今回の旅では、初めて「行き・帰り同じ夜行列車に乗る」という経験をしました。
今までの夜行の旅はいつも、「行きだけ夜行、帰りは飛行機か別のルートで昼間
電車で戻る」というパターンだったので。
帰りも同じ電車ということで、行きのうちに下見?を済ませておいて
帰りは別の楽しみかたをするという技を身につけました(笑)
1枚目の写真は、ストックホルム中央駅(Stockholms centralstation)の駅舎。
赤レンガ造りのブレーメン中央駅の駅舎に慣れているせいか、シンプルすぎて
物足りない気が、少々しました・・・ でも中に入ると、
構内はこのシンプルさがとても過ごしやすく感じます。
毎日約17万人の乗客が利用するというこの中央駅、人でごみごみしているという
雰囲気はそれほどなく、夜行列車の時間まで快適に過ごせました。
構内の中央には、IKEAのショウスペースが!
ここでのんびり、電車や待ち合わせの時間まで過ごすこともできます。
ストックホルムから北極圏へは、ノルウェーのNarvik(ナルヴィーク)行きの夜行列車で
向かいます。
私達の乗り込む車両!
(うっかりしていて、行きも帰りも電車の「顔」を撮り忘れました。。)
この夜行列車には座席・6人部屋のクシェット・3人部屋の普通寝台があります。
6人部屋は、基本的に男女ごちゃ混ぜ。
3人部屋は、相部屋の場合は男性のみか女性のみで割り振られ、もしくは1部屋を貸切で
予約することもできます。
私達は、去年の夏休みドイツの「個室寝台」に初めて乗ったのに味をしめて、今回も
3人部屋を貸切にしました。
北極圏目前のBoden ボーデンという町で切り離しが行われて一部の車両はLuleå ルレオへ
向かうので、ドアにはそれぞれ行き先が表示されています。
私達が乗るのは、ナルヴィーク行き車両! 間違えないようにね^^
寝台車を表すベッドマーク、そしてシャワー?!
こちら、3人部屋の個室寝台。
今のところ一番下のベッドはソファ仕様に、真ん中のベッドは折りたたまれています。
洗面台付き!
ハンガーにもスウェーデン鉄道「SJ」のマークが付いていて、マニアにはたまらん(笑)
そしてカード型の、お部屋の鍵。(同じくSJマーク入り)
お部屋の鍵のとなりには・・・シャワールームの鍵!!
個室寝台には、1車両に1つ、シャワールームがついているようです。
さっそく探検!
タオルもたくさん用意されていて、脱衣所もドライヤーも完備!こりゃ豪華☆
中のシャワーも覗いてみると、けっこうきちんとしたものです。
行きは下見に留めておいて、帰りに満を持してウサギはシャワールームを使いました☆
ストックホルムからキールナまでは、約18時間。
食料はタップリ持ち込んだので、旅の楽しみ・食堂車は帰りに利用することにして、
こちらも行きでは下見だけ済ませておきました。帰りが待ち遠しいな♪
ということで、日が変わって朝9時まえだったかな?コーヒーだけ買いに行こうと
食堂車へ向かうと、ちょうど食堂車の1両手前で乗客のお兄さんに止められました。
「もしかしてコーヒー買いに行くの?
もうすぐボーデンという町に着くと切り離しがあるから、その準備で今はもう
食堂車へは渡れないよ!」
え~!!
チラッと連結部分を覗くと、たしかに、渡り廊下?が取り払われていて、眼下にはもう
線路が見えているよ・・・!
お兄さんいわく、ボーデンからまた別の食堂車がくっつくから15分くらいしたら
戻ってきたらいいよ、ということでいったんお部屋に戻りました。
ボーデン⇔ナルヴィーク間の食堂車は、食堂車というより、「車内販売」の移動しない版
みたいな?こぢんまりとした売り場が普通の座席車両の一角に設けられている感じで、
うさこちゃんはガッカリ(笑)
ボーデンも過ぎると、「北極圏へようこそ!」との車内アナウンスや、
「今走っているのが、この線路の標高最高地点です」との説明があり、いよいよです!
キールナ駅に到着!!!
かわいらしい駅舎。私好みの、赤レンガ^^
トイレと券売機と電光掲示板がすべての、無人駅です(笑)
利用客はけっこう多いのに、意外!
私達の乗った夜行列車は冬季、気温が低すぎると何時間も遅れることが多い、との経験談を
たくさん読んでいたので、もし遅れて到着して無人駅だと、今後の旅程変更など必要なときは
つらいだろうなあ。
ちなみに私達の乗った列車は、時刻どおりに着いてくれました☆
復路につづきます!
私、今日初めてIKEA行ってきたよ♪ちょっぴりスウェーデンを味わいました(笑)
だいぶ前やけど、「日本の家屋は小さいから、ヨーロッパ仕様の大きな家具が売れなくてIKEAも大苦戦」という番組を見て、けっこう面白かったよ。