人形劇のスタイルが決まるまで
人形劇のスタイルは、その人形劇団のスタイルでもある。出来立ての人形劇団なら、あこがれというか目標とする劇団に似ているかもしれません。だけどそれでは物まねになってしまいます。次第にうちの劇団の持ち味はないかを考えはじめ、その劇団のスタイルが見えてきます。
人形劇のスタイルは、メンバーの人数によっても大きく左右されます。メンバーが5人なら5体以上の人形を登場させるのはむつかしくなり、人形の登場が多くなれば、自ずと誰かが二役三役しなければできません。
ボードビルのように音楽やダンスが主体の劇団は、進化すればするほどPA関連の技術が優れるようになり、ほかの劇団より秀でるようになりその劇団の人形劇のスタイルと言っていいです。突き詰めていくとその劇団の人形劇スタイルになっていきます。
サザンカとツバキの違い
街を散歩していると、家によっては庭先にサザンカ(山茶花)やツバキ(椿)を見かけることがあります。サザンカと言えば「さざんかの宿/大川栄策」や「さざんか/森進一」、「サザンカ/SEKAI NO OWAR」を思い出す人もいるでしょう。
ツバキと言えば、「五島恋椿/丘みどり」「雪椿/小林幸子」「アンコ椿は恋の花/都はるみ」など挙げればきりがありません。そんなサザンカとツバキですが、違いはどこにあるのでしょう。ちょっと見ただけでは、見分けがつきません。
プロの造園業の人でも、サザンカとツバキの違いを間違うくらいです。それでもよく観察すると、サザンカとツバキの違いが分かってきます。いくつかポイントを押さえておきましょう。