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おしりかじり虫 - Wikipedia
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おしりかじり虫
みんなのうた
おしりかじり虫
歌手 おしりかじり虫
作詞者 うるまでるび
作曲者 うるまでるび
松前公高
編曲者 松前公高
映像 アニメーション
映像制作者 うるまでるび
やましたまよ
武部星潮
初放送月 2007年6月
再放送月 2007年8月
2007年10月
2007年12月
2008年2月
2008年4月
その他 同年7月27日にCDをリリース。
10月1日付オリコンシングルチャート6位。
9月30日付COUNT DOWN TV7位。
9月14日付ミュージックステーションシングルランキング6位
2007年度年間順位43位(オリコン)。同年インディーズシングル年間順位1位
2008年度年間順位166位(オリコン)。同年インディーズシングル年間順位2位
登場回数39回(オリコン)
「おしりかじり虫」(おしりかじりむし)はNHKの歌番組『みんなのうた』で2007年から放送されている楽曲、およびその楽曲の歌手名義、曲中に登場するキャラクターの名称である。
概要
『ウゴウゴルーガ』(フジテレビ系)の「しかと」、『えいごリアン』(NHK)の「カプセル侍」、『びっくりマウス』(SCE)などを制作し、経済産業省認定「スーパークリエータ」の称号を持つうるまでるびが原案・監督・作詞・作曲・アニメーションを担当して制作されたオリジナル楽曲である。
共同作曲・編曲はシンセサイザー奏者である松前公高。唄はボイスチェンジャーが使用されているが、実際はうるまでるび、松前公高と他の計5名で担当している。キャラクターの振付は南流石。
放送が開始されると幼稚園児や小学校低学年の子供達を中心に話題を集め、その後、子供達の母親や若い女性などにも注目されるようになり、『みんなのうた』携帯電話着メロダウンロード配信件数は1万1000件を超え、宇多田ヒカルの『ぼくはくま』の記録を更新し同サービス最多の人気となった[1]。
CDの発売・販売元はアミューズソフトエンタテインメントで、2007年7月27日に特典DVD付きのスペシャルCDとシングルCDが同時発売された。キャッチコピーは"「おしりとおしりでおしり合い」日本を元気にする脳天気ヒップポップソング!"(ヒップホップの駄洒落)。また、絵本も発売された。
『みんなのうた』では通常同じ曲を2か月程度で放送終了するが、好評を受けて、NHKは『おしりかじり虫』の放送期間を延長することを発表している。
余談だが、評論家の宮崎哲弥はおしりかじり虫をヒットする以前から注目していたらしい。(たかじんのそこまで言って委員会)
2007年9月時点で『おしりかじり虫』のCD出荷枚数は22万枚、着うたダウンロード件数は40万件[2]。
人気はあるものの、2007年9月時点では『だんご3兄弟』など過去のキッズソングほどの盛り上がりはない。
2007年9月28日から、タイトーのクレーンゲームの景品として『おしりかじり虫』が登場した[3]。
2007年10月12日深夜放送の『MUSIC JAPAN』で『おしりかじり虫』が『みんなのうた』以外の歌番組としては初めて披露された[4]。
2007年11月1日の『うたばん』(TBS系列)で民放初出演を果たす。『1億3000万人が選ぶ!ベストアーティスト』(NTV系列)でも披露された。
週刊現代が2007年12月15日号でおしりかじり虫のパクリ疑惑を報じたが、当事者間はもちろん、市井においても特段問題とされなかった[5]。
2007年11月12日からはNHK総合テレビまたは教育テレビで、全国の幼稚園や保育所で子供たちと一緒に踊る模様を放送する1分から2分のミニ番組『おしりかじり虫と踊ろう!』が放送されている。共演は、振付を担当した南流石と、“旅の友だち”の「モロちゃん」(茂呂真紀子)。
2007年11月20日に大阪フェスティバルホールで行われたベストヒット歌謡祭(読売テレビ)新人賞を受賞し、おしりかじり虫の着ぐるみと南流石が出演した(テレビ放送は11月26日)。
2007年12月31日放送の第58回NHK紅白歌合戦への“出場”も期待されていたが、正式な歌手としての出場は果たせなかった。しかし、紅白のコーナー企画で、おしりかじり虫の着ぐるみとタカアンドトシが出演し、子供たちのバックコーラスで「おしりかじり虫」を合唱した。
2008年4月10日に「おしりかじり虫のリズムレッスンDS」と称してニンテンドーDSでゲーム化。DSのタッチスクリーンに表示される楽器を使い、リズムをとりながらタイミングよくタッチすることでゲームを楽しむ。簡単なリズムから、音楽ジャンルに応じた乗りの良いリズムまで細かいレベル分けがあり、ゲームを通じて音楽に必要な感覚を自然と身に付けることができる。プレイ人数は1人。価格は4800円(税込5040円)。
また2012年には、5年ぶりとなるシリーズ第2弾となる「おしりの山はエベレスト」[6]が4月25日に発売されることになった。 「おしりの山はエベレスト」は、4月と5月にみんなのうたで放送された。またこれにともない、『おしりかじり虫』も「みんなのうたお楽しみ枠」内で放送された。
内容
世知辛い現代の日本を「お節介」によって元気にしようと奮闘する妖精・おしりかじり虫が老若男女あらゆる人々のおしりに次々かじりつき、笑顔にしていく様子が描かれる。おしりかじり虫本人は気づいていないが、お尻をかじられた人々はなぜか元気になるという効能がある。都会の人のお尻は性に合わない(味が苦い)らしく、かじった後スクランブル交差点の中央で倒れてしまうが、和室(四畳半もしくは六畳(?)、自室か否かは不明)で布団で寝込んでの治療・療養(脇のちゃぶ台には「人生まるかじり」という座右の銘(?)のような本が置かれている)、滝行、書道による精神的修行などを経て復活する。
タイトルの「おしりかじり虫」をリフレインし、「超いい感じ」などの若者言葉を歌詞の一部に取り入れている。『みんなのうた』で放送されたのは2分20秒のショート・バージョンで、他に3分30秒のディレクターズカット版がある。
キャラクター
『みんなのうた』で、おしりかじり虫として描かれている登場キャラクターは、主人公(おしりかじり虫18世)、かじりGALS(バックダンサー)、主人公のチチ・ハハ(回想)がおり、いずれも2頭身キャラクターである。また、うるまでるび作の6歳のおしりかじり虫18世を描いた絵本(「かじりのがっこう」、「だいすきプリン」)では、おしりかじり虫18世のおじいちゃん、6歳当時通った大阪のおしりかじりがっこうの先生、友人達など、複数のかじり虫のキャラクター(いずれも2頭身キャラクター)の存在が確認できる。おしりかじり虫18世が6歳の時、チチ、ハハは大阪で人々のおしりをかじって元気・幸福にするかじり稼業、「かじりや」を開業している。おしりかじり虫の世界では、8歳になって学校を卒業するまではお尻をかじるのは禁じられている。おしりかじり虫18世が8歳となっているアニメーションの中では、その「かじりや」を18世がはっぴを着て経営、営業もしくは手伝いをしているシーンがある。 以下の設定は主にアミューズソフトエンタテインメント公式サイト[7]
より引用。
おしりかじり虫18世(18代目おしりかじり虫)
古代アッシリア(現在のイラク)を起源とする妖精で、大航海時代に黄金の国・ジパングへ向け出発。17代目のチチ、ハハが日本に辿り着いた。チチ、ハハが大阪にいる時生まれたのが主人公の18代目おしりかじり虫である。4月1日生まれの8歳で、身長25cm。上下2本(計4本)の歯しか生えていないように見えるが、お尻にかじりつく瞬間は歯が増えている。更にフルバージョンアニメーション=ディレクターズカット版にある歯を磨くシーンでは、少なくても8本の通常とは異なるとがっていない歯が確認できる。(この歯磨きのシーンでも)虫歯は命取りになると恐れている。尊敬する人はクインシー・ジョーンズ。
かじりGALS
18代目おしりかじり虫と共に旅するバックダンサーで、静岡出身の両親をもつロサンゼルス生まれの4つ子姉妹。名前はアップル、チェリー、ピーチ、オレンジ。3月3日生まれの8歳で、身長23cm。趣味はコスプレ。尊敬する人はキャンディーズ。
書籍
おしりかじり虫 うたとおどりのほん(主婦と生活社)
2007年8月24日発売。作・絵:うるまでるび。『みんなのうた』の映像を忠実に再現した絵本。ISBN 978-4391134926
おしりかじり虫ものがたり かじりのがっこう(バジリコ出版)
おしりかじり虫ものがたり2 だいすきプリン(バジリコ出版)
カバー
さとうやすまさ(コロムビア版カバー)
ピクルス(日本クラウン版カバー)
スケルトンズ(Bad News (Victor)版カバー。『一緒にうたおう!NHKみんなのうた~大人Ver.~』収録。「かじり虫音頭Ver.」としてカバー)
池田ソラ、池田トーイ、北林はじめ、小林よう、小林元、南雲凛、RIDE(Bad News (Victor)版カバー。『一緒にうたおう!NHKみんなのうた~こどもVer.~』収録)
ウリウレン(キングレコード版カバー)
響まり、藤尾流太、ふじおれん(キングレコード版カバー。「キッズ虫バージョン」としてカバー)
たかはし智秋(三浦あずさ名義)(ラジオ「アイマスレディオ」にてカバー。『THE IDOLM@STER RADIO COLORFUL MEMORIES』収録)
みんなのうた放送について
2007年6月~7月
新曲として、総合テレビ・教育テレビ・BShiビジョン・ラジオ第二放送で放送される。
カップリング楽曲は、アン・サリーの「のびろのびろだいすきな木」。
2007年8月~9月
?枠として、総合テレビで放送される。
カップリング楽曲は、ルー大柴&仁井山の「MOTTAINAI~もったいない~」。
また、通常のみんなのうた放送枠以外では、みんなのうたの広告を兼ねたプレマップ風の番組「おしりかじり虫~かじっちゃおう!みんなのうた~」も放送された。
この番組では、当楽曲の放送や、制作者うるまでるびのインタビューの様子などが放送されている。
ちなみに、この番組は分類上みんなのうたとして扱われている。
2007年10月~11月
先月に引き続き総合テレビの?枠で、同じく「MOTTAINAI~もったいない~」とカップリングして放送。
11月12日以降は、『おしりかじり虫と踊ろう!』と呼ばれる1~2分の番組も放送される。
2007年12月~2008年1月
引き続き総合テレビの?枠で、RYTHEMの「WINNER」とカップリングして放送。
また、当月は、?枠としては例外的に、NHK出版発行のみんなのうたテキストに楽譜及び歌詞が掲載された。
ちなみに、上記テキストの当月号の表紙にはおしりかじり虫のアニメーションが描かれている。
2008年2月~3月
引き続き総合テレビの?枠で、宇多田ヒカルの「ぼくはくま」とカップリングして放送。
2008年4月~5月
ラジオ再放送曲(この放送枠は通常のラジオ再放送曲とは異なり、テキストに楽譜・歌詞が掲載されていないが、枠決め自体はNHKみんなのうた公式ホームページによると、通常のラジオ再放送曲と同じ扱いとなっている)として、ラジオ第二放送で放送。
カップリング楽曲は、2007年12~2008年1月と同じく「WINNER」。
今回の再放送で、「みんなのうた」史上初めて一つの楽曲が1年間ロングラン再放送されたことになる。
テレビアニメ
この節には放送開始前の番組に関する記述があるため、創作物を基にした逐次的な編集をしないようにしてください。このタグは2012年5月に貼り付けられました。
2012年秋より、NHK BSプレミアムにて放送予定。
スタッフ
原案・キャラクターデザイン - うるまでるび
監督 - 小島正幸
シリーズ構成 - ピエール杉浦
アニメーション制作 - キネマシトラス
制作 - NHKエンタープライズ
制作・著作 - NHK
関連項目
SMAP×SMAP - パロディーコント「ツヨシかじり虫」がある。歌っているのはSMAPの草 剛である。
三立製菓 - コラボレーション食品を発売。
脚注
^ Sankei Web - 元気!「おしりかじり虫」 疲れた大人「かじってなんぼの商売だ~」、産経新聞、2007年7月29日。
^ 『日経トレンディ』2007年12月号、80頁。
^ 【AMショー】タイトーブース『悠久の車輪』発表!「おしりかじり虫」も秋から活動?、電撃オンライン、2007年9月13日。
^ 「おしりかじり虫」MJで“紅白演習”、スポーツニッポン、2007年9月22日。
^ 「NHK『みんなのうた』で大ブレイク 『おしりかじり虫』は「あの名作漫画家の盗作」疑惑!」『週刊現代』2007年12月15日号。
^ 第2弾「おしりの山はエベレスト」はおしりかじり虫5周年を記念して作られたと思われる。
^ アミューズソフトエンタテインメント「おしりかじり虫」キャラクタープロフィール
外部リンク
アミューズソフトエンタテインメント『おしりかじり虫』
レッツゴー! うるまでるび
NHKホームページ内『おしりかじり虫』