言葉の庭

徒然なるままに庭を眺めては、そこにある言葉を拾い集めている。

技法を使って読み進める

2020年09月04日 | 音楽

技法を使って読み進める
絵本の読み聞かせをはじめるときは、通常、まず絵本のタイトルと原作者の名前を言います。聞き手が小学生以上なら、翻訳者と出版社も言ってもいいでしょう。話し手の判断にゆだねられます。
普通は表紙を見せながら言うのですが、絵本によっては表紙が、裏表紙とつながっていることがあります。したがって登場人物たちがどんなところにいるのか、表と裏をつなげ見せた状態で、タイトル、作者の名前を言った方がいい時があります。
ときどき2ページ目にまたタイトルと名前が出てきますが、読んだほうが読み手の気持ちが次に移行しやすいときは読んで、読まないときは見せて次に進むか、もう見せないで3ページ目を開きます。
またページに笑顔のある絵があったのなら、読み手も笑顔で読み進めます。相乗効果でその絵の笑顔が引き立ちます。聞き手は、絵本の絵と話し手の表情もよく見て観察しています。ですから身振りが大きいと気になることがあります。
各ページに文字が少ない絵本なら、かみしめるようにゆっくり読んでいきます。文字を追って読んでいくと自然と早くなりますから、聞き手の表情を確かめながら読み進めます。

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