ピンチはチャンス
あの頃、まだ知らなかった恋というものが
こんなに身近にあったなんて知らなかった
恋したことが罪なのか
知らなかったことが罪なのか
恋の相手があなただったことが最大の罪
そんな夜になるなら~ガーゴイルの夜~
背中を向けて彼女のことを想う
忘れてしまえとしがみついても
あなたは抱きしめてくれない
このまま朝になったら誰と一緒にいた?
そんな夜になるなら バイバイ!
そんな夜になるなら バイバイ!
聞こえてきた相田みつを
字の読めないぼくは聞くことにしている。実際聞こえるかどうかわからないけれど、聞こえているふりをしてその本に耳を傾けている。頭を動かさないで耳だけ動かすのは、猫の小鉄ことぼくの得意です。
今日は相田みつをの本を読んでいる。実際には聞いている。「毎日毎日の足跡が おのずから人生の答えを出す きれいな足跡には きれいな水がたまる」と聞こえてきた。でもこれは人間のこと。猫のぼくには関係ない。
小鉄の独り言「眠い」
とにかく毎日毎日眠い。起きてもすぐエネルギーが切れてしまってバタンキューだ。こんなぼくは、人に嫌われないと思っていたのに、親戚のおじさんとおばさんには嫌われていた。なんでも二人とも猫アレルギーがあって、目の充血やかゆみ、くしゃみがあるらしい。
でも来ているとき一度もくしゃみを聞いたことがないし、目は充血していない。目をかいているところを見たことがない。疑いの眼で毎回二人を見ている。二人の心の内まで見通せない。でも本当なのかもしれない。来てもそわそわして、すぐ帰る準備をする。
よっぽど我が家は居心地が悪いらしい。ぼくは猫アレルギーがないのでその気持ちが分からない。そりゃそうだ、ぼく自身猫の男の子なのだから。ただただぼくは眠たくなる猫だ。一日が72時間でもぼくの睡眠にはまだ足りない。