業でお米の苗をたった1本植えただけ。
農業経験は、自分ちの野菜と黒豆を少しだけしたくらいです。
私達が当たり前に食べているお米の始まりに関われて有り難みを実感しました。
山田に来てから私達が勝手に師匠と呼んでいる方と奥さんに久しぶりに会い、
お手伝い帰りにおよばれして本当に久しぶりにお話しを沢山しお笑いしました。
いつも有り難いお話しを聞かせて下さるので励みになりました。
ありがとうございます。


今日は、久しぶりにやぎのチコちゃんが前の田んぼに来ています。
持ち主さんのお名前だと失礼なので、
私の好きなNHKの番組の「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんに改名しました。
チコちゃんは、店主には、むちゃくちゃ愛想よくて尻尾をフリフリすぐに寄ってきます。
私が呼んでもほとんど無視です。
目の前でおしっこされ小憎たらしいので「チコちゃん」に変えたったわ。(* ̄ー ̄)

忘れられない一日

2019-04-19 21:13:19 | 障がい者、介護

篠山の桜もほとんど散り始めています。
優しく散り行く桜の花びらに見とれてしまいます。

私達は、新たな山を登り始めています。
1歩進むために、どうしてもお力をお借りしたい方に貴重なお時間をとって頂きました。
尊敬する大きな存在の方なので、
私達のような者にお時間をとって頂いただけでも信じられない位の気持ちでした。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
心優しいお気遣い、お心の広さに感動しました。
私達の無知さ勉強不足で不快思いもされた事も沢山あったと思います。
本当に申し訳ございませんでした。
まだまだ努力が必要ですが、進む道に希望が見えました。頑張って山を登ります。

お会いするまでに、店主とその感動の気持ちの話しをし
「本当なら玄関払いされて当たり前なのに会って下さるだけでも有り難いよね。」
店主「それを言うなら門前払いやからよそで言うなよ」
お馬鹿な私、教養無くてよく自分の言いやすい言葉に摩り替えて恥じかいてます。

これまでほとんど痛みの症状がなかった母が終末期に入ったようです。
嘔吐は、続いています。
退院は、今度の日曜日の予定ですが不安を抱えたままです。
先生から「延命」に関する確認がありました。
まだまだ大丈夫と思い込んでいたので、現実をつきつかれ涙が止まりませんでした。
父親の時、母と弟に延命の判断を委ねられ、今だにあのときの判断の疑問と後悔は続いています。