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2007年J2第16節仙台対徳島@ユアスタ決戦雑感その2

2007-05-21 23:25:08 | ベガルタ仙台
大荒れの試合から一日経ち、私の気持ちはだいぶ落ち着いてきましたが、さすがに昨日のジャッジについては各方面いろいろな動きや報道が見られました。

◎東北ハンドレット、Jリーグ事務局に意見書提出→河北新報

ぶっちゃけていえば、この意見書を受けたところで昨日の判定が覆えることはないのは分かっています。ただ、審判のレベルUPを計るためにも、おかしいことはおかしいと意見することは必要だと思いますので、この動きを全面的に支持します。

◎視察にきていたモンテディオ樋口監督も「選手がかわいそう」とコメント→スポーツ報知

次々節のダービーのための視察に来たんだと思うんですが、はたしてちゃんとした視察はできたのかどうか……。それにしても敵将から見ても昨日のジャッジは??だったようですね。

そのほか、サンスポ日刊スポーツにも昨日のジャッジについての報道がされています。

悔しい思いはありますが、残念ながらすべて終わってしまったこと。選手たちもきっと切り替えてあさっての鳥栖戦に集中していると思うので、審判問題についてとやかくいうのはここまでにしておきます。

ところで、昨日の試合をジャッジ以外のところで振り返ってみたいと思います。

まず際最初に驚いたのがキャプテンマークをロペスが巻いていたことです。
しばらく試合に出れなかったことや、第1クールの徳島戦の苦い経験などを踏まえて、望月監督が指名したんでしょうが、その粋な計らいに感心しました。
ロペス自身もキャプテンに指名されたことを意気に感じて、頑張ろうと張り切っていたようですが、いかんせん試合勘が鈍っていたのか、足の怪我をまだ意識していたのか、いつものダイナミックなプレーはあまりみられなかったような気がしました。とはいえ、先制点のアシストとなった裕希への縦パスはさすがでしたが。

そしてこの試合一番輝いていたのは、「背番号13」中島裕希。
草津戦のときもキレキレでしたが、万代が退場になって徳島に圧倒的に攻められていたなかの、みごとなカウンターからに1発!きれいにドライブがかった鮮やかなシュートでした。本当に涙が出そうだったよ。
この1発が、仙台というチームを、サポーターを、海底に沈んでいた状態から救い上げてくれたような、そんな気がしました。
後半も惜しいシーンを作り出していたし、1対1でボールを取られる場面もほとんどなかったと思います。いまや立派なエースストライカーでしょう!

ところで相手の徳島ですが、戦前の予想に反して立ち上がりからガンガン前でプレスをかけて攻撃的にきましたね。仙台は完全に面くらった感じで押し込まれるいっぽうでした。なんかこの前の京都戦と同じ展開でしたね。
ただ、前半からあれだけ飛ばせば後半はバテると思ったので、前半耐えて後半勝負と読んでいたのですが、それもこれも11対11であってのこと。そう意味でもちょっと残念でした。

最後に望月監督のコメントを紹介したいと思います→望月監督記者会見

判定について、「自分達にできることは、その判定の中で結果を出すことだと思います」「自分達のサッカーをどんな状況でも、9対11であっても、勝ち点を取っていかないといけない、それを取れるエネルギーを自分達は持たないといけません」などとコメントしています。

とても荒れた負け試合の直後の発言とは思えない、落ち着いた大人のコメントに、読んでいてとても勇気づけらました。この指揮官ならチームは必ずいい方向に持っていってくれるとまた改めて思った次第です。

追伸:万代が退場になりピッチを去る際、わざわざ万代に声をかけにきた田ノ上。その姿を見たとき、今年のベガルタはチーム全員で戦っているんだなあと、とてもうれしくなったよ。あと味はかなり悪いものでしたが、そんな中にもほんのり甘い味もちりばめられていた……そんな感じでしょうか。