ゴールデンウイークが過ぎた後の入鹿池。
ひとけもほとんどなく静かな落ち着いた雰囲気です。池の前には3,4件の茶店がありますが、どこも閑散としています。この池の隣には明治村があります。
明治村は、このゴールデンウイークで賑わったようですが、この入鹿池は明治村とは違い、さほどでは無かったようです。
入鹿池は、まだ明治村が出来る前、私が子供の頃、父が時々遊びに連れて来てくれたところです。
最初は父がボートを漕ぎ、途中、船の上で私と交代し漕ぎ方を教えてくれました。
交代するときのゆらゆら揺れる緊迫感を今でも憶えています。
茶店の際に、アカシアの大きな大木があります。幹の太さから当時からここにあったと思われます。
このアカシアは、当時の私と父を憶えているかもしれません。
いろんなことを教えてくれた父も亡くなってもう10年になろうとしていますが、つい昨日のことのようです。
年月の経過は、記憶を忘却させるどころか、ますます鮮明にさせるものだと気が付きました。