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インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都  プレイベントが行われました!

2014年02月16日 | 日記



全世界での2014年2月22日(土)インターナショナルオープンデータデイに先駆けて、
2013年2月16日(日)10:00~17:00 京都リサーチパーク 4号館にて、
インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベントが行われました。
https://www.facebook.com/events/1416743565233390/
http://peatix.com/event/28861/


インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベントでは、
歴史的文化的資産あふれる京都の特徴を活かして、
オープンデータをみんなで作るイベント「まち歩きオープンデータソン」
(「wikipediaタウン」+「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」+「オープンデータ古地図ウォーク」)を行いました。

昨今、行政が持つ情報のオープンデータ公開への期待が高まっており、行政にオープンデータ公開を求める動きがみられます。もちろん、私自身も、その方向に今後進んでいくべきであると考えていますが、
「オープンデータって、果たして行政から、もらうものだけなのだろうか?」、
「行政クレクレ論だけじゃなくて、自分たちでも何かできるのでは?」
というのが、今回のイベントを企画する出発点でした。

みんなが見たこともある「wikipedia」もオープンデータの1つですし、「OpenStreetMap(OSM)」もオープンデータの地図です。

横浜では2013年5月に、横浜をWikipediaタウンにする「wikipediaタウン横浜」
http://www.solabo.net/wiki0525/ 
が行われています。
また、東京の二子玉川では、「Wikipediaタウン」と「「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」を組み合わせた「二子玉川をウィキペディア・タウンにしよう!」
http://creative-city.jp/news/2013/0618_093330.html
が行われています。

そこで、今回、京都でも、「オープンデータを行政にばかり期待するのでなく、地域の歴史や文化を学びながら、みんなでオープンデータを作ってみるイベントをやってみよう!」というのが、今回のイベントの趣旨でした。

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インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベント
日時:2014年2月16日(日)10時~18時
場所:京都リサーチパーク 4号館2F ルーム2B
http://www.krp.co.jp/kaigi/map/index.html
住所:京都市下京区中堂寺粟田町90~94
http://www.krp.co.jp/access/index.html
参加者:市民、自治体関係者、企業関係者、大学・教育機関関係者
定員:50名程度 
参加費:無料
主催:京都オープンデータ実践会、GoogleDeveloperGroup京都、NPO法人Linked Open Data Initiative、株式会社ATR Creative
http://linkedopendata.jp/
後援:総務省近畿総合通信局、オープンデータ流通推進コンソーシアム、京都リサーチパーク株式会社
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プログラム
10:00~10:10 オープニング
10:10~10:25 株式会社京都リサーチパークさんより、ご挨拶
10:25~10:45 「Google Maps API」について(GoogleDeveloperGroup京都さんより)
10:45~11:05 「オープンデータ古地図ウォーク」について(株式会社ATR Creativeさんより)
11:05~11:25 「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」の進め方について
11:25~11:45 「wikipedia」の進め方について
11:45~11:55 「wikipediaタウン」の進め方について
11:55~12:15 グループ分け
12:15~13:30 昼休憩
13:30~15:00 チームに分かれて、まちあるき現地調査 対象地:嶋原(しまばら)
15:00~17:00 チームに分かれて、会場にてオープンデータ作成作業
17:00~17:30 各チーム成果発表~
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午前中は各分野の方々から、進め方や気をつけるべき点について、講演いただき、お勉強をしました。


OpenStreetMap(OSM)のマッピングや著作権についての説明


wikipediaについての説明


オープンデータ古地図ウォークで使う予定の京都明細図のデータについての説明がありました。


会場の京都リサーチパーク近くの歴史的文化遺産である花街「嶋原(しまばら)」の説明をした後、


参加者それぞれが、現地調査・オープンデータソン作業を行う4つのグループに分かれました。


午後から、花街「嶋原(しまばら)」の現地調査を行いました。



現地では、地域で活動しておられる「京都観光文化を考える会」の櫻井さんや


「島原ふれあいクラブ」の駒井さんに、嶋原のご説明をしていただきました。
角屋にて


輪違屋にて


大門にて


壬生寺にて


新選組壬生屯所 八木邸にて


新選組壬生屯所 旧前川邸にて




現地調査後、参加いただいたベテランwikipedianの方、ベテランOpenStreetマッパーの方から、直接手取り足取り作業の仕方を教えていただきながら、みんなで「wikipedia」作成作業やOpenStreetMap作成作業を行いました。


ウィキペディア作成・編集のためには、客観的な内容を記述する必要があるため、ご用意した上で、現地調査を踏まえて、記述していく必要があります。今回、京都の図書館、資料館関係の方々にご協力いただいて、事前に嶋原地域や壬生地域に関する文献資料を文献資料をご用意していただきました。それらの資料を読んで理解した上で、丸写しにならないようにデジタル化していく作業を行いました。


2時間程度しかオープンデータ作成作業時間がなく、みんな、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、無情にも終了時間がきてしまいました。



2時間程度の作業時間でしたが、各グループ成果をあげることができました。

各グループ成果
1.角屋グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E5%B1%8B
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%A7%92%E5%B1%8B&action=history


2.輪違屋グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E9%81%95%E5%B1%8B
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%BC%AA%E9%81%95%E5%B1%8B&action=history


3.大門グループの成果
Wiki新規項目作成
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B6%8B%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E9%96%80
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B6%8B%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E9%96%80&action=history


4.壬生グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AC%E7%94%9F_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%A3%AC%E7%94%9F_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)&action=history



作業後の島原周辺のOpenStreetMap

作成・編集されたオープンストリートマップは以下のリンクから見れます。
http://www.openstreetmap.org/#map=18/34.99261/135.74470




最後に、各グループ成果発表を行いました。



みんな、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、終了時間がきたところが、とても残念でした。
午前中に講義を行い、午後から現地調査をして、オープンデータソン作業をするという日程に無理がありました。
2月22日(土)のインターナショナルオープンデータデイ京都に向けて、日程の調整が必要であることを痛感しました。


本腰入れて、一定地域の「wikipedia」作成・編集や「OpenStreetMap」作成・編集作業を完成させるためには、完成できるまで終わらない!まさに「オープンデータ“ソン”」をする必要がありますね。
それこそ、「1週間ほど缶詰めになってオープンデータ作成・編集作業を行う合宿」=「オープンデータソン合宿!」が必要ではないかと思いました。
この話を会場でしたら、うなずいておられる会場の参加者の方も、たくさんおられました??ので、是非!?今後、検討してみたいと思います!?

ただ、短い時間でしたが、オープンデータを作成・編集することが初めての方にとって、「wikipedia」作成・編集や「OpenStreetMap」作成・編集作業を、それぞれのベテランに方に手取り足取り教えてもらえるという、とても貴重な経験をしてもらえたのではないかと思います。
成果発表をしていただいた方のおひとりが、「思ったより簡単だった。また自分で時間のあるときに少しずつやってみたい」とおっしゃっておられたのが印象的でした。
このような機会を増やすことにより、より多くの方々が、これまで連綿と各地域で積み重ねられてきたアナログの地域情報を、少しずつデジタル化してオープンデータとして公開することにより、地域情報の流通・2次利用がなされ、地域の再発見、活性化につなげられる可能性を広げることも、オープンデータのもう1つの意義ではないのかと感じた1日でした。

最後になりますが、
「wikipedia」作成・編集作業をみなさんに教えていただいたベテラン ウィキペディアンのみなさん。
「OpenStreetMap」作成・編集作業を教えていただいたベテラン マッパーのみなさん。
ウィキペディア作成・編集のために、文献資料をご用意してくださった京都の図書館、資料館関係者のみなさん。
嶋原のご説明をしていただきました「京都観光文化を考える会」の櫻井さん、「島原ふれあいクラブ」の駒井さん。
ご後援いただきました総務省近畿総合通信局さん、オープンデータ流通推進コンソーシアムさん、京都リサーチパーク株式会社さん。
ありがとうございました。


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