日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

皆既月食と車を作っているお客さん!?〜その2〜

2018年02月10日 | 徒然ご乗車日記
皆既日食の夜に再び客待ちをすることに…

前回のお客様を無事お送りし、
再び泉中央駅に舞い戻り、客待ちの列に並んで…うん、確かに月は赤黒い。

今回の月の色…「赤銅色」なんて表現されますが、例えばの話…
昔。この現象の理由をほとんどの人が知らぬ時代…
彼らの眼前に、その理由を知る人が現れて…
「今から私が、あの月の色を変えてみせましょうぞ!」などとのたまい、
彼らには解せぬ(適当な)言葉(これを「呪文」と言う)を、それらしく唸っていると、
なんと(当然)!本当に月が欠けて行き、色が変わり…唖然とする一同…
「今度は私が、あの月を元に戻して見せましょうぞ!」などとのたまい、
彼らには解せぬ(また適当な)言葉(また「呪文」かよ…)を、それらしく唸っていると、
なんと(当然)!本当に月がいつもの満月に戻ってゆく…また唖然とする一同…
それを見たその国の為政者から「天晴であった」と、褒美の一つも頂戴したであろう…
そんなことを想像しました。

曰く…「よく出来た科学は、魔法と区別がつかない」…。

そんなことをぼんやり想像していると…
今度は私よりも年配の男性お一人がご乗車。隣の市のとある住宅地までお送りすることになりました。
…そうそう、当日の担当車両は「ぢゃパンタクシー」
お客様の話題はもっぱらその車両の話…(ん?)
もはやマニアックを通り越して「設計又は製造しているのでは?」と思わせる内容…。(おや?)
私:「もしかして…この車を作っていらっしゃる方ですか?」(まさか…)
お客様:「いや〜、この車はウチの静岡の富士裾野工場で作っていてね〜」
え〜〜〜っ!またまたこの車の関係者さんですかっ!
でも今回はお一人なので、きちんと聞き取れましたっ!
どうやらこの方も、この車の製造メーカーの工場にお勤めの方だっ!(←「っ」が1つは一人一個ね)
ってことが、はっきりしました。

以降は(やっぱり)「ぢゃパン」の話題でもちきり…曰く…
「タクシー業界の方々の、特に経営者さんの意見が強くてLPガス仕様になった」
「車両4角(よすみ)は、よくこすってしまうパーツなので、のウレタンバンパーの別パーツにしてあり、安価で交換可能」
「確かにシャシーとエンジンブロックはシエンタの流用だが、後は殆ど「別物」と言って良い内容だ」
「従来のコンフォートより値は張るが、価格に負けないようにメーカーだって努力しているのです」

…大変勉強になりました。

この方に、私がお伝えしておかなければならないことがありました。
私:(直接ではないにせよ)
「お客さんがきちんと仕事をしていただいたおかげで、私もこうやって仕事ができております」
「しかも、そんな方を相手に私が仕事をさせて頂けるなんて…ありがとうございます」

お客様:「ほっほっほ」(←笑っている)「そんなこともあるよね。ほっほっほ」(←笑っている)

ディーラーの方々なら…はい、後は前回の記事と同じですね…
お客様ご指定の場所まで無事お送りし、きちんとお代を頂きました。
無事にお送り出来て何より…

…時が過ぎ…「赤銅色」だった月が、
徐々に地球の影から離れ…三日月のような状態…この状態も希少でありましょう…
いつもの三日月であれば、欠けている部分がいわゆる「地球照」によって、うっすらと見えるのですが…
今回は別物…月食から脱しつつある満月…いつもの「地球照」の部分さえ「赤銅色」なのです…。
そりゃあ、私でなくても様々な憶測…いや、妄想爆発間違いナシの現象でしょう!
しかし、同時に思うのです。
…「私」もこの月食と同じ、一つの現象に過ぎぬのだ…と…

生きとし生ける者が幸せでありますように…合掌。

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