空美風~私らしい言葉で~

二胡と歌の親子ユニット空美風のボーカル担当ひとみが綴るブログです。

傍にいて・・

2010-04-20 11:21:20 | ポエム

ねぇ 傍に来て

私を包んで

その腕で


ねぇ こんなにも

離れているのに

触れ合ってる


そう この月が

二人の心 見守ってるから


ねぇ

あなたの指で

いつものように

私の髪を優しく撫でて・・


ねぇ 囁いて

私を癒して

その声で


ねぇ いつの日も

あなたを忘れることなどない


そう この海が

二人の心 繋げてるから


ねぇ 

愛しい胸で

私を抱いて

深い眠りの森に着くまで・・


声を聞きたい

傍にいたい

今すぐにでも

駆けだして行きたい・・


ねぇ

あなたも同じ月を見てるの?

海の向こうで

二人浮かべて


ねぇ 傍にいて

どんな時も

いつまでも・・・






私には、省吾の他に、もう一人、尊敬するアーティストがいます。
本田美奈子さんです。
彼女の歌声が大好きです。心が大好きです

今日の詩は、そんな美奈子さんを想い浮かべながら作りました。
天国に届きますように・・



  風香・・



コメント (2)
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本能

2010-04-19 11:14:33 | ポエム

すれ違いざまに彼の

左腕を掴んだ

あなたの前に歩く

彼女の陰に怯えたから・・


瞳の奥を見透かして

一瞬に冴える女の勘


いつから・・

きっと・・

たぶん・・


振り落とすように 離された手に

伝わる 氷の微笑


疑心暗鬼 発火する

ジェラシーの炎

背中つたう 冷たい汗

研ぎ澄まされた

本能が点滅する

テールランプのように・・






昨日、恒例の省吾Onlyドライブに出掛けました
その帰り道、何気に見ていたテールランプの点滅の光に心奪われ、
こんな詩が浮かんできました

女性の勘の素晴らしさは本能に宿っているもの。
男性の皆様、本当に大変ですね



  風香・・










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透明な心

2010-04-16 00:02:20 | ポエム

心の文様刻むたび

透明でいたいと願う

一点の陰りもない空に

漂うタンポポの綿毛


冷たい風に煽られ

倒れそうになっても

太陽に向かって微笑む草花

欲張ることを知らない幼い手


私は風 心に何も持たない

ただ ここに生きている・・・




言葉を綴る前に、必ず心を空っぽにする私・・
そこから、イメージを膨らませ、言葉を編んでいきます。
なるべく、余計なものは見ないよう、聞かないようにしながら・・

心を無にすることから生まれ出る言葉の大切さを感じています。



   風香・・






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帰り道

2010-04-15 00:38:05 | ポエム

月夜の帰り道

風もないのにざわざわと

森が鳴いている・・


こんな時は 歌を歌うの

少しでも強くいられるから

お母さんに言われたんだ

歌を歌えば

森の妖精たちが

道を明るく照らしてくれて

平気でいられるって・・


でも やっぱり怖い・・


歌は囁くように小さくなり

月が隠れるたびに 心細い

早く帰りたい・・


突然 目の前が眩しくなり

現れた 光の小道

その両脇に並んで咲くチューリップ

とても可愛くて

どれも愛らしい・・


赤 白 黄色 ピンクに青色

花に見とれて歩いてたら

いつの間にか 家の前

慌てて後ろ振り返ると

月夜の小道が続くだけ

すべて消え去って

静かに 静かに・・


風もないのにざわざわと

森が鳴いている

何にもなかったように

いつものように・・・






先日、ハウステンボスに行って、沢山のチューリップを眺めて来ました。
今まで見たこともないよう不思議な形をしたチューリップなどもあり、
その種類の豊富さに感動しました

月夜に照らされて咲き誇るチューリップも、とても素敵でしたよ
写真に沢山収めて来たので、新しい詩と共に載せますね



  風香・・














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風に向かう鳥・・

2010-04-13 22:05:38 | ポエム

傷ついた分だけ 優しくなろう

やがて来る 夜明けの為に

傷ついた分だけ 強くなろう

巡り来る 未来の為に・・・


生きる意味を見失い

心に鍵をかけた

やっぱり 自分はひとりなのだと嘆きながら

周りの慰めも 励ます声も

心吹き抜ける 風に変わる


すっからかんの私のハート

すかすかの私の心

シャボン玉の泡のように儚く揺れて 

そして 壊れた

裏腹な大人の心

拳で殴りつけた怒り

鋼で生まれた 青い鳥


大空高く飛び立った

孤独を背負った青い鳥

傷ついた羽 癒す場所

探し続けた迷い鳥

やっと見つけた止まり木に

零れるような星の屑

金色の月に抱かれて

優しい夢に包まれる


セピア色した夢の中で その声は言った・・


「嘆き苦しむ魂よ

命ある者は皆 孤独なのだ」と

「孤独だからこそ
 
愛に目覚めるのだ」と

「傷ついた分だけ 強くなれる

流した涙の量だけ 愛は宿る

孤独は 愛に目覚める為の

大切な道具なのだ」と・・・


雨に打たれ続けた私のハート

洗い流された私の心

天の川の星屑のように

愛に満たされ一杯になった


心を開いた 青い鳥

鋼の衣を脱ぎ捨てた

もう一度 前向きに生きようと

風に向かって歩き出す


傷ついた分だけ 優しくなろう

やがて来る 夜明けの為に

傷ついた分だけ 強くなろう

巡り来る 未来の為に

私を愛してくれる

あなたの為に・・・





人を憎んでも何にもならない。
憎むくらいなら、心に微かな愛を育もう・・
その愛は、いつか孤独さえも飲み干してくれるから・・・

涙は心に 笑顔は陽のあたる場所へ・・・



  風香・・ 





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