今も昔も廃人?
旧司法試験受験生だった。
元NPO非常勤職員。
かずさのすけのブログ



あるblogに、講師が暗記方法を教えるべきかという話題があった。

結論から言えば、大学受験予備校レベルまでは、講師なりの暗記方法を提示した方がいいと思う。

私は大学受験時代、代ゼミ代々木校で中里先生に古文を教わった。
実は東大理系クラスの授業にモグってたんですけどw

その第1回目の授業で、「少し大きめの単語カードに古文単語等を書き、
裏面にその意味等の解説を書き、見返すように」と指示を受けた。
ある程度古文の知識には自信があったが、穴を埋め知識を確実にするため、
指示に従ったところ、確かに実力が伸び、模試でも結果が出た。

また、英語は佐々木和彦先生の授業ばかりを週5回受けていた。
caseの意味6つ、接続詞asの意味7つ、などと、口頭で反復演習し、
先生が板書するたびにノートに手書きした。
# 他の講師を受けていた人には呪文に聞こえたらしいw

この方法は、口・耳・手・目と、多くの器官を動員するので、
記憶に残りやすかった。また最前列に座っていて、毎回授業で指されていたので、
1度説明されたことを忘れると怒られるというプレッシャーつき。
こっちは、重要事項は反復され、質問される、アウトプット可能なレベルに
知識を定着せざるを得ない環境になったので、定着率は高かった。
# でも大学の寮に入ってる間に、親にノート全部捨てられちゃったんだよなorz

- o -

その後大学に進学し、ご多分に漏れず気に入ったもの以外授業には殆ど出ず
出回ったプリントに頼った試験対策を行うこととなった。

貰った段階で一回通読し、重要そうな所にマーカーをひき、
試験当日は、マーカーを引いた所だけをざっと読み返して記憶を喚起した。
まぁこれは自分で考えた記憶法だが、多分似たことを書いている人もいるはず。

そして、司法試験レベルでの記憶法では、有名な論点ブロックカードの作成がある。
まぁ、最近は作っている人は少数派かも知れないけど。
ただ、最終合格者は大抵定義カードを作っているという話もある。

まぁ、記憶のための方法は様々だし、大学生レベルになれば、自分で考案したり
自分で方法論を調べたりできるかもしれない。しかし、高校生レベルまでは、
そこまでの自発性が期待しにくいのではないか。とすれば、講師なりの方法論を
伝授して、指示に従わせるのが重要ではないか。
# 浪人した当時の私がアフォなのかも知れないが

以下余談。

中里先生で検索していたら、「土屋先生は東大コースのレベルでは苦しい」という評が
いくつも載っていた…。私にはぜんぜんそう思えなかったんですけど。
ただ、実際に年度途中に学生の要望で降板したことがあるらしいので、
東大レベルを目指す生徒のある程度の方々には不満が出るということなのかも。
中里先生と比べて、とくに見劣りした印象は無かったんだけどなぁ。

まぁ、「最後のバロメーター軍団」の「ヴェテ」だったので、信者の偏見かも知れませんが…。
バロメーター軍団というのは、最前列中央部に並んだ生徒のことで
授業中に指されて発言を求められる。

ちまたではソクラテスメソッドが話題になってますが、
実際にそれを使った授業を2年受けてきた私にやらせてくれーという思いはある。
いつかどこかのロースクールで教鞭を取りたいと思っている。
お呼びがかかれば司法研修所教官も喜んでやりたい。


新装開店。
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先日創業した家庭教師センターです。
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