数字を扱うセンスって必要だよね、っていう話です。
会社でマーケティングデータのまとめみたいな文書を見たのですが、もうアタマくらくらです。
タイトルが「△△を使っている人ほど辞める方が少ない」というものでデータとして全体の退会率と、△△を使っている人の退会率を表示して、最後のコメントで「なので△△を積極的に売っていこう」です。
これってなんとなくおかしくないですか?
例えたらコンビニで、1年を通して来店したお客のうちアイスを買った率と、半袖を来ていた人でアイスを買った率を比較して、「半袖の方がアイスを買うことが多いことがわかった、だからアイスを売るためには半袖のお客様を増やそう」と言っているのと、違いありませんか?
例えだと「暑い日だと半袖が多い」「暑い日だとアイスが売れる」という第3の「暑い日」という要素があっての結論ですかね。
だとすると、このデータでは「●●な人は退会しない」「●●な人は△△を使う」という第3の要素があるのでしょう。
この要素は「うちのブランドが好き」とか「販売店のおススメに弱い」とかいろいろと考えられるとは思います。
数字はウソをついていません。でも使う人の解釈が間違っていると間違った結論となってしまう、と言うこと常に肝に銘じる必要ありますね。
…でも自分が過去に作った資料も同じような記述があるので、大声で指摘できないの…。