酔っ払いじいさん'sの顛末！？

いやぁ、久々の投稿で…ご無沙汰しておりました。

では早速…
夜、地元の居酒屋にお迎えにあがるよう無線連絡が入りました。
さっそくお迎えにあがり、いわゆる「お声がけ」の為にお店のドアを開け、
「こんばんは～、○○○○タクシーです！」と言うと、
いつものおかみさんがにこやかに「はいよ～っ」と返事をしてくれました。

車両でお客様をお待ちしていると、年配の男性 A & B の２名（略して「じいさん's」）が御乗車。
行き先をお伺いすると、どうやら近所のようです。
二人ともかなりご機嫌で、途中私への道案内も忘れてしまう程に盛り上がっていました。

間もなく一人目のお客様のご自宅前に到着。しかしここで問題が…
そこが自宅のじいさん A が、「だめだ、かーちゃんに怒られる…まずいよ～」と、なかなか降りようとしません。
もう一人のじいさん B を含めて３人でしばらく相談の上、
一番若い私（当たり前だ！）が、先に家に行ってチャイムを押し、
出てきた奥さん（ばあさんね）にやんわりと「お送りしてきましたよ～」と言えば、
多少は当たりが和らぐのでは！？との方針が多数決で決まり（２対１だよ！なんじゃそりゃ～）、
結局そうすることに…

ちょっと緊張しつつもチャイムを何度か押すと、奥さんが出てきました。
精一杯の愛想笑いを浮かべつつ「こんばんは～、旦那さんお送りしてきましたよ～」と言ってみると、
奥さんが「あら～」なんて言いつつ、ちょっと恐縮気味に表に出ていらっしゃいました。
打ち合わせ通り（！？）主たるじいさん A が「ぉお～う、今帰ったぞぉう」なんて、
実際よりかなり酔ったふりで車両からフラフラと出てきました。
奥さんは一瞬嶮しい表情になったけど、なにせ他人が目の前にいるし、
外で騒いだのではご近所迷惑と考えたらしく、「ほら、早く家に入りなっ」と言うのが精一杯だったようです。
奥さんには「お手数かけましたねぇ～」と言っていただき、
じいさん A からは「んん～ん、世話になったねぇ～」（用意したセリフね）なんて言っていただき、
無事二人揃って家の中に入っていったのを見届けてから、
じいさん B を家まで送ることにしました。とりあえずはよかったよかった。

ところがこのじいさん B、「いや～、酔いがすっかり覚めちまったよ！」とのことで、
さっき行った居酒屋の隣の居酒屋へ飲み直しに行くとのこと…
そちらまでちゃんとお送りして、「いや～助かったよ、手間かけたね！」と言いつつ料金＋αをいただきました。
遠慮なくもらっちゃいましたとさ。