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防災対策研究室でーす
===大震災発生!
公的支援が来るまでの
200時間を
生き延びる知識と知恵===
山村武彦 著より
======《防災一口メモ》======
ライフラインの復旧は、
長期化を覚悟する
阪神・淡路大震災の時
電気・・・・・・・約8日
水道・・・・・・・約40日
ガス・・・・・・・・約60日
電話・・・・・・・約14日の間止まりまし
た。
兵庫県南部だけが被災地でしたから、人や物資の緊急支援が全国から集中しました。
そのため大災害の割には復旧が早かった。
しかし、ライフラインの復旧を急いだため、問題も発生しました。
地震発生により住民が避難した後の被災地域で、火災が頻発しまし、誰もいないはずなのになぜ火が出るのか不思議でした。
誰もいない家の中の壊れた電気器具に電気が通電され、その結果火災が発生したと云うことが判明しました。
これを「通電火災」と言い、避難時にガスの元栓をひねり、電気のブレーカーも切ることは、大事な事です。
この事から、阪神大震災以後、ライフライン事業者は復旧マニュアルの見直しをしました。
需要者の安全確認を済ませてから復旧させることにしたのです。
ですから、今後、もっと広範囲にわたって被災する大地震が発生したとするなら、ライフラインが短期間に復旧するという保証はありません。
長期間にわたってライフラインが途絶えることを前提とした備蓄が必要になってきます。
スイスでは、非常用品の備蓄は最低2か月分と決められており、その備蓄方法まで、政府が決めてきめ細かな指導を進めているということです。
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