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アスロックランチャー 箱型の対潜ミサイル発射装置

2020年07月16日 20時46分27秒 | 海上自衛隊
ロケットを装着して射程を延ばした魚雷を、箱型のランチャーから発射する対潜兵器
アスロックランチャー
●諸 元
 発射機
  ・重  量 約23t
  ・全  長 約5m
  ・高  さ 約3.6m
  ・全  幅 4m
 弾 体
  ・使用魚雷 Mk−44、73式、Mk−46魚雷
  ・重  量 約450kg
  ・全  長 約5.2m
  ・直  径 約30cm
  ・最大射程 約5nm
  ・速  度 マッハ1以上
  ・推進薬 固体
●製 作 三菱重工業
ロケットの先端に潜水艦を攻撃するためのホーミング魚雷をつけたもので、アスロックは発射されたのち、目標上空まで達したら魚雷を切り離し、魚雷はパラシュートによって海面にまで達し、そこからは自動で目標を探知して攻撃

現在の護衛艦に装備されるのは少なく VLAをVLS(垂直発射装置)から発射するようになり今後は衰退していくシステムでしょう

はつゆき型護衛艦・あさぎり型護衛艦に装備され あぶくま型護衛艦にも装備されています。


艦橋構造物直前にアスロック対潜ミサイルの8連装発射機(74式アスロックランチャー)を装備するのが定番でした
(あぶくま型護衛艦では艦橋後の煙突の後方に装備して アスロックの予備弾はなし)


今後はこの兵装は新型護衛艦には配備されることはないでしょう。

30FFM(DDX)にはVLSでしょう・・今後建造される予定の海上自衛隊の哨戒艦は海上保安庁の巡視船をも参考にするとの報道もあり はてるま型巡視船 や くにがみ型巡視船をタイシップ艦として建造される可能性もあります

「くにさき型巡視船」は、全長96m、全幅11.5m、ディーゼルエンジンを搭載して最大25ノット以上の速度を出すことができ、ヘリコプターの発着艦が出来る甲板を有し建造当初は調達価格の高騰により調達数を見送り 廉価な(と言っても高額ですが)いわみ型巡視船を建造しました。(実は1000トン型巡視船で最新鋭はいわみ型巡視船)

くにがみ型巡視船の兵装は建造が進むにつれて主砲も20ミリバルカン砲から射撃管制機能(FCS)を備えたブッシュマスターII 30mm単装機銃へ換装され性能向上がはかれています(はてるま型巡視船は当初から搭載)


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