2008年J2第35節ロアッソ熊本対ベガルタ仙台＠熊本陸決戦雑感

まずは今朝の河北新報の１面に載った「ベガルタ社長辞任へ」の記事について。


思えば現社長である名川さんが社長に就任したのは2003年の降格後。一番つらい時期を任された社長でしたね。


忘れもしない2004年第４クール山形とのダービーマッチ。
試合は快勝だったのに、スタジアム外で配っていた「ヴェルデニック解任」の号外に怒り狂ったときが一番不信感を抱いたときだったかな。
その後も違約金問題やら小○谷との騒動など、いろいろ不満に思うことはあったけど、ここ最近はよく頑張っているな～と思っていたところでした。


とりあえず一言、


「お疲れさまでした」。


で、今日行われた熊本戦について。


スカパー観戦でしたが、前半は福岡戦より前の、悪いベガルタを思わせる内容に見えました。


チャンスは作るもゴールは奪えず、ときおりやられる相手のカウンターには冷や冷やさせられる……そんな展開に不安を感じて終了。


後半には前節と同じぐらいの気迫を見せてくれ～と願っていたら開始早々ナジソンゴール！


相手ＤＦより体を前に入れた素晴らしいヘディングでした。やっとチームになじんできたようでなによりですね。
前半には、半ば強引にフリーキックを蹴ったり、あえてまわりを使わず自分でシュートを打つなど、エゴイストな一面も見えたりして、これまでのベガルタにはないピースとしてますます活躍して欲しいです。


２点目３点目は平瀬の久しぶりのゴール。
２点目は平瀬自身が欲しがっていた位置にドンピシャのクロスをあげた関口も素晴らしかったですね。
１点目を奪ってからは熊本に圧され気味だったので、その流れを変える意味でも大きい１発でした。


３点目はナジソンがキーパーとの交錯に負けず上げたクロスに足で合わせたゴール。
ギリギリまで粘り、かつラインを割らないクロスを上げたナジソンはほんと見事でしたし、平瀬もいいところに飛び込んでくれました。


最後のトドメは斉藤さんがドフリーで流し込んだきれいなゴール。
サイドからのクロスに反応したリャンに熊本ＤＦがつられたことで出来たスペースに飛び込んできた完璧な形でした。
喜び方も控えめで斉藤さんの好感度アップです。


正直今日は相手キーパーを始めとする熊本守備陣の出来の悪さも大きかったとは思いますが、それをしっかりものにできたのはチームの成長と言っていいと思います。得失点も大事な要素ですから今日はその意味でもよかったですね。


前節に続き快勝でしたが、負けられない戦いはまだまだ続きます。



気を抜かず、次の岐阜戦も勝利のみです。