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京都新聞にオープンデータについての社説が載っていたようです。

2014年05月08日 | 日記
京都新聞にオープンデータについての社説が載っていたようです。
2014年05月04日掲載
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20140504_3.html


平成26年3月23日
京都市主催のオープンデータ活用イベント「まちづくりにオープンデータは使えるの?」
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000163119.html
に京都市の論説委員さんが来られていたので、その時の感想を書かれているようです。

個人的には
平成26年2月28日「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都」
http://blog.goo.ne.jp/kazu013057/d/20140225
の時には、
開催案内を新聞社各社さんに報道連絡したんですけど、来てくれたのは日経新聞社さんだけだったので、少し複雑な思いですが。。

社説内容については、ちょっと違うな。という感じですが、
現在の報道機関のオープンデータの理解度を示しているものだと思います。
(新聞の内容って、そんなもの。。)

ただ、オープンデータが、新聞の社説に取り上げられるようになった!
という意義はあるのかもしれません。
深読みすると、3月末にイベントがあったのに、この時期に載ったのは、4月始めくらいに書き溜めといた社説記事を、ゴールデンウィークで論説委員さんが長期で休むときに載せたって感じの穴埋め的社説記事なので、京都新聞の中で、社説記事の位置づけとしては大分低いんでしょうけど。。

京都でオープンデータ活動をしているので、
今後の京都新聞社さんへ期待をしたいところです。

期待を込めて、社説内容を突っ込んでおくと。。

・引用:「行政が持つ公共データを住民が利用しやすい形で公開することを指す。」
→ 行政が公開するものだけがオープンデータではなく、
「データの利用について、自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようなデータ」
(引用:OKFJ:Open Data Handbook:http://opendatahandbook.org/ja/what-is-open-data/index.html
のことがオープンデータだと思いますが、このところは日本におけるオープンデータが「行政に与えてもらうもの」論なので、仕方がないところかもしれません。

ただし、「住民が利用しやすい形で公開する」というのは、誤りです。
仮に行政が「住民が利用しやすい形で公開」していても、

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
More: http://creativecommons.jp/licenses/#ixzz314nfGrET
Under Creative Commons License: Attribution
などで、再利用や再配布を許可していなければ、オープンデータではありません。


・「部課ごとの「縦割り」に加え、国、府県、市町村の「横割り」も情報の壁になる。例えば、自分の暮らす地域でどんな医療・福祉のサービスやNPOがあるのか。オープンデータ化には、縦割り横割りを超えて情報を集約する仕組みが欠かせない。」
→ これもオープンデータとは、行政が庁内、庁外のデータを掻き集めて、オープンデータとして公開するもの
データカタログサイト”試行版”「DATA.GO.JP」
みたいな認識の記述のようです。

本来は縦割り、横割りであっても、それぞれの部署で担当する行政情報をオープンデータとして公開すれば、オープンデータ公開のための余分な仕事や人員を配置しなくても、オープンデータは進むと思うのですが。。

実際、現在の自治体でオープンデータが進んでいるところは、熱意のある担当者さんが、データを掻き集めて集約して、内容に間違いがないか全部チェックして、機械判読可能な高次なデータ形式に変換して、やっとオープンデータ公開!となるような状況なので、こういった記述になっているのかも知れませんね。
でも、そんな熱意のある担当者さんって、そんなにいないので。。。


何れにしても、今後の京都新聞社さんへ期待をしたいところです。


「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都」が行われました!

2014年02月25日 | 日記


全世界で同時開催された「インターナショナルオープンデータデイ」、
京都では、2013年2月22日(土) 10:00~
京都リサーチパーク町家スタジオにて、
「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都」が行われました。
https://www.facebook.com/events/1457413774480215/?context=create&ref_dashboard_filter=upcoming

参加人数は全部で47名でした。
遠く四国などからも、多数の方においでいただきました。
前週の2013年2月16日(日)におこなわれたプレイベントでは36名の参加がありましたので、本イベントの47名の参加と合せて、「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都」での、参加総数は全部で83名でした。



当日、日本経済新聞社さんにインターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都を
ご取材いただき、日本経済新聞社 オープンデータ情報ポータルに載せていただきました。
日本経済新聞社さん、ありがとうございました!
http://htn.to/Avfdks

また、OPEN-STEPS.orgの方に、インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都に、ご参加、ご取材いただき、Webサイトに掲載いただきました! Thank You!
International Open Data Day @ Kyoto, Japan
http://www.open-steps.org/international-open-data-day-kyoto-japan/#



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オープンデータとは
オープンデータとは,政府,自治体,公共機関等が保有する大量の情報を公開し,インターネットを通じて誰もが無料でアクセスしてダウンロードして利用でき,自由に再利用・再配布することができるデータのことです
民間がそれを活用することで地域振興やビジネス創出が期待されています。

総務省|オープンデータ戦略の推進|オープンデータとは:

http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/opendata/opendata01.html


オープンデータとは何か? ?
Open Data Handbook
http://opendatahandbook.org/ja/what-is-open-data/index.html

平成25年6月14日閣議決定された政府の「世界最先端IT国家創造宣言」では、目指すべき社会・姿を実現するための取り組みとして、オープンデータの活用推進が筆頭にあげられています。
世界最先端IT国家創造宣言
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20140614/siryou1.pdf

京都では、これまでオープンデータについての勉強会を開催してきました。
オープンデータ京都勉強会はこちら
https://www.facebook.com/events/168344006654559/
https://www.facebook.com/events/124171601122749/

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会場となった「京都リサーチパーク町家スタジオ」は、古くからある京都の町家を利用した京都の西陣地区にある起業支援と地域交流のための施設です。
https://www.krp.co.jp/machiya/



この京都ならではの町家スタジオで、インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都が行われました。

インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都では、
歴史的・文化的資産あふれる京都の特徴を活かして、
オープンデータをみんなで作るイベント「まち歩きオープンデータソン」
(「wikipediaタウン」+「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」
+「オープンデータ古地図ウォーク」)を行いました。


現在、「行政が持つ情報をオープンデータ公開」することによる「政府・行政の透明性の向上」やオープンデータの2次利用による付加価値をつけたデータコンテンツの流通・利用が、「経済の活性化」を図ることへの期待が高まっています。
そのため、行政に早急な行政情報のオープンデータ公開を求める動きもみられます。もちろん、その意義を否定するものではなく、その方向に徐々に進んでいくべきであると考えていますが、行政とは、本質的に新しいことに取り組み場合は、時間がかかるものです。そこのところで、「行政に早急なオープンデータ公開を求める方々」と「行政」との間に、行き違いがあれば、とても残念なことだなと。。
また、現在の日本で言われているオープンデータとは、主に「位置座標値のついた行政施設情報」のことになっていますが、その座標値は行政の現場の職員さんが付与する作業をしないといけません。
(多分、ほとんどのところは、エクセルとかで管理していて、座標値のあるような地理情報システムでは、管理していないと思われます。)

 そんな、現場の職員さんのご苦労を偲びつつ、日本におけるオープンデータのことを考える時、「オープンデータって、はたして行政から、もらうものだけなのだろうか?」という疑問が、今回のイベントの出発点でした。

 オープンデータについて調べてみると、行政からもらうオープンデータは、1つの側面(オープンガバメントデータ)でしかなくて、
みなさんがインターネット上で見たこともある「wikipedia」もオープンデータの1つですし、オープンデータの地図を作るプロジェクト「OpenStreetMap(OSM)」もあります。

そこで、「オープンデータは、みんなで作ることもできるんですよ!」
「オープンデータを行政にばかり期待するのでなく、地域の歴史や文化を学びながら、みんなでオープンデータを作ってみましょう!」
というのが、今回のイベントの趣旨でした。

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インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都の概要
日時:2014年2月22日(土)10時-18時
場所:京都リサーチパーク町家スタジオ
住所:京都市上京区福大明神町128
   http://www.krp.co.jp/machiya/access.html
京都リサーチパーク町家スタジオ
参加者:市民、自治体関係者、企業関係者、大学・教育機関関係者
定員:50名程度 
参加費:無料
主催:京都オープンデータ実践会、GoogleDeveloperGroup京都、NPO法人Linked Open Data Initiative、株式会社ATR Creative
http://linkedopendata.jp/
後援:総務省近畿総合通信局、オープンデータ流通推進コンソーシアム、京都リサーチパーク株式会社
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【プログラム】
本体イベント
10:00~10:10 「本日の内容とスケジュール説明」(京都オープンデータ実践会 青木)
10:10~10:20 オープニング 「京都オープンデータ実践会とインターナショナルオープンデータデイ」(京都オープンデータ実践会 高橋)
10:20~10:40 「京都の水文化」について(カッパ研究会世話人 鈴木さん)

10:40~13:00 4グループに分かれて、まちあるき現地調査 対象地:堀川
現地調査後、各グループで昼休憩

午後、オープンデータ作成・編集作業
(参加者がwikipediaやOSMの方に教えてもらいながら前で実演し、プロジェクターに投影したものを見ながら、各人が1とおり作業を体験)
13:00~13:15 「OpenStreetMap」の説明とマッピング作業の実演(OSMFJの方より)
13:15~13:30 「Wikipedia Commons」の説明と写真投稿作業の実演(Wikipedianの方より)
13:30~13:45 「ちずぶらり部」の説明と編集作業の実演(ATR Creativeの方より)
13:45~14:00 「Wikipedia」の説明と編集作業の実演(Wikipedianの方より)
14:00~14:15 図書館司書のリファレンス業務の説明と文献調査作業の実演(図書館司書の方より)

15:00~17:00 各グループ編集作業

17:00~17:40 各グループ成果発表~(1グループ10分)
17:40~18:00 大阪、丹波、徳島、岐阜、東京と結んで国内の報告会
18:00~19:00 イギリスと結んでのODI Osaka City Node誕生記念イベント観覧
19:00~??:?? 大懇親会
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参加人数は40名を超え、すし詰め状態となってしまいましたが、京町家の畳敷きの部屋に腰をおろして、意見を交わし、パソコンで作業を進めました。
京町家の一室で、膝を突き合わせて、みんなでパソコン作業という、まさに京都らしい「インターナショナルオープンデータデイ」となりました。

幕末には維新の志士たちが、このような京の町家で熱い議論を交わしていたのでしょうか。
さながら、今日は、現代のオープンデータ維新の志士たちの熱い議論の場となりました。



2月22日(土) 10:00~ 「本日の内容とスケジュール説明」のあと、オープニング 「京都オープンデータ実践会とインターナショナルオープンデータデイ」として、今回のイベントを実施するまでの、京都オープンデータ実践会の活動について、京都オープンデータ実践会の高橋さんより、お話がありました。


インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都の横断幕も登場!


次に京都の歴史を地域で研究しておられるカッパ研究会世話人の鈴木さんより、「京都の水文化」についてのお話をいただき、今回のオープンデータソンの対象地域である「京都堀川」の京都の水文化をキーワードにした歴史について、教えていただきました。


前週の2013年2月16日(日)に行われた「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都  プレイベント」では、オープンデータ作成作業時間が足りなかった反省から、今回は、午前中に現地調査に出発しました。

「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都  プレイベント」については、こちらをご覧ください。
「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都  プレイベントが行われました!」うじじす@オープンデータeventブログ:
http://blog.goo.ne.jp/kazu013057/e/9d9a5d859fb00f736e01f3e7134316d3#


まず、参加者それぞれが、現地調査・オープンデータソン作業を行う4つのグループに分かれました。
グループ1「一条戻り橋」
グループ2「堀川」
グループ3「堀川団地」(これまでwikipediaの項目なし)
グループ4「京都御苑」


現地調査に出発する前に、現地を知るためのパンフレットやオープンストリートマップで建物の名前などを記入していく紙地図などを配布して、現地で行う調査内容の簡単な説明を各グループで行いました。


その後、いよいよ、現地調査に出発!
OPEN-STEPS.orgのお二人やご家族連れの方も!




小雪がちらつく、お天気でしたが、みんなで京都堀川地域の現地調査を行いました。

グループ1「一条戻り橋」、グループ2「堀川」チームは、「カッパ研究会」世話人の鈴木さんに、現地の案内とご説明をしていただきました。鈴木さん、ありがとうございました。


まちあるきでは、今回、デジタル化した京都大正期の古地図である京都明細図を使用しましたので、スマホやタブレットで、大正期の一条戻り橋周辺の地図を見て、当時の地域状況を想像しながら、まちあるきをすることができました。

「一条戻り橋」周辺の京都明細図


あの陰陽師 安倍晴明を祀る「安倍晴明神社」


グループ3は、1950~53年にかけて建設された日本で最初の店舗付併用集合住宅である「堀川団地」を調査しました。


「Wikipedia Commons」に投稿するための現地の写真を撮ります。


「OpenStreetMap」の作成には、GPSロガー、スマホを利用しますが、なければ、用意した紙地図に書き込むことで、後ほどパソコンで入力していくこともできます。
私達はi-OSの「Pushpin」という無料のソフトウェアを使って、直接、地物を入力していきました。
https://itunes.apple.com/jp/app/id565850639




これを使うと、とっても簡単に「OpenStreetMap」を現地ですぐに作っていけます。
「Pushpin」で、お店の名前や業種などの建物の名前や建物階層などを入力していきます。


普段でも、外で建物を見て、思いついた時にすぐに「OpenStreetMap」を作れるところがいいですね。
これからも、思いついた時にちょっとずつ「OpenStreetMap」を作って行こうっと!

堀川団地の1階部分は商店街になっているので、お昼ごはんは、商店街で食べ物を購入して、いただきました。堀川団地商店街の活性化にすこしでも貢献できたかな。。
写真は、お昼にいただいた「角煮まん」。角煮がはみ出してる!


グループ4は、「京都御苑」を調査しました。

幕末の「蛤御門の変」で有名な「蛤御門」

弾痕が今も残っています。

京都御苑の自転車専用道!!




お昼ごはんの後、午後からは、以下の流れで参加者各人に1とおり作業を体験・理解してもらいました。その後のグループごとの作業時間をとるために、ご説明いただく、各分野の方には15分で説明してくださいと無理をお願いしてしまいました。すいませんでした(^_^;)

13:30~13:45 「OpenStreetMap」の説明とマッピング作業の実演(OSMFJの方より)
14:00~14:15 「Wikipedia Commons」の説明と写真投稿作業の実演(Wikipedianの方より)
14:15~14:30 京都明細図などの古地図アプリの説明と編集作業の実演(ATR Creativeの方より)
14:30~14:45 「Wikipedia」の説明と編集作業の実演(Wikipedianの方より)
14:45~15:00 図書館司書のリファレンス業務の説明と文献調査作業の実演(図書館司書の方より)

みんなでつくるオープンデータプラットフォーム


「OpenStreetMap」と「Wikipedia」の連携方法についての説明


「Wikipedia Commons」の説明と写真投稿作業の実演
「Wikipedia Commons」への写真投稿はとっても簡単で、すべての参加者さんに体験してもらえますので、オススメです!
実際の投稿作業をご指導いただきながら、スクリーンに投影して、参加者のみなさんにも、それぞれで撮った写真を投稿してもらいました。


「Wikipedia」編集作業の説明


図書館司書さんより、「リファレンス業務の説明と文献調査作業」について
京都関連レファレンスブック「京都大事典」の紹介をしているところです。
この後、実物の「京都大事典」を見せてもらいました。一同「大きいー!」との声が。(@mani_labさんより)


京都の地名を調べるには、こちら!


15:00~いよいよ、各グループでオープンデータソン作業開始!
ベテランwikipedianの方、ベテランOpenStreetマッパーの方から、直接手取り足取り作業の仕方を教えていただきながら、みんなで「Wikipedia Commons」への写真投稿や「wikipedia」作成作業、「OpenStreetMap」作成作業を行いました。






熱いオープンデータソン作業部屋のすぐ外では、お庭に「つばき」の花がひっそりと咲いていました。
この組み合わせは、「京都まちやスタジオ」ならではですね(^^)。


今回も、2時間程度しかオープンデータ作成作業時間がなく、みんな、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、無情にも終了時間がきてしまいました。
2時間程度の作業時間でしたが、各グループ成果をあげることができました。

17:00~17:40 各グループ成果発表~ 
スクリーンの向こうには、「石灯籠」や「つばき」の花が!









各グループ成果
グループ1「一条戻り橋」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E6%9D%A1%E6%88%BB%E6%A9%8B
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%80%E6%9D%A1%E6%88%BB%E6%A9%8B&action=history


グループ2「堀川」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%B7%9D_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C)
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%A0%80%E5%B7%9D_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C)&action=history


グループ3「堀川団地」
(wiki新規項目を作成)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%B7%9D%E5%9B%A3%E5%9C%B0


変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%A0%80%E5%B7%9D%E5%9B%A3%E5%9C%B0&action=history


グループ4「京都御苑」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BE%A1%E8%8B%91
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BE%A1%E8%8B%91&action=history


作業後の堀川周辺のOpenStreetMap


作られた地図は以下のリンクから見れます。
http://www.openstreetmap.org/#map=16/35.0253/135.7540


今回も、現地調査を午前中に終了するスケジュールとしたものの、「wikipedia」や「OpenStreetMap」の説明などを行うと、2時間しかグループでの編集作業時間が確保できず、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、終了時間となってしまいました。
やはり、数日間、集中して作業する「オープンデータソン合宿」をするしかないか!?

ただ、短い時間でしたが、オープンデータを作成・編集することが初めての方にとって、「wikipedia」作成・編集や「OpenStreetMap」作成・編集作業を、それぞれのベテランに方に手取り足取り教えてもらい、一緒に現地調査をした印象なども意見交換しながらオープンデータを作成するという、「とても楽しい時間」が過ごせたのではないかと思います。

続いて、
17:30~18:00 全国のインターナショナルオープンデータデイ開催中の大阪、丹波、徳島、岐阜、東京とインターネット回線で結んでの国内の報告会

東京会場の武田先生

大阪会場の美女も登場!


18:00~19:00 イギリスと結んでのODI Osaka City Node誕生記念イベント


19:00~**:** 大懇親会!
みなさん!お疲れ様でした!


話は尽きることはありません。


今回、
ベテラン ウィキペディアンさん、ベテラン オープンストリートマッパーさん、図書館、資料館さん、地域で京都の歴史・文化を研究されている地域の方々のご協力をいただき、京都の歴史・文化的資産をほんの少しですが、オープンデータにすることができました。
作成したオープンデータの量的な成果としては、まだまだ大きなものではありませんが、「みんなの力でオープンデータを充実させることができるんだ!」ということを多くの人に知ってもらい、体験していただいたことこそが、なによりの大きな成果ではないかと思っています。
関西的には、「小さいことからコツコツと!」(西川きよし師匠)でしょうか。

このように、これまで連綿と各地域で積み重ねられてきたアナログの地域情報を、一人ひとりの協力で、少しずつデジタル化してオープンデータとして公開することにより、地域情報の流通・2次利用がなされ、「地域の再発見、活性化につなげる可能性を広げること」も、オープンデータのもう1つの意義ではないのかと実感できた「インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都」でした。

最後になりますが、
「wikipedia」作成・編集作業をみなさんに教えていただいたベテラン ウィキペディアンのみなさん。
「OpenStreetMap」作成・編集作業を教えていただいたOSMFJのベテラン オープンストリートマッパーのみなさん。
ウィキペディア作成・編集のために、文献資料をご用意してくださった京都の図書館、資料館関係者のみなさん。
地域の歴史に関するご説明をしていただきましたカッパ研究会の鈴木さん。
ご後援いただきました総務省近畿総合通信局さん、オープンデータ流通推進コンソーシアムさん、京都リサーチパーク株式会社さん。
GoogleDeveloperGroup京都さん、NPO法人Linked Open Data Initiativeさん。
そして、なんと言っても、株式会社ATR Creativeさん!
ありがとうございました。



インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都  プレイベントが行われました!

2014年02月16日 | 日記



全世界での2014年2月22日(土)インターナショナルオープンデータデイに先駆けて、
2013年2月16日(日)10:00~17:00 京都リサーチパーク 4号館にて、
インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベントが行われました。
https://www.facebook.com/events/1416743565233390/
http://peatix.com/event/28861/


インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベントでは、
歴史的文化的資産あふれる京都の特徴を活かして、
オープンデータをみんなで作るイベント「まち歩きオープンデータソン」
(「wikipediaタウン」+「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」+「オープンデータ古地図ウォーク」)を行いました。

昨今、行政が持つ情報のオープンデータ公開への期待が高まっており、行政にオープンデータ公開を求める動きがみられます。もちろん、私自身も、その方向に今後進んでいくべきであると考えていますが、
「オープンデータって、果たして行政から、もらうものだけなのだろうか?」、
「行政クレクレ論だけじゃなくて、自分たちでも何かできるのでは?」
というのが、今回のイベントを企画する出発点でした。

みんなが見たこともある「wikipedia」もオープンデータの1つですし、「OpenStreetMap(OSM)」もオープンデータの地図です。

横浜では2013年5月に、横浜をWikipediaタウンにする「wikipediaタウン横浜」
http://www.solabo.net/wiki0525/ 
が行われています。
また、東京の二子玉川では、「Wikipediaタウン」と「「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」を組み合わせた「二子玉川をウィキペディア・タウンにしよう!」
http://creative-city.jp/news/2013/0618_093330.html
が行われています。

そこで、今回、京都でも、「オープンデータを行政にばかり期待するのでなく、地域の歴史や文化を学びながら、みんなでオープンデータを作ってみるイベントをやってみよう!」というのが、今回のイベントの趣旨でした。

**************************************************
インターナショナルオープンデータデイ 2014 in 京都 プレイベント
日時:2014年2月16日(日)10時~18時
場所:京都リサーチパーク 4号館2F ルーム2B
http://www.krp.co.jp/kaigi/map/index.html
住所:京都市下京区中堂寺粟田町90~94
http://www.krp.co.jp/access/index.html
参加者:市民、自治体関係者、企業関係者、大学・教育機関関係者
定員:50名程度 
参加費:無料
主催:京都オープンデータ実践会、GoogleDeveloperGroup京都、NPO法人Linked Open Data Initiative、株式会社ATR Creative
http://linkedopendata.jp/
後援:総務省近畿総合通信局、オープンデータ流通推進コンソーシアム、京都リサーチパーク株式会社
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プログラム
10:00~10:10 オープニング
10:10~10:25 株式会社京都リサーチパークさんより、ご挨拶
10:25~10:45 「Google Maps API」について(GoogleDeveloperGroup京都さんより)
10:45~11:05 「オープンデータ古地図ウォーク」について(株式会社ATR Creativeさんより)
11:05~11:25 「OpenStreetMap(OSM)マッピングパーティー」の進め方について
11:25~11:45 「wikipedia」の進め方について
11:45~11:55 「wikipediaタウン」の進め方について
11:55~12:15 グループ分け
12:15~13:30 昼休憩
13:30~15:00 チームに分かれて、まちあるき現地調査 対象地:嶋原(しまばら)
15:00~17:00 チームに分かれて、会場にてオープンデータ作成作業
17:00~17:30 各チーム成果発表~
**************************************************

午前中は各分野の方々から、進め方や気をつけるべき点について、講演いただき、お勉強をしました。


OpenStreetMap(OSM)のマッピングや著作権についての説明


wikipediaについての説明


オープンデータ古地図ウォークで使う予定の京都明細図のデータについての説明がありました。


会場の京都リサーチパーク近くの歴史的文化遺産である花街「嶋原(しまばら)」の説明をした後、


参加者それぞれが、現地調査・オープンデータソン作業を行う4つのグループに分かれました。


午後から、花街「嶋原(しまばら)」の現地調査を行いました。



現地では、地域で活動しておられる「京都観光文化を考える会」の櫻井さんや


「島原ふれあいクラブ」の駒井さんに、嶋原のご説明をしていただきました。
角屋にて


輪違屋にて


大門にて


壬生寺にて


新選組壬生屯所 八木邸にて


新選組壬生屯所 旧前川邸にて




現地調査後、参加いただいたベテランwikipedianの方、ベテランOpenStreetマッパーの方から、直接手取り足取り作業の仕方を教えていただきながら、みんなで「wikipedia」作成作業やOpenStreetMap作成作業を行いました。


ウィキペディア作成・編集のためには、客観的な内容を記述する必要があるため、ご用意した上で、現地調査を踏まえて、記述していく必要があります。今回、京都の図書館、資料館関係の方々にご協力いただいて、事前に嶋原地域や壬生地域に関する文献資料を文献資料をご用意していただきました。それらの資料を読んで理解した上で、丸写しにならないようにデジタル化していく作業を行いました。


2時間程度しかオープンデータ作成作業時間がなく、みんな、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、無情にも終了時間がきてしまいました。



2時間程度の作業時間でしたが、各グループ成果をあげることができました。

各グループ成果
1.角屋グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E5%B1%8B
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%A7%92%E5%B1%8B&action=history


2.輪違屋グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E9%81%95%E5%B1%8B
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%BC%AA%E9%81%95%E5%B1%8B&action=history


3.大門グループの成果
Wiki新規項目作成
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B6%8B%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E9%96%80
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B6%8B%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E9%96%80&action=history


4.壬生グループの成果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AC%E7%94%9F_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)
変更履歴
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%A3%AC%E7%94%9F_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)&action=history



作業後の島原周辺のOpenStreetMap

作成・編集されたオープンストリートマップは以下のリンクから見れます。
http://www.openstreetmap.org/#map=18/34.99261/135.74470




最後に、各グループ成果発表を行いました。



みんな、やり方がわかってきて、正にこれから本格作業!というところで、終了時間がきたところが、とても残念でした。
午前中に講義を行い、午後から現地調査をして、オープンデータソン作業をするという日程に無理がありました。
2月22日(土)のインターナショナルオープンデータデイ京都に向けて、日程の調整が必要であることを痛感しました。


本腰入れて、一定地域の「wikipedia」作成・編集や「OpenStreetMap」作成・編集作業を完成させるためには、完成できるまで終わらない!まさに「オープンデータ“ソン”」をする必要がありますね。
それこそ、「1週間ほど缶詰めになってオープンデータ作成・編集作業を行う合宿」=「オープンデータソン合宿!」が必要ではないかと思いました。
この話を会場でしたら、うなずいておられる会場の参加者の方も、たくさんおられました??ので、是非!?今後、検討してみたいと思います!?

ただ、短い時間でしたが、オープンデータを作成・編集することが初めての方にとって、「wikipedia」作成・編集や「OpenStreetMap」作成・編集作業を、それぞれのベテランに方に手取り足取り教えてもらえるという、とても貴重な経験をしてもらえたのではないかと思います。
成果発表をしていただいた方のおひとりが、「思ったより簡単だった。また自分で時間のあるときに少しずつやってみたい」とおっしゃっておられたのが印象的でした。
このような機会を増やすことにより、より多くの方々が、これまで連綿と各地域で積み重ねられてきたアナログの地域情報を、少しずつデジタル化してオープンデータとして公開することにより、地域情報の流通・2次利用がなされ、地域の再発見、活性化につなげられる可能性を広げることも、オープンデータのもう1つの意義ではないのかと感じた1日でした。

最後になりますが、
「wikipedia」作成・編集作業をみなさんに教えていただいたベテラン ウィキペディアンのみなさん。
「OpenStreetMap」作成・編集作業を教えていただいたベテラン マッパーのみなさん。
ウィキペディア作成・編集のために、文献資料をご用意してくださった京都の図書館、資料館関係者のみなさん。
嶋原のご説明をしていただきました「京都観光文化を考える会」の櫻井さん、「島原ふれあいクラブ」の駒井さん。
ご後援いただきました総務省近畿総合通信局さん、オープンデータ流通推進コンソーシアムさん、京都リサーチパーク株式会社さん。
ありがとうございました。


2013/12/20 オープンデータカタログサイト試行版(data.go.jp)ファーストインプレッション

2013年12月20日 | 日記


この記事はオープンデータ Advent Calendar 2013
http://www.adventar.org/calendars/299
2013年 12月20日のものです。


2013年12月20日、
日本政府はデータカタログサイト試行版(data.go.jp)を公開しました。

まずはファーストインプレッションということで、我が青春のバブル経済真っ盛り、高級車売れまくり時代の自動車評論家バリに、data.go.jpのファーストインプレッションを書きたいと思います。




サイトの第1印象は、米政府の「DATA.GOV」サイトを意識した紺色ベースのwebデザインに
日の丸をくっつけたって感じ。
庄司先生は、サッカー日本代表みたいだとツイートしておられました。
うーん。期待感では近いものがあるかもしれません。
しかし、1次予選突破できるか??


トップページには、以下のように説明があります。

--------------------------------------------------------------------------------
このサイトについて
このサイトは、「データカタログサイト」の試行版として、各府省の保有データをオープンデータとして利用できる場をつくり、データの提供側・利用側双方にオープンデータのイメージを分かりやすく示すことを目的としています。
これにより、オープンデータの利用を促進しその利用事例の収集に役立てるとともに、試行版に対する利用者等の意見をもとに、本格的な「データカタログサイト」の整備に向けた改善点の検討を行います。
登録しているデータについては、「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ」において重点分野とされた白書、防災・減災情報、地理空間情報、人の移動に関する情報、予算・決算・調達情報を中心に登録しております。
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ということで、試行版として、利用者等の意見をもとに改善していきたいということのようです。




メニューから、利用規約-利用規約を選択し、確認しておきます。
著作物のあるものは「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY」
数値データ、簡単な表・グラフ等のデータは、著作権の対象ではない
ことが明記されています。
本文は、今後、オープンデータを進めていきたい地方自治体にとって、おおいに参考になることでしょう。

--------------------------------------------------------------------------------
本サイトのデータカタログにメタデータを公開しているデータ及び当該メタデータ(以下「対象データ」といいます。)は、以下の条件の下、自由に利用できます。

第1条(国の著作権)
国が著作権を有する著作物の利用(複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等)については、リソースごとのメタデータのresource_license_id欄に記載するクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(以下「CCライセンス」という。)の表示2.1日本(http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/legalcode に規定される著作権利用許諾条件を指す。resource_license_id欄には「CC-BY」と表記。)によるものとします。
なお、数値データ、簡単な表・グラフ等のデータは著作権の対象ではありませんので、resource_license_id欄にCCライセンスの記載がある場合でも、当該リソースのうち、これらの対象データについてはCCライセンスの適用はなく、自由に利用できます。

第2条(第三者の権利)
対象データの中に第三者が著作権その他の権利を有している場合があります。
第三者が著作権を有している箇所や、第三者が著作権以外の権利(例:写真につき肖像権・パブリシティ権等)を有している対象データについては、特に権利処理済であることが明示されているものを除き、利用者の責任で、当該第三者から利用の許諾を得るものとします。
なお、対象データの中の第三者が権利を有している部分の特定・明示等は、原則として行っておりませんので御注意ください(リソースの全体が第三者の著作物であることが明らかな場合は、その旨をリソースのメタデータのcopyright欄に明示します。)。

第3条(無保証)
対象データの内容については、その正確性・網羅性、特定の目的への適合性等一切の保証をしません。対象データを利用したことにより損害が生じても責任を負いません。

第4条(他のサイトの利用規約との関係)
対象データが、政府の他のサイトにおいても公開されている場合において、当該政府の他のサイトの利用規約(法令に定める利用条件とは別に、当該サイトにおいて独自に設けられた利用条件をいいます。)と本サイトの利用規約が異なるときは、本サイトの利用規約が優先するものとします。

第5条(準拠法と合意管轄)
本サイトの利用規約は日本法に基づいて解釈されます。本サイトの利用規約及び対象データの利用に関する紛争については、当該紛争に係る対象データのデータセットのメタデータのpublisher欄に記載する組織の所在地を管轄する地方裁判所を、第一審の専属的な合意管轄裁判所とします。

(利用に当たってのお願いと御注意)
御利用の際には、 CCライセンスの適用外の数値データ、簡単な表・グラフ等のデータについても、できれば、出所(利用する対象データを含む①データセットのメタデータの作成者欄に記載する組織名、②リソースの名称及び③リソースのURL)の表示をお願いします。
また、利用状況等を把握したいと考えているため、できれば、本サイトの管理者あてに御一報をお願いします。

利用に当たっては、関連法令を遵守してください。
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引用元:http://www.data.go.jp/terms-of-use/terms-of-use/




メニューの、オープンデータの取組(リンク集)には
・オープンデータに関する方針・決定
・公共データ活用事例一覧
・各府省データベースサイト一覧
がまとめられています。



メニューの、コミュニケーションには
・意見受付コーナー
・意見・回答公開コーナー
・開発者向けコーナー(工事中)
・掲載データ利用の御連絡
のページがあります。
利用者等の意見をもとに改善していきたいということですので、みんなでおおいに意見をおくってあげましょう!




さて、いよいよ、肝心のデータセットをみてみます。
メニューから、データ-データセットを選択し、登録されているデータを見に行きます。




データセットのページに行くと、2013年12月20日現在 9,408 件のデータセットが登録されています。




データは検索窓から検索することもできます。
”財務”というキーワードで検索すると、2013年12月20日現在 329件のデータが見つかりました。

また、カテゴリごとに探していくこともできます。
ページの左側にカテゴリごとの登録数が表示されています。
カテゴリは、組織、タグ、フォーマット、グループの4種類があります。

2013年12月20日現在
組織別のデータ登録件数の内訳は

国土交通省 2771 29.45%
文部科学省 832 12.54%
環境省 802 12.08%
内閣府 755 11.38%
財務省 705 10.62%
厚生労働省 701 10.56%
経済産業省 452 6.81%
総務省 427 6.43%
法務省 419 6.31%
農林水産省 368 5.54%
警察庁 276 4.16%
防衛省 254 3.83%
公正取引委員会 148 2.23%
人事院 126 1.90%
金融庁 93 1.40%
外務省 93 1.40%
宮内庁 78 1.18%
消費者庁 46 0.69%
内閣法制局 35 0.53%
内閣官房 16 0.24%
復興庁 11 0.17%
となっています。

円グラフにしてみるとこんな感じです。

国土交通省 2771 29.45%
で約3割を占めています。

加えて
文部科学省 832 12.54%
環境省 802 12.08%
内閣府 755 11.38%
で全体の半分以上を占めています。


注目すべきは、データフォーマットかもしれません。
2013年12月20日現在
フォーマットのデータ登録件数の内訳は

PDF (4891) 41%
HTML (4419) 37%
XLS (1640) 14%
CSV (389) 3%
jpg (212) 2%
XML (132) 1%
ZIP (124) 1%
xlsx (44) 0%
tiff (42) 0%
doc (23) 0%
xls (13) 0%
KML (5) 0%
ppt (4) 0%
docx (4) 0%
TXT (4) 0%
mp (3) 0%
asx (3) 0%
png (2) 0%
php (2) 0%
gif (2) 0%
epub (2) 0%
wmv (1) 0%
tsv (1) 0%
tml (1) 0%
pdf" (1) 0%
pd (1) 0%
mp3 (1) 0%
ml# (1) 0%
kmz (1) 0%
jtd (1) 0%
jsp (1) 0%
avi (1) 0%
となっています。

PDF (4891) 41%
と全体の4割がPDFです。
また、
HTML (4419) 37%
XLS (1640) 14%
CSV (389) 3%
となっています。
これまで情報公開されてきた行政文書の多くはPDF形式ですので、
それらをとりあえず、本サイトにもってきたというところでしょうか。


5 ★ Open Data
でいうところの第1次段階のデータが多いところですので、
今後、2次利用のしやすい高次のデータフォーマットでの公開が期待されるところです。


地理空間情報を専門とする私としては、
地理空間情報のデェファクトスタンダードなファイル形式であるshp(シェープ)ファイル形式のデータがないことが気になりました。

地方自治体では、室蘭市のむろらんオープンデータライブラリや静岡県のふじのくにオープンデータカタログで、地理空間情報がオープンデータとして公開されていますが、
国の地理空間情報については、ポータルサイトは、国土地理院の地理空間情報ライブラリーがありますが、
CC-BYなどによるオープンデータの位置づけがされているものは、まだない状況です。
今後、国土地理院さんとの調整がされることを期待したいと思います。


また、GoogleEarthのファイル形式であるKMLファイルがあるので、みてみました。



自然環境情報GIS提供システム_KMLデータ閲覧
自然環境情報GISのKMLデータをダウンロードして都道府県ごと・項目ごとに閲覧することができます。
こんなデータ公開されてたんや!知らんかった。。



データをダウンロードして、GoogleEarthで表示してみました。
図は三重県の植生図を表示したものです。



次にグループのカテゴリごとにみてみると
2013年12月20日現在
グループのデータ登録件数の内訳は

沿岸域情報提供システム(MICS)によ... (656)
自動車輸送統計(統計) (643)
学校基本調査(統計) (622)
鉄道輸送統計(統計) (545)
国土調査に関する成果(地理空間) (396)
環境放射線等モニタリングデータ公開シス... (351)
経済財政白書(白書) (235)
財務省の予算・決算・財務書類関係(予算... (222)
環境省予算情報(決算も含む)(予算,決... (219)
各年度の予算、決算(予算,決算,調達) (197)
感染症・予防接種情報(その他) (164)
災害情報(HP取りまとめ報)(防災,減災) (154)
政府調達情報(予算,決算,調達) (142)
予算及び決算(予算,決算,調達) (138)
予算(予算,決算,調達) (134)
予算書・決算書データベース(予算,決算... (133)
予算(予算,決算,調達) (123)
地震などの災害に備えて(防災,減災) (107)
調達関連情報(予算,決算,調達) (100)
財務省の調達情報(予算,決算,調達) (86)
出入国管理統計(人の移動) (85)
各種統計情報データベース(統計) (84)
予算(予算,決算,調達) (80)
予算及び決算(予算,決算,調達) (79)
国土数値情報(地理空間) (76)
地方財政白書(白書) (71)
調達情報(予算,決算,調達) (70)
人事院調達情報(予算,決算,調達) (70)
予算・決算(予算,決算,調達) (66)
環境省調達情報(予算,決算,調達) (64)
調達(予算,決算,調達) (61)
決算(予算,決算,調達) (61)
農業白書(白書) (58)
航空輸送統計(統計) (57)
外交青書(白書) (56)
調達情報(予算,決算,調達) (55)
地域に関するコード(コード) (54)
犯罪白書(白書) (53)
経済産業省の事業にかかる行政事業レビュ... (51)
中小企業白書(白書) (51)
東日本大震災における経済産業省の対応と... (48)
研究部報告(その他) (46)
決算(予算,決算,調達) (46)
生物多様性センターウェブサイト_自然環... (44)
宿泊旅行統計調査(人の移動) (44)
予算執行情報(予算,決算,調達) (42)
省庁別財務書類、政策別コスト情報(予算... (41)
原子力白書(白書) (41)
決算(予算,決算,調達) (40)
政治資金収支報告書及び政党交付金使途等... (40)
となっています。


2013年12月20日現在
タグのデータ登録件数の内訳は

統計 (2572)
交通 (2098)
財政 (1484)
安全 (1243)
支出 (946)
調達 (926)
教育 (857)
契約 (779)
観測 (717)
船舶 (678)
気象 (677)
経済 (573)
災害 (541)
予算 (450)
社会 (281)
研究 (241)
医療 (240)
保健 (222)
国際 (218)
特別会計 (209)
犯罪 (198)
法律 (198)
決算 (186)
農業 (184)
社会保障 (164)
防災 (158)
産業 (152)
裁判 (140)
消防 (134)
一般会計 (133)
政府関係機関 (129)
エネルギー (128)
林業 (126)
食料 (122)
文化 (118)
家庭 (113)
労働 (108)
学校 (102)
地域 (102)
福祉 (96)
水産業 (96)
工事 (95)
地理 (94)
緊急 (90)
カメラ (89)
スポーツ (83)
環境 (79)
物品 (72)
子供 (70)
通信 放送 (68)
となっています。

統計 (2572)が最も多くなっています。
統計はすでに公開されているものですので、
本サイトで「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY」の宣言をするだけでよい
というところなのかもしれません。

ただ、政府の統計というと、「政府統計の総合窓口 e-stat」
に省庁横断的に集約されてきましたが、e-statとの関係がどのようになるのかが、気になるところです。
e-statで公開している統計情報の一部を、本サイトで「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY」でオープンデータとしているということなのでしょうか?



ざっと、本サイトをみてきましたが、
今回、国の各府省がバラバラに保有・公開していたデータを、
著作物のあるものは「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY」」
数値データ、簡単な表・グラフ等のデータは、著作権の対象ではない
とオープンデータとして、明確に定義した上で、
それらのオープンデータを集約・利用できる場、ポータルサイトができたことは、喜ばしいことです。
本サイトの意義は、ここにあります!

@_shimizuさんが指摘されている「Open DATA METIとか、Databoxとか、日本版CKANとかデータカタログサイト乱立しすぎな気もする。」という点も気にはなります。
ただ、日本版CKANは別にして、国の作るデータカタログサイトは今後、集約する努力をしていかれるのだと思います。省庁間の壁は未だ厚いかもしれませんが。。。
ただ、先行事例である「政府統計の総合窓口 e-stat」では、省庁間の壁を超えて、かなり集約されたようにも、思いますので、期待したいと思います。


ただ、登録されているオープンデータの質をみてみると、
オープンデータとして明確に定義した
米政府の「DATA.GOV」バリの
DATA GO JPというオープンデータの器を作って、
そこにこれまで公開していた主にPDFデータを突っ込んだ!
という段階であるという印象です。

今回のポータルサイト開設において、新たにマシンリーダブルな形で公開されたデータがあるのかもしれませんが、ざっと見た感じではよくわかりませんでした。
もしあるのなら、その旨を新着情報のところに記載しておいてもらえるとよいのかもしれません。

いずれにしても、このDATA GO JPポータルサイトという器の中のオープンデータが、今後、日々更新され、充実していくのかどうかは、これからであると言えます。

そういえば、私が専門とする自治体GISも、器たるGISシステムを多額の費用をかけて構築したけど、肝心のデータを庁内の各部門が登録・利用・更新してくれなくて、データが陳腐化してしまうという問題が、これまでも指摘されてきたところです。

なにより、国の方々自身が、このDATA GO JPポータルサイトを日々の仕事で利用する、または利用したいと思えるようなデータの登録・更新頻度にならないと、データの充実は望めないでしょう。

DATA GO JPポータルサイトは、そうならないように、今の国のオープンデータ方針に、各省庁の出先機関も含めた、すみずみまでの意識が変わっていくように、データを利用したい我々が注目し、おおいに意見を送ってあげて、盛り上げていくことが必要であるのだと思います。

利用する側からの反応、日々の声がデータ更新の励みになることは、自治体GISにおいても、よくききます。
これからも、DATA GO JPポータルサイトに注目し、反応し、期待していきたいと思います。

3ヶ月遅れとなったそうですが、まずは年内にサイトを公開までこぎつけた国の担当者さん、サイト構築された委託業者さん、お疲れ様でした。
これで年が越せますね(^^)



OpenStreetMap short マッピングパーティ in KIITO神戸ITフェスティバルが行われました!

2013年12月16日 | 日記
この記事はOpenStreetMap Advent Calendar 2013
http://qiita.com/advent-calendar/2013/osm#
2013年 12月13日のものです。

この記事はオープンデータ Advent Calendar 2013
http://www.adventar.org/calendars/299
2013年 12月16日のものです。



2013年 12月14日(土)13:00~16:00
OpenStreetMap short マッピングパーティ in KIITO 神戸ITフェスティバルが
KIITO | デザイン・クリエイティブセンター神戸で、行われました!

OpenStreetMap(OSM) マッピングパーティは、
誰でも利用できるよう、オープンでフリーの道路地図などの地理情報データを作成することを目的に
みんなで集まって、マッピングや、交流、そしておしゃべりを一緒に行うものです。

今回のイベントは、
OSMマッピングパーティをやりたいがOSM関係者とつながりのなかった神戸ITフェスティバルの企画担当者さんと
OpenStreetMap関西の関係者が
経済産業省・一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)主催の
オープンデータ・アイデアソンin大阪
http://opendata-contest.jp/osaka_report.htm
の交流会において、出会い、つながることにより、実現しました。



若者の学校でのイベントでしたので、若い方が多く参加してくれました。


13:00~13:30
まずは、OpenStreetMap関西のみなさんから、OSMの説明がありました。



13:30~14:30
次に3グループに分かれて、1時間ほど、まちあるきをしながら、OpenStreetMap地図に書き込む情報を取得しました。
神戸は海沿いなので、風があってさぶかった。。


GPSロガー、スマホを利用しますが、なければ、用意した紙地図に書き込むことで、後ほどパソコンで入力していくこともできます。
公園やベンチなどの地物や建物の名前や階層などを入力、書き込んでいきます。


私はi-phoneのPushpinというソフトウェアを使って、直接、地物を入力していきました。
https://itunes.apple.com/jp/app/id565850639


北向きの紙地図やPushpinを使いながら、地物入力をしていきますので、自然とみんな北を向きながらの入力作業になります。

今日の一言
「北向く、マッパー、地図を書く」
※マッパーとは、OpenStreetMap(OSM)入力を愛する人たちのことです。



14:30~16:00
まちあるきの後は、会場に戻って、各自のパソコンで地図の入力作業を行いました。









作成したOpenStreetMap


作られた地図は以下のリンクから見れます。
http://www.openstreetmap.org/node/1423080680#map=16/34.6883/135.1962




若者の学校でのイベント会場でしたので、
若者らしい雰囲気でした。


神戸のご当地アイドルグループKOBerrieSも登場!


ゆるキャラも、登場!




終了後、神戸ルミナリエを見て帰りました


短い時間でしたが、みんなで作るオープンデータである
OpenStreetMap(OSM) マッピングパーティを
若い方々に知ってもらい、一緒に作業できたことに意義があったと思いました。
これを機に若い方々に、オープンデータイベントにもっと参加してもらうきっかけにしたいな。
(概して、オープンデータイベントは、ぼくも含めて、おっさんが多いので。。)


また、このイベント自体
オープンデータ・アイデアソンin大阪での交流会での
人と人とのつながりにより、実現したものでした。

今年は、オープンデータイベントばやりで
「アイデアソンづかれ」などという
オープンデータ界での今年の流行語大賞??もあります。

オープンデータイベントの意義は、
ハッカソン、アイデアソンで直接的にオープンデータの活用事例を作っていくことです。
その具体的成果は、これから締切が目白押しの各種オープンデータコンテストにおいて、形になっていくのだと思いますが、
地道なところで、間接的にオープンデータ活用や、それを活用することで地域への還元を考えている方々を
つないでオープンデータコミュニティの形成を図っていくことに
オープンデータイベントのもう1つの意義があり、
今回、実際にオープンデータを作成する取り組みが実現できたことで
その意義を具体的な形にできたと感じる
今回のOpenStreetMap(OSM) マッピングパーティでした。

神戸ITフェスティバル企画担当の方々、
OpenStreetMap関西の方々、
そして、両者がつながる場を提供していただきました
経済産業省・一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)さん
ありがとうございました。