香りの話。

暑い季節ですから…

デオドラント関係気になる所ですよね…お客様方も同様。
朝の通勤時間にご乗車の方々はトップノート。
お昼前後の移動時間にはミドルノート。
お帰りの時は微かにラストノート。
老若男女問わず、人により様々な香りを使っているようです。
香りは温度や湿度が高いと「出易い」のですが…今は丁度そういう時期です。

昨日のお客様方は何故か香水ユーザーさんが多かった…
朝はともかく、夕方から夜にかけて、「これから飲みに行くよっ」っていうお客様方…。
ってことでそれぞれの香りを…

とある若い男性のお客様：「これからキャバ○ラなのさっ」ていうことで、勢いよく「サムライ」ですか…。

とある中年男性のお客様：「部下と飲み会でね…」でも食事前に「JAZZ」は強いかも…。

二人組の男性のお客様：やっぱり「飲み会」。二人で違う香水使っているらしく、
香りが混ざりあって良く分からない。でもたぶん１つはブルガリのアクア。
風呂上りらしく（とても香りが出る）、
トップノート同士がぶつかり合って、訳分からなくなりました。

とある女性のお客様：仕事が終わってこれから「女子会」。
ジョンソン＆ジョンソンのベビーパウダー。プチサンボンかな？ある意味真っ当。

姉妹と思われる二人組の女性：とあるお宅へお迎えに上がったのですが…、
しばらく待たされて出てきたのは、まるでキャバ○ラ嬢さながらの出で立ち。
ご乗車いただいてすぐに軽い頭痛…。う～ん。
多分風呂上りでしょう。ボディーソープやリンスの香り。
しっかりメイクの化粧品の香り。髪型キメるスプレーの香り。
女の子なら当然？フローラル系の甘くて少し濃い目の香水トップノート…。
しかもお二人それぞれ違う品を使っているらしく、車内はあっという間に香りの坩堝。
これだけのバリエーションが一堂に会すると、もはや「香り」ではなく「匂い」。
「香害」（こうがい）とも言うべき状態。私にとってこの日最大の受難。
呼吸しない訳にもいかないし…。苦悶しつつもちゃんと目的地までお送りしました。
扉を開けると男性諸氏がお出迎え。外から風に乗って入ってきたのは…
負けじとバリエーションに富んだ男性用香水の濃厚なミックス…。さすがにもう訳が分からなく…
嗅覚はすっかり疲れて少しの間「匂い」の感覚が麻痺してしまいました。

仕事はしっかりできたから良いけれど…匂いに敏感なのも良し悪しですねぇ。