13日夕刻、土砂降りの雨の中を帰ってきました。
わざわざこんな悪天候の日に戻ったのは、翌14日にお隣小学校の6年生さんたちからご招待を受けていたから。
卒業を間近に控えた12人&担任・副担任の先生方が、ランチルームでレストランを開いて、手作りの料理やお菓子で、お父さんお母さんを始め さまざまな授業や行事に関ってきた地域の大人たちを招いてもてなしてくれました(^^)
ハート型などで可愛く型抜きしたニンジンや大根をトッピングしたカレーに、ドレッシングを3種類も用意したサラダ、たこ焼き、クッキー、さらに サプライズのデザートで これまた数種類から選べるフルーツタルト、お茶も 食事には番茶、デザートには紅茶をそれぞれ
めいめいの席には、画用紙に可愛いイラストを描いた 招待客の名前入りのランチョンマットが敷かれ、食後には 子どもたちのリコーダー演奏まで\(^o^)/
この6年生さんたちは、私が読み聞かせに行かせてもらうようになってから最初に入学してきた子たち。
5回目に当たる5月の読み聞かせの直前、「あ、きょうから新しい1年生に替わったんだな」と氣がついて。
当時の読み聞かせは1年生と6年生だけで、基本月2回、朝の授業前の10分間。
挨拶して本を読むのが精一杯の時間しかないので、子どもたちの名前も知らなければ 顔もなかなか覚えられなかったのですが。
新しく入った子たちなんだなぁ、と思って前列をさっと見渡したら、好奇心一杯の顔、ちょっぴり緊張したような顔、いかにもぴかぴかの1年生という感じの可愛い顔がずらりと並んでいました(*^ー^*)
それから回を重ねるごとに、いつもヘッドスライディングで最前列ににこにこと飛び込んでくる男の子二人を筆頭に、少しずつおなじみになっていって
翌年から、新しい校長先生の方針らしく 全学年の子たちに読み聞かせをさせてもらえるようになり、1回の時間も30~45分と増やしていただいて、子どもたちとの距離がぐっと近づきました。
そして、あの5回目からの新1年生、転校していった子、新しく転入してきた子と 多少顔ぶれは替わったけど、そのおちびさんたちがいまや6年生。
私より背の高い子が何人もいるし、女の子なんか特に この1~2年でぐっと大人っぽくなって、すごい存在感。
この子たちが、21日には卒業式を迎えます。
自分の上に流れた6年という月日を振り返っても、それはあまりにも漠然として捉えどころがなく、長いか短いか考えるさえ意味がない感じですが、あのちっちゃな1年生の記憶と 彼らの今の堂々たる姿を並べてみると、その時間の経過がにわかにぐっと重みを増すようにも思えてきます。
それだけの変化が起こりうる何かが通り過ぎていったんだなぁ、と。
時間という物差しはあっても、それがもたらす変化の度合いや意味は 人それぞれ。
あの子たちと私の6年が同じであろうはずはないけれど、彼らの成長を通して、それだけの厚みのある時を重ね、変り続けてきたんだなぁ、と、自分の歩みを感慨深く思ってみたりもします。
そして、これからもずっと その変化・成長は続いていく。
どこまでも、どこまでも。
そう思うと、道のりは人の数だけあるけれど、誰彼の区別なく、そのすべての道に光あれ、と祝福したいような氣持ちです