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デラシネ魂

ジャンルよろずな二次小説サイトです。
ネタバレ満載、ご注意を。

ついなのおに

2008-03-07 | ラタトスク小説
◇ラタトスク関連。
本当は節分の時に書きたかった「ついなのおに」ネタ。


ひみつだよ、とその人は言った。
でも、ごめんね。
約束を破るのは、いつだって。

感情が昂ると緑から赤に変化するこの瞳を、両親は嫌っていたから。
だから、人形のように、心を。
なくそうと、した、のに。

『綺麗だな』

その、一言で。
青年は自分を人形から人間へと戻してしまった。

だめだよ。
だって僕達は…なのに。

頭をよぎるのは「いつか」の記憶。
ああ。前にも。
こんなことが、あった?

『だいじょうぶ』

近づいてくる、足音。
それは自分達とは違うものを生贄にしようとする、人間達の。

『おまえは』

ねえ、やめてよ。
どうして君は笑うの?

『このせかいにいても、いいんだ』

真っ白い翼をひろげ。
大空を舞う天使に射掛けられるのは、鋭い矢。
なす術もなく射ち堕とされた青年の頭に、顔に、体に。
容赦なくぶつけられるのは。

災厄を払え!

誰かが叫ぶ。
投げつけられる石が、人々の嘆きが。
消えない、傷を。その身に刻んで、そして。

その後は?

「逃げて…」

こんな小さな声がきこえるはずないのに。
血まみれの天使は、こちらを向いて、そして。

静かに首を、横に振った。


◇エミルがミトスだったらな話。本当はアニメであのヒラヒラがなくなってる理由付け(なんらかの理由でエミルが斬った)な話にしたかったんですけど玉砕。続きは考えてません。書いたとしてもパルマコスタを焼いたのが実はエミルとかそういうオチになりそう…。

終焉の時

2008-03-07 | ラタトスク小説
◇ラタトスクでロイドがラスボスだったらな走り書き。ちなみにゼロロイです。
や、絶対↑こんなことはないと思うんですけど!趣味ですから!(←おいこら)


その、世界は。
望まれて、生まれてきたはずだった。

誰もが存在することをゆるされる、そんな世界を夢見て。
『彼』は戦った。
けれど、その決断は必ずしも正しいものではなく。
たくさんの人を殺してしまった、その罪の意識は。容赦なくその心を苛んだ。

「あんたが、あんた達がロイドの弱さを認めてやったらよかったんだ」

誰もがそのことを知っていた。
けれども、自分を含めて誰ひとりとして。
『彼』の心に踏み込むことの出来る人間は、いなかったのだ。

800年もの間、繁栄世界であったテセアラと、衰退世界だったシルヴァラント。
ひとつになったとはいえ、いやだからこそ、その差は歴然で。

虐げられた人々の不満は。
マーテル教会と、かつての神子であるコレットと、そして。
世界再生のために、命をかけて剣を振るったひとりの青年に向けられた。

『ハニーは後悔、してないわけ?』

英雄と称えられた『彼』は、その実裏ではそれ以上の憎悪を向けられて。
辛くないはずがないのに、それでも。

『するわけないだろ?だって、この世界は----』

俺が。
望んだから、生まれた…こどもみたいなものなんだから。
そう言って。
ひとつになった世界の、その青空を眩しげに見上げながら。
確かに。笑っていた、のに。

「今は、何も言えない」

背を向け、立ち去る『彼』の、その瞳には。
かつての自分と同じ----。

ああ、きっと。
自分は怖かったのだ。
『彼』の口から、母親と同じ言葉が零れ落ちやしないかと。

遠い日の忘れ物 引き裂かれた傷跡

だから、逃げたのだ。
支えが必要なことくらい、わかっていたのに。
それなのに。

呪われし約束を

「「世界再生なんて、しなければよかった」」

その胸に宿して

嘘か、誠か。
風に消えるは、それを成した英雄達の嘆き。

償えるなんて、思ってない。
けれど。

避けられぬ終焉は せめて愛しいその手で

「ゼロス」

お前が、それを望むなら。
俺は。

あの日ふたり出会わなければ 殺し合うこともなかったけれど
こんなにも深く誰かを愛することを知らずに生きたでしょう…

◇サンホラ「恋人に射ち堕とされた日」のイメージで書いてみました。興味ある方は後半の余白反転で。ゆっくりくまさんの徒然なるままに日暮(如月)の1/24の走り書きにちょっとリンクしてるようなしてないような。

そして神子は焔へと手を伸ばす

2008-03-07 | ラタトスク小説
◇ラタトスク関連ネタ?
ロイドが失踪してる&暗躍してるのは神子制度を完全にぶっ潰すためだったらいいなという妄想走り書きです。イメージはサンホラの「石畳の緋き悪魔」で。でもよく考えたらこれロイドサイド書かないとわけわからんことに今更気づきました…え、ええとなんとなくフィーリングでお読み下さいー(汗)


ずっとこの闇が続くのだと、思っていた。
神子としてしか必要とされない自分。
その、心は。
ただゆるゆると朽ちていくだけで。

神子制度というその、檻は。
あまりにも強固で、あまりにも冷たくて。
壊そうなんて、ましてや、壊したい、なんて。考えることすらしなかった。

『ゼロス』

闇に慣れた自分の目には、眩しすぎる、その光。
憎んですらいたそれを、心地良いと、愛おしいと思うようになったのはいつからか。

『ゼロス』

ああ、自分にも名前があったのだ。
そして。
もっとそれを呼んで欲しいという人間らしい欲求も。
まだ、あったのだ。

大好きな奴の名を呼びたいという、願いも、まだ。

『…ごめんな?』

けれど、あいつは。
もう自分の名は呼ぶなと言い残して俺さまの前から消えやがった。

お前の身を縛る鎖は、絶対に俺が壊してやる。
だからお前は、お前だけは。

『普通の人間としての、生を』

ああ、でも悪いな。
ロイド。

俺さまもう二度と。
諦めるつもりなんてないのよ?

(残酷な永遠という苦い毒を)

だから。だからどうか。
迎えに、来て。

(喰らう覚悟を決めたから)

「ロイド」

青い空を仰いで。
男は。笑みをたたえたその、口は。
神子という運命から自分を解き放った緋き焔の名を。

(共に生きよう)

幸せそうに。しあわせ、そうに。
そっと、紡いだ。


◇っていうかこれってロイゼロ…?(←それは言わないお約束)

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その2

2007-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。ちなみにその1はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記


◇ほんと思いついたとこから書いてくんで、半端なくカオスですよー。
読みにくいことこの上ない、また ネタバレしまくり(EDまで)なので、ご注意!

ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

7/14

私信!
はにゅ~さんへ。
ラタクリアおめでとうございますー!これではにゅ~さんのラタラタでエミエミなイラストが解禁に…!おおお、今から楽しみですvこっちのプレイ記や小説にニヤニヤして下さってありがとうございます…今回も自分設定ばりばりでいくのですが、さらににやにやしてもらえるように頑張ります!というか手書きブログのクレスさんとラタさんの絵が…!たまらんですー。というかラタさんが絡んだ古代大戦の話いいですよね、はにゅ~さん是非是非!例のものはいつでも結構ですよー。この頃暑いですし、のんびり描いて下さいませvでは!

◇アルタミラ話の続き。

俺は、間違っていたのかもしれない。
ずっと旅をしてきた。人間を、世界を知った。
だからこそ、わかる。

力を与えてくれと乞うた、ハーフエルフの少年に裏切られ。
その彩を持った、人間の青年を殺した。
きっとそれが、すべてのはじまり。

マルタの叫びで覚醒したのは、事実。だけど。
彼の者に与えたエターナルソード、その契約者の怒りが、精霊である俺を人間として具現させた。

ギンヌンガ・ガップで魔族の侵入を阻み、マナを操り生きとし生けるものに恵みをもたらした。
俺はいつでも与える存在で…だから、だったのかもしれない。
大樹を枯らした、裏切った、ひとを。拒絶することしか出来なかったのは。

精霊である自分の弱さを認められなくて、人であるロイドの強さを認めたく、なくて。
仇、と。憎むべきものとして記憶を作った。

「…ロイドさん!」

ふらり、と揺らいだその体を支えたのは、もうひとりの俺。
人間として生きてきたエミルには、マナを操ることは出来ない。
そして。

「――ッ!」

その流れを『視』ることも。
元からそれは、明らかに普通とは違っていたのに。
エミルが…いや『ラタトスク』が触れたことで、まるで激流のように荒れ狂う。

「どうして、どうしてなんですか…」
「うぁああ!ぁ、ああっ!」

制御を失った体内のマナは、その中身をめちゃくちゃに食い荒らし。
ロイドの意識は痛みのみに支配され――それをもって情報を読み取られるのをガードしているのだ。

脳裏に響く、エミルの悲痛な叫び。
大丈夫、ちゃんとわかってる…だから今は、その手を離すんだ。

俺はもう、これ以上。
自分を生み出してくれた、こいつを。傷つけるだけの存在でありたくない。

(落ち込んでいる暇はねぇぞ)

間違った自分と向かい合い、それを正す勇気。
教えてくれたのは。

(勇気は夢を叶える、魔法)

もう一度、出来るだろうか。
何もかも捨ててここに降りてきた時と同じように。
この星を、愛することが。

何言ってんだよ、当たり前、だろ…?

まるで涙を吸い取るかのように。
ふわりふわりと舞い散る白い羽根が、そっとそっと。

俺達を、包んだ。

◇というわけでラタさんのターン、略してラターン、いかがでしたでしょうか?これにてこの一連のお話は終わりです。ロイドは前作から色々無茶してるので、ラタED後はもう大樹の傍で普段は眠ってればいいと思います。エクスフィア探しはきっとラタさんがセンチュリオンとか魔物使ってやってくれるよ!(笑)というか真面目な話、ロイドの体ってどうなってるのか心配です。ラタさんはマナの流れを操る人なので、こうかかりつけのドクター気分でロイドの世話焼きしてればいいと思います。なんだかラタでは、ラタさんとロイドが好きみたいですよ…?この組み合わせってマイナーなのかな?教えてクリアした人!(笑)

◇特殊設定。ラタトスクは関係ありません。

困らせる気など、なかったのだ。
ただ、色を失った唇に、じわりと鮮やかなあかがにじんでいたから。
指先で、拭い取っただけなのに。

「――ッ!」

声なき悲鳴と共に後退ったロイは、見事に壁に頭をぶつけ。
そしてずるずるとその場に座り込んだ。
真っ赤な顔でこちらを見上げる彼の表情は、もしかしたら。
自分よりも幼いくらいで。

「…ロイド?」

どうして、そんなに無防備なんだ。
怪訝な顔で首を傾げるロイの、その眼鏡を外して、遠くに放り投げる。
カシャン、と。何かが壊れた音が、響いた。

「ほらそうやって、また」

咎めることもせず、ただじっと見つめてくる鳶色の瞳には、けれど。
もうなんの感情も浮かんではいなくて。
掴んだと、そう思うそばから、擦り抜けていくその心。

「全部、欲しいのに」

貴方の罪も痛みも、すべて。
俯いたロイドの瞳から零れる、あたたかい雨を拒絶するように。
立ち上がった彼の者の衣擦れの音が遠くなり…そして、消えた。


◇拍手コメントで17×19(パンシザパロ)を!との声がありましたので、嬉しくなってざかざか走り書いたもの。なんか切なくなってしまってすみません。イメージソングが「Doubt&Trust~ダウト&トラスト~」なんでどうしてもこういう方向に(←責任転嫁はやめましょう)

突然ですが、今更「地球へ」を観ています。で、話まではいかないんですけど、ちょっと思いついたパロネタというか走り書きを少し。元ネタがお好きな方は不快になるかもしれないので回れ右推奨です。いや、ほんと好き勝手書いてるので。

・ミュウとハーフエルフは扱いが何気に似ていると思う。
・パロるなら配役はブルー=ミトス、ジョミー=ロイド、トォニィ=仔ゼロスなんてどうだろう。デリス・カーラーンへハーフエルフの存在を認めてもらうために旅するとか。
・TV版の甘いお爺ちゃんだと違和感あるけど、原作のブルーの酷さというか厳しさならミトスでいけるかと。
・繊細な天使の心と太く短く強い人間の心を併せ持つ、ただひとりの天使ロイドとか萌える。むしろあのソルジャー服を着せてみたい。あんまりピッタリした服着てるの見たことないので。
・ロイドが望んだから生まれて、大きくなって…これはゼロスそのままかなと。呼び方はきっとハニーなんでしょう。
・ナスチルはうーん、コレットとかプレセアとか…マルタも?
・そしたらラスボスは誰になるんだろう…あ、ひょっとしてラタトスク?
・TV版の鬼軍曹ジョミーと尽くし(仔犬)トオニィは、ラタ序盤のロイドとゼロスに置き換えても違和感ナッシング。

7/11

自分の疑問に思ってたことはあらすじ(=エミルとマルタの交換日記)を読めばほとんど解けることに今更ながら気づきました…。でもきっと自分の妄想も付加して捻じ曲げちゃうんだぜ、ロイドスキーだから!(笑)

*7章の正気を失ったデクスと閉じ込められるあれ。神子んびの前にロイドが助けに来てたら、なもしも話。

アリスの罠に嵌って、僕はマルタを奪われ、正気を失ったデクスと共に部屋に閉じ込められてしまった。
「あ、開かない!」
ソルムのコアに狂わされた人間の、その力はすさまじいもので。
「うわぁ!?」
壁に容赦なく叩きつけられた衝撃で、視界が霞む。
いけない、このままじゃマルタを助けるどころか、自分まで…。

「こんなところで、なにをしている」

一撃、だった。
眩い光と共に現れたその人は、たった一撃でデクスを床に沈めると。
ひとかけらの感情すら浮かべぬその鳶色の瞳で、みっともなくもその場にへたり込んだ僕を見下ろした。
「ロイド、さん…」
会うのはメルトキオ以来だ。
でも、なんだろ。何か、引っかかる。
「…ゼロスたちもここに来ている。協力して、マルタを救い出せ」
「…」
こっちの反応がないことに焦れたのか。
ふぃ、と身を翻したロイドの背中はいつも通りぴん、と伸びていた。
髪の毛一筋ほども揺らぐことなどないと、そう思ってたのに。
それなのに。

「どうして、どうしてなんですか…」
「うぁああ!ぁ、ああっ!」

自分の声なのに、それはひどく聞き取りづらかった。
信じたくない、と。心が、叫んでいる。

この腕から逃れようと暴れるその人から伝わってくるのは、痛みと苦しみ、ただそれだけ。
いっぱいに見開かれた鳶色の瞳からはとめどない涙が流れ。
尽きることのない悲鳴を紡ぐその口からは、透明な糸が伝う。

泣きたいなら、泣けばいいって。
そう、確かに思ったよ。
だけど僕が望んでいたのは、こんなことじゃない!

(そうすることで、あいつが傷つくとしてもか)

もうひとりの僕の言葉がよみがえる。
ああ、君は、知っていたの?
『エミル』はこの人に近づいては…触れては、いけない存在なんだってことを。

「ロイド、さん…」

貴方を傷つけたくなんてないのに。
どうして。

痛みに痙攣するその体を、そっと冷たい床に横たえる。
「…ぁ」
色を失ったその唇から、かすかな安堵の声が漏れたかと思うと、それきりロイドからはすべての力が抜けた。
「ごめん、なさい…」
かたく閉じられた瞼はぴくりとも、動かなかった、けど。
マフラーをかけてあげれば、その顔は少しだけほころんで。

(落ち込んでる暇はねぇぞ)

めずらしくどこか優しい、その声に。
僕は泣きじゃくることでしか、こたえが返せなかった。

◇昨日の続きのようなそうでないような…。なんでロイドが痛がってるかは昨日の後書きをお読み下さい。次はいよいよラタさんのターン!(だといいな…)

7/10

*色々前後してますが、気にしない方向でひとつお願いします。

ああ、まただ。
いつもあの人は震えている。

「今は、何も言えない」

かつての仲間に剣なんて向けたくないはずなのに。
なにが貴方を縛っているの?

きっと僕はこたえを知ってる。
ううん、正確には心の奥底にいる『もうひとりの僕』が。

最初はすごく怖かった。
自分が自分でなくなっちゃうみたいで。
でも。

俺が…消えればいいんだろう。みんな…俺が邪魔なんだ…

響いた、そのこえは。
ルインでの僕と、同じだったから。

そう、きっと、あの人も。
初めて会った時だって、叫んでた。
こえなき、こえで。

どうしてこんなことをするんだ、同じ人間なのに、どうして…!

年上だからとか、世界再生の英雄だからとか、そんなの関係ない。
泣きたいなら、泣けばいいんだ。

僕はもっと。ロイドのことを知りたい。
あのひとに、ふれたい。

(そうすることで、あいつが傷つくとしてもか)

大丈夫だよ。
僕はもうロイドが母さん達の仇じゃないって知ってる。

(そうじゃない。お前は…いや、なんでもない)

それきり口を噤んでしまった彼の。
その言葉の、本当の意味を知ったのは。

「うぁああ!ぁ、ああっ!」

アルタミラで再会した、あの人に。
触れた、時だった。


◇アルタミラのゼロスの台詞(「俺さまたち、ロイドを見つけたんだよ。ま、相変わらず何も話しちゃくれなかったけどな」)は意味深だよね…。どうしても色々妄想しちゃいます…うん、アレな方向に(笑)そしてここでのエミルはロイドのことをロイドさん呼びしてるのが個人的にはとても萌えます。というか最後のアレはいつか見た画像にデクスを取り押さえてるロイドのシーンがあったと思うのですが、それってカットされちゃったのかな?W主人公スキーにはちょっともったいなくね?と思って書いたもので深い意味はありません(ナンダッテー)気が向いたら続きを書くかもですが、今回はここまでということで。

いやあの、エミルがロイドに触れると色々わかっちゃうのかなと妄想しまして。ほらエミルってアレだし。ロイドはコレだし(指示代名詞が多いのは仕様です・笑)そうさせないためには何か他の感情で心をいっぱいにしてガードするのかなあと…。そんなこんなでここではエミルが触れるとロイドの体には激痛が走る設定だったり。

個人的にはラタさんはロイドが生み出したも同然な捉え方をしてるので、ラタさんはロイド大好きというか無意識に精神的拠り所にしてればいい。VSゼロスなんてのもいつか書いてみたいかも。ああ、またマイナー方向に…。

こっそり私信。
かざるもあのふたりが仲良いと嬉しくなります(笑)「エミル!今だ!」「…はいっ!」とか、ああもうたまらんなあのふたり…!あの関係はちょっと陰陽のヤクモとリクに似てるよね、と呟いてみます。ご存知じゃなかったらすみません…!

7/9

*2日遅れですが、一応七夕話のつもりです。EDネタバレ注意。


つたえよう、伝えよう。
あの子の言葉を、みんなに。

大樹の加護を受けた、自分なら。
きっと出来るはずだから。

清く澄んだその水に、そっと足を踏み入れる。
いつもは口やかましい守人も、今日だけはただ、見守るだけ。

まだ、大樹は不安定で。
けれど確かに、この大地に根付いているから。
…繋がって、いるから。

もう二度と会えなくても。
存在し続ける限り、ずっと想い続ける、と彼の者は言ったという。
それはきっと、自分の頭を撫でていった、あの人と同じ。

思い出は今もこの胸にあって。
貴方はいつまでも変わらぬ姿でここにいて。
だけど。

もう一度だけでいい。
その姿を見たい、声がききたい。
触れたい、と。

願う気持ちは、抑えきれるものではないことを。
自分は知ってるから。

「    」

たった一言。
彼がみんなに、伝えたかったこと。

届けられたのだ、と安堵したら急に体の力が抜けて。
大樹の精霊と、その守人が自分の名を呼ぶけれど、もうこたえを返せそうもなかった。

『…どうして』

頭に響くのは、もうひとりの。
まるであの時の自分の怒りを、パルマコスタの炎を、写し取ったような。
緋の、瞳が。戸惑いに揺れていた。

『どうしてお前はそこまでするんだ』

そう言われても。
きっとお前を納得させるこたえなんて、どこにもない。
ただそうだな、星空があまりにも、綺麗だったから。

あの人を想って泣いていた…過去の自分と、あの少女が。
重なって、見えてしまったから。

だからこれは。
自分に、優しくしただけなのだ。

苦笑交じりに呟いた言葉は、伝わったのか、伝わらなかったのか。
まったく仕方のない奴だな、と。
どこかで誰かが、笑った気がした。


◇いえノーマルエンドのマルタってロイドと同じだよな…とふと思ったもので。うう、いくら世界に存在するとはいえもう二度と会えないのは切ないよね(泣)

*5章プレイ済みの方推奨。ロイドとセレスの語らいです。

その人は。
自分のせいで怖い思いをさせてしまったと、静かに頭を下げた。
初めて会った時の輝くような笑顔は、今は遠く。
それでもあの時、力強くこの肩を抱き寄せてくれた手は、あたたかく。

「いいえ。謝るのは私の方ですわ」

世界再生後、真っ先にエクスフィアを返したのは。
少しでも、その夢を叶える手伝いをしたかったから。
兄と違って弱いこの体では、彼の背中を見送ることしか出来なかった、から。

「罰を与えられなくて、ごめんなさい」

一瞬、その鳶色の瞳が見開かれ、そして。
ゆるりと閉じられるのを、私はただじっと見ていた。

半年前。
救いの塔の跡に向かった彼の人は、それきり兄の元には帰って来なかった。
心配するな、と笑っていたけれど。
どれだけその心が傷を負ったのか、負わせて、しまったのか。
誰よりこの人は良く知ってると、思うから。

「お逃げなさい。お兄様に見つからないうちに」

ロイド=アーヴィング。
貴方の戻りたい場所はここでは、ないでしょう?
少なくとも。今は、まだ。

「…」

ふわりと風に舞うカーテンの向こう。
飛び立った天使の口から零れたのは、感謝の言葉だったのか、それとも謝罪の言葉だったのか。

私には、わからなかった。


◇いやなんというかセレスがね…!いい娘さんになって…!(ほろり)ロイドがあの時すんなり引いたのは、セレスの体調を心配したからだと思うんだ、うん。個人的にはあのふたりのコンビも好きです。諸事情でゼロスとは面と向かって話せないから、せめてその妹のセレスに責められることで、罰を与えてもらおうとしたのかなとちょっと妄想してみたのがこの話だったり。ロイセレまではいきませんけれども、このふたりは互いを大事に想ってると思うよ…!

7/8

書きたい話は多々あるのですが、いまいち形になりません…。アステルさんの話とか書いてみたいのになあ…。あ、アステルさんと言えばOPのリヒターとエミルの映像は結構ネタバレというか切ない件についてひとつ。二人三脚の二番がBADENDを示唆してるのは色んなトコで言われてますが、一番はリヒターとアステルさんの歌でいいと思います。ところで某方のプレイ日記見てるとことごとく萌えどころとか一緒で、嬉しくなりました。「そうやってお前はいつも~」な台詞、かざるは好きしょの直と蘭を思い浮かべましたけれども(ネタ通じる人が何人いるんだか・笑)
後少し、頑張って下さい!ひっそり応援してます!そしてプレイ日記も楽しみに待たせて頂きます…!

ところで昨日は七夕だったわけですが、アンケートで教えていただいたKOKIAの「ありがとう」を聴きながら、つらつらとロイドについて考えてました。大樹の精霊の加護を受けてるなら、触媒になって、同じ樹の精霊のエミルの言葉をみんなに伝えられないかな、なんて考えるんじゃないかとか。いやだってね、マルタ以外の別れは表に出てたのはもうひとりの僕だったからさ…!

ところで下の走り書き、赤と緑を普通に分離させちゃってたんですが、ひょっとしてあれ一緒に帰ってきたの、かな…?その辺クリアしたみなさまのご意見をお聞きしたいところです。

後ちょっと思いついたのは5章でみんなと別れた後セレスを見舞いに来て、逆に神子んびに捕獲されるロイドとか。地震多発してたから、セレスを庇って何かの下敷きになったところで意識朦朧、なんとか逃げようとするけど「まだ下にはみんながいるんだぜ、ハニー?」ってゼロスに脅されて、仕方なくその場に留まるとか…。でもロイドにとっては神子んびが一番手ごわいんだよね(笑)

またまた脈絡なくてすみません、ただいま「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」の挿入歌「果て無きモノローグ」(angela)が頭の中でぐるぐると回ってます。

時に過去は重き足枷 「今以上」を望めなくするけど 動き始めた歯車を 止めることは出来ない ためらい どれくらい 僕を試しますか 小さく輝いてた夢遥か 「戻りたい場所があれば戦える」と 呟いた声は 誰かに届くだろうか

フラノールの時とか、ロイドの心情考えるとほんと切ないです…。血の粛清で自分がやってないと声を上げることは簡単だけど、そうすればヴァンガードとマーテル教会の対立、ひいてはテセアラとシルヴァラントの争いが激化する。ロイドはそれを避けたかったんじゃないかなあ。もちろん、コア集めが最優先だったから、行動を制限するそれを切り捨てたのもあるだろうけど…。この2年でロイドは飛躍的に大人になったけど、そうならなきゃいけなかった世界の状態とか、ミトスに対するうーん、言葉はアレですがなんていうのかな、負い目とかを考えると手放しで喜べないのです。それでも、ちゃんと信じてくれる、支えてくれる人がいるというのがせめてもの救いかなと。

駆け抜けた大地の草の匂いと 緋色に染まっていくあの空を 戻れない場所と知っていながら僕は 夢見ていたんだ

最終決戦のエミルの決意がですね、また泣けるというかなんというか。ロイドは気づいてたっぽいので、バッドとノーマルエンドは相当にキツかったんじゃないかと…。その辺もいつか補完というか書いてみたいです。

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記

2007-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。その2はこちらからどうぞ。

◇ほんと思いついたとこから書いてくんで、半端なくカオスですよー。読みにくいことこの上ない、また ネタバレしまくり(EDまで)なので、ご注意!

ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

7/4

*ED後妄想話。なのでクリア前の方の閲覧はご遠慮下さいねー。

精霊にとっては人間の生きる時間なんて、瞬きくらいの間でしかない。
そんな彼らの言葉に後押しされて、僕はみんなのいるこの世界にひとり戻って来た。
マルタも、みんなも笑顔で迎えてくれて。とても嬉しかったんだ、でも。
「ごめんね」
こんな夕焼けを見ていると、胸が痛くなる。
彼の瞳を思わせる、綺麗な彩。そしてかなしい、いろ。
もうひとりの僕…ラタトスクだって、マルタのことが好きだったのに。
「エミル?どうしたの?」
波打ち際で水と戯れていたマルタが、こっちを振り返る。
いけない、こんな顔してちゃ、心配させちゃう。
「ううん、なんでもない。そろそろ帰ろう。ね、マルタ」

ああ、なんだか今すごくロイドに会いたい。
その強さを少しでもいいから、分けて欲しい。

「…会って来たら?」
マルタの口から零れたのは、僕の考えを読んだとしか思えない言葉で。
それとも、口に出していたんだろうか。
「エミルは結構顔に出るからなあ」
悪戯っぽく笑うマルタの、その青い瞳がそっと伏せられる。
「…もうひとりの…ラタトスクも、そうだったよ」
ああ、こんなところにも君の存在は残ってる。
だけどそれもきっと時間が経てば風化していってしまうんだろう。

あいつがみてる。いつも俺のやることを。
だから俺は証明しなきゃいけない。俺の生きる姿で。

あの、雪の街で。そう言い切ったロイドは今の自分には眩しすぎて。
自分とは…違い、過ぎて。本当は、会うのが怖いんだ。
それでも。

「勇気は、夢を叶える魔法」

エミルとラタトスクが教えてくれたんだよ、とマルタが笑う。
腕に添えられた、細く白い手。
そうだね、僕たちはいつも、もらってた…勇気を。

思い出すのは、キミの笑顔。
いつか僕はそこに還るけれど、それでも、それでもね。

僕はこの幸せを。今、伝える…ううん、分け合う方法を探したい。
たとえ君に呆れられたとしても。

(…勝手にしろ)

その時。いまは遠い、その場所で。
もうひとりの僕が、かすかに笑った気がした。


◇ハッピーエンドEDその後みたいなカンジで。しかしあれラタがかわいそうと思ったのはワタシだけですかね。だって、テネブもリヒターも、ヴェリウスなんて問答無用でエミル切り離そうとするし…!やっぱりここはロイドに出て来てもらおうと思います。だってほら、あの人攻略王だから!(笑)ロイドの台詞は決戦前イベントから。おお…なんというミトス憑依(以下略)

7/3

ところでテイルズチャンネルのアンケートにこたえるともらえるあのふたりのね、壁紙…!あれやばいってクリア後に見たら涙腺崩壊します、まじで…(←言葉にならない)

発売前に色々妄想してたのですが、まさか本当に神子んびによるロイド拉致があるとは思わなんだ…!あ、いえ違いますよ、本当は世界を飛び回るロイドを見つけてちょっとの間だけ一緒にいた(でしたっけ、うろ覚えですみません)っていうだけなんですが、いや色々想像してしまいますですな!(笑)しかし今回のロイドのカッコ良さは異常、そしてすっかりクラトスの位置に収まった会長の某メタ○ギアソリッ○ネタも異常(笑)エミルとマルタのあの初々しいながらも、熟年夫婦のような関係も好きですよー。ふたりには幸せになって欲しい、うむ。

しかしパッケージにいるのに仲間にならないコンビが強すぎて最終ステージに進めません…。あれだ仲間に頼り過ぎなんだな、前作のキャラもいいけど魔物も頼れよってことか…!なんたるトラップ!


というわけで、めでたくクリアもしたことですし、真面目に2週目のプレイ日記でも書いてみようかなと。

ネタバレ激し過ぎですので、クリア前の方は絶対見ないで下さいね!

「第1章 響き、届かぬ世界」

燃えるパルマコスタ。

逃げるエミル視点。緑色の瞳のお父さんとお母さんが前を走っています。
さてこの時のエミルは、主人公のエミルとは別人物だったわけですが…。トマスさんの口ぶりから推測するに、きっとあの後デクスに殺されたのでしょう。初プレイの時もお母さんが「ああ…もうお前の顔も良く見えないわ」と言った時にあれ、と思ったんですが…。そしてお父さんもいるのに、エミルは「おかあさん」としか言わないのがなんとも…。お父さん影薄かったのかな?そしてあの服、よく見たらデザインがとんでもな(以下略)アステルさんって、某地球へのブルーと同じような人だったんじゃないかなと想像します。お目付け役のリヒターは相当苦労してたんだろうな…。

さて、場面は変わって怪しい仮面集団から逃げるマルタ。手には赤い珠、これがラタトスク・コアですね。ラタトスクの赤い瞳はだからなのかな。エミルの瞳はお母さんの瞳の色を再現したのかも…。アステルさんは(最初に出現した時も)灰色だったような気がするので…うろ覚えなんで間違ってたらすみません。で、この時助けてくれたのはロイドだったわけですが。「何をしている~パルマコスタに何をした!」までのロイドの台詞、本当怒りを押し殺してるカンジで切なかったですね…。

テネブラエの声に反応してたのはエミルがラタトスクだったからなんですね。しかしあの服装でふらふら街を歩いててよく無事だったな…。テネブがどうにかしたんでしょうか。ルインに行く時も竜車に乗って来たって言ってましたけど、その辺の記憶も捏造なんでしょうか。ああ、気になるなー!

ベッドで寝ているエミルは可愛いですね!エミルって大体左向きに横になって眠ってるのが多いような…。やっぱりルインでの生活がそうさせちゃったのかな…。フロルおばさん、見るからにキツそうな人です。よその土地で頼るべき親戚からあんな否定されちゃ、ああなるのも無理ないよ…切ないなあ。もう謝ることが当然になっちゃってるエミルを見てるのが辛いです…(泣)宿屋さんみたいですが、こんな従業員のいる宿屋は嫌だ。セーブしようと入ってみると、街のおばさんが「景気の悪い顔見せないでよ」って…どんだけ!しかしこれはまだまだエミル迫害の片鱗にすぎなかったのです…いやだって本当酷いんだ!

ところで鎖骨のとこにあるという星型のあざって、この時点では発見出来ないんですが本当にあるのかな?

ついでに色々妄想ネタ。

・「勇気は夢を叶える魔法」アンナさんが発祥説をもう一度唱えてみる。
・サイバックできいたアステルさんは「9歳の時には…云々」というように、すごく頭の良いお子さんだった様子。周囲から浮いてたんじゃないかなと。もう互角に話せるのはリヒターくらいしかいなくて、でもハーフエルフだからってみんなにはあいつには近寄るなとか言われたりとか。
・アステルさんとロイドはほぼ同い年なので、クルシスから逃亡中に出会ったことあるんじゃない?で、アステルさんはそのこと覚えてるんじゃない?と妄想。
・「勇気は(以下略)」私もなけなしの勇気を出したから大切なものが出来たのよ、と微笑むアンナさん。
・アステルさんはアンナさんのことを魔法使い、ロイドのことをその弟子と呼んでしばらく遊ぶ。そして再会を約束するんだけど、二度と会えなかった。
・アステルさんはアンナさんの言葉を胸に、リヒター本人も周りの中傷も怖いけど、うつむかず笑うのです。

・そして一方ラタトスク。
・マルタの叫びから顕現するまではちょっと間があったような気がするので、それは何故かと妄想してみる。
・瞳がロイドの怒りに反応して赤くなったならそれはそれで萌える。というかどうして人間なんてどーでもいいですよ、のラタがマルタを助けようと思ったのかがわからない。ので、そこにロイドの存在が介入してたらいいなあと。
・どういうからくりでかラタはアステルの体を使ってる(のかな?)ので、潜在的に記憶を引き継いでて、幼い時からあまり変わってないロイドの姿に反応して「人間」としての人格エミルを形成した…とかね。

・さらにもうひとつ。どうやら古代英雄とラタトスクは面識あるみたいなんで、いっそそんなゲームを作って欲しいなとか。ラタED後のある日、例の扉の封印は破られそうに、大樹は枯れそうに。過去のラタトスクとマーテルになにかが起こっているという結論に達し、ロイド達はエターナルソードの力で過去へと跳ぶ。エミルとマルタ、ロイドとふたり旅の相手で…なんてどうでしょう。残りの仲間は封印と大樹を守る手伝いをして、ちょくちょく呼ばれるみたいな…。いやエミルがロイドはミトスと仲直りがしたいんだね、って言ってたから、もっとミトスとの触れ合いが見たいなあと。

7/2

というわけではやいもので、もう7月ですね!
ラタ、もう少しで終わりです。エミルも、マルタも、そしてもちろんロイドたちににとっていいラストであればいいなあと思います。いや、EDってマルチだっていうから…(笑)

ネタバレになるので詳しくは話せませんが、ロイドがミトスの存在を文字通り心に刻んでくれてたのが嬉しかったです。うーん、うまく言えないなあ…。今日か明日にはクリア出来るかな…?

6/30

うーん、いきなりですがエミルとロイドがイセリア人間牧場で邂逅する話が書きたいなと。いつかちょろっと書いた、崖から落ちたエミルをロイドが抱え込んで落ちて羽で飛ぼうとするんだけど、バランス崩して不時着羽ぼきっネタ(長いよ!)ネタで。満身創痍なロイドをエミルが(テネブラエでも可)ダイクさんの家まで運んでいくとかどうだろう。ダイクさんはきっと聖堂の修復で現地に泊まりだから、ロイドひとりじゃ心配というか一応庇われたんだし、アスカードではマルタだってお母さんの仇のコレットに借りを返すって言ってたし…とぐるぐるした後で結局看護してたりするといいなあ。でも個人設定だとオリジンとラタトスクは反発し合う存在で、ラタの方が少し上位精霊なんでロイドは触れられるとすんごく痛い、みたいなの希望。(バランス崩したのも実はそれが原因)エミルはちりっ程度の痛みだから「静電気かな?」くらいであんまり気にしてないとか。エミルは可愛らしいけど、絶対あの子総攻めだと思うよ…!あ、ラタモエミルじゃなくてノーマルの方ですよ(←問題発言)書くとしたら多分エミル×ロイドなんだろうなあ…。あ、なんかまたマイナー路線まっしぐらな予感…ははは。

以下は上の語りとはまったく関係ないです。第4章クリアした辺りの話…?妄想激しいですので、閲覧にはご注意を!


さくさくと草を踏む音に、マーテルはふと視線を上げた。

「やはり…来ていたのか」
(うん。ロイドは、来る気はなかったみたいだけどね)

まるで、慰めるように、その頭を、撫でるように。
さわさわとまだ年若き大樹の葉がやさしい音を奏でる。

「…また、間に合わなかったらしいな」
「ええ…」

自分の膝に頭を預け、疲れきった顔で眠るロイドは、目覚めない。
涙で凝ってしまった鳶色の髪を優しく梳くと、マーテルは辛そうに、その瞳をぎゅっと瞑った。

ラタトスクとの共存が出来るとは思っていない。
彼が目覚めれば、芽吹いたこの木は、きっと。
不要なものとして、処分されるだろう。

(センチュリオン・コアの存在に仲間が気づいたからね。それにあっちには陰険テネブラエがついてる。状況は…圧倒的に不利だ)

ロイドは。
たすけたいと、言ってくれた。
ミトスは、ともだちだから、と。

「ん…、あれユアン、来てたのか…」
「それはこっちの台詞なのだがな。とりあえずはマーテルから離れてもらおうか」
「あー、悪い。また俺、眠っちまったんだな…」

気だるげに立ち上がるロイドの、その体がふらりと泳いだ。
目眩でも起こしたか、と咄嗟に手を差し伸べたが、ぴしりとそれは跳ね除けられた。

「出かけてくる。僕たちがいないからって姉さまに甘えないでよね、ユアン」
「それはお前だろう。…まあいい、さっさと行け」

ミトスの心は、大樹とロイドのエクスフィア、両方に半分ずつ宿ったという。
そのことを目の前の青年が知っているのかどうかは、わからない。

俺、ラタトスクとの取引の材料として、センチュリオン・コアを集めようと、思うんだ。

半年前、ロイドはそんなことを提案して我々を驚かせた。
エクスフィア探しも断念して、ノイシュもイセリアのダイクの元に預け。
その鳶色の瞳に宿るのは、誰にも覆すことのかなわない、決意。

ラタトスクが目覚めなければ、世界はいずれ滅ぶ。
けれど、彼が目覚めれば。大樹は再びの、死を迎える。

どちらも救おうと、掬おうと。
ロイドは仲間達に背を向けてまで、コアを集めることに執心した。
文字通り、不眠不休で。

「ぼやぼやしてると、エミルたちに先を越されちまう…。じゃ、行って来るな!」
「ロイド」
「ん?」
「翼は…出来るだけ使うな」

移動手段として、レアバードを貸した。
けれど、マナの不足しているこの統一世界では、それは満足に動くものではなくて。
そして、それに代わるものといえば。

「…わかってる。ありがとな、ユアン」

かえってきたのは、木漏れ日のような、やさしくそしてささやかな微笑み。
大樹が芽吹いてから2年、ロイドは文字通り自分の身を削って、その成長を見守ってきた。
そしてこれからも、身も心も削り続けるのだろう。
すべての生きとし生きるもののために、命をかけて大樹をまもろうとするだろう。

たったひとりで。

「行って来ます」

ひらりと翻る、そのしろは。
伸ばした手に触れることなく、蒼穹の空に溶けた。

◇というわけで某Hにゅ~さんのユアンがロイドのサポートしてたら萌えます説に便乗してみました(笑)リフィル先生たちがレアバードを返して今手元になく、ロイドだけ(多分)が再レンタル出来たということはそういうことでいいんじゃないかな?
いえイセリアでダイクさんが「半年前ふらりと帰って来て『ともだちを助けたい』って言ってな、身軽になりたいからってノイシュを置いてった」みたいなことを言ってたので…。ともだちがミトスのことで、大樹だったらいいなあという妄想です。シンフォニアのラストでロイドはミトスを殺しちゃったわけだけど、ロイドのことだから「他に方法はなかったのか」ってずっと悩み続けてると思うので。ああ、ほんとラタがクラトスルートじゃなくてほんと良かった!
ミトスはロイドにエクスフィアを介して時々憑依してたり。イメージ的にはエミルとラタモエミルのチェンジみたいになるといいなあなんて。

ユアンのあの黒服を借りて、髪も下ろしてひっそりとパルマコスタの人々のお墓参りに来るロイドとかも書いてみたいなあ。そんで第2章…だったかな?のパルマコスタに来てまでのろけてる(ゼロロイヤー視点で)ゼロスと出会うがいいよ…!なんかラタはとってもゼロロイスキーに優しい作りになってる気がするのは…気のせいですかそうですか(笑)

6/28

というわけで、ついにラタトスクが発売になりました!エミル可愛いなあ。なんていうかこれはあれだ、陰陽のリクに感じたときめきと同じっぽい気が。ところで主人公の下野さんは、ラーゼフォン、クラスターエッジと「実は神様でした」役が多い気がするんですが、まさか今回もってことはないよね…?なんか周りの反応とかエミルの記憶が曖昧だったりとか、カウントダウン文の後書きでちょろっと妄想したラタトスク=エミルフラグだったら…と妄想すると胸がどきどきなんですけど。

これから出かけなきゃなんですが、帰ったらこんなカンジでちょろちょろ感想でも書いていきたいなと。

とりあえず第一章のエミルのおじさんがスパラダのグラスポップにしか聞こえない罠…相変わらずノリノリですね、あの人は(笑)

そして気づいてもらえるかわからない、勝手に私信。

Hにゅ~さん
ラタプレイ日記待ってました!いきなりのリヒターさんとあの素敵な呪文(違)にどきどきさせて頂いてます。ラタモ(ラタトスクモードの略)エミルも!ロイドはすっかりクールになりましたが、そんな中見せる憂い顔がたまらんですよね!これからも楽しみに通わせて頂きますー!

それでは以下感想みたいな箇条書きな呟き。ゲームの台詞もちょこちょこ混じってるんで閲覧は自己責任でお願いします。また思いついた順に追加してくので、不親切この上ないです、すみません。

(各章タイトル情報・攻略本から)

 1章 響き、届かぬ世界(ルイン。リヒターとマルタとの出会い。ロイドとの初戦闘。そしてテイルズの主人公の宿命な村を追い出されるまで)

・とりあえずエミルの嫌われっぷりというか、迫害されまくりなのが…!
・ルインはロイド教に支配されました。
・折檻されるとか殴られるのが怖いとか…!どれだけ薄幸なんだエミル(泣)
・「まだ生きてたのかよ(うろ覚え)」とか、フランダースの犬のネロも真っ青ですよ…!
・「友達…欲しいなあ…。でも僕なんかが…」そりゃあんだけ自分を否定されりゃあな!うわぁーん!
・「勇気は、夢を叶える魔法」昔そういうことを言ってた人間が…とリヒターさんが言った時、真っ先にアンナさんが思い浮かんだ罠。
・叔父アルバが言ったこの一言に不覚にも涙しました。「危険だと言ってるんだ!あんたが行くのは勝手だが、うちのエミルは置いてってもらおう」んでもそう思ってるなら最初からもっと(以下略)
・ロイド!PV通りだよ!マルタとの剣戟は稽古をつけてやってるみたいに、綺麗に受け流してる気がしました。
・エミルのCMの叫び「(前略)どうして殺したの!」に「また…パルマコスタ、か…」辛そうに視線を逸らすのがまた…!
・そして強すぎ!てか3秒で死にましたよ!み、みんなそんなもんだよね?(おそるおそる)

 2章 風、波立つ心(アスカード。コレットと出会います。さらにパルマコスタへ。ゼロスと出会います。)

・「僕、その時、街にはいなかったから…」
いなかった…んだよな…

・「友達…でいいの、僕なんかが?」
また友達ができた…!信じられない

 3章 昨日の足跡、明日への足跡(イセリア。ロイドのことをきくマルタとエミル。リフィル先生はやっぱり先生だよね!ジーニアスも相変わらずv)

・でも僕のおじさんは…僕のこと恥ずかしいって…

今のところここまで進んでます。

 4章 光と闇とグミと
 5章 真実の仮面、偽りの素顔

*ちなみに全8章らしいです。


ルインにいた頃は、ただ憎んでればよかった。
お母さんを、パルマコスタのみんなを殺した、ロイドを。
僕がみんなに疎まれるのは、友達が出来ないのは。
みんなみんな、あいつのせいなんだって。

それだけが、僕に遺された、たったひとつの。

「勇気は、夢を叶える魔法」

リヒターさんの教えてくれたその言葉は。
ルインという自分を否定する世界から、僕を連れ出してくれた。
だけどそれは。

ロイド=アーヴィングという存在が。
世界にどれだけ肯定されているのか、思い知ることでも、あって。

「そんなこと言うエミルは私の好きなエミルじゃない」

初めて出来た友達、だったのに。
それすら、ロイドは奪うんだ。

血が繋がってないダイクさんに、あれだけ誇りに思われてる…愛されている、ロイド。
親戚なのに、僕のことを閉じ込めて、外に出さないようにしていた…恥ずかしいって僕を殴ったおじさんたち。

旅を続けていくうちに、たくさんたくさんロイドを知ってる人に会って、話した。
みんな、ロイドのことを、信じてた。パルマコスタの人ですら。
「あいつがそんなことするはずがない」ってはっきり言われる度に、自分が否定されてるみたいで。

こわくて、かなしかったんだ。
自分の心の中に逃げこんでしまいたいと。そう、思ってしまうまでに。

◇イセリアに来てからエミルがこう、追い詰められていくのが辛くてですね…。後はこの辺からラタモエミルがひとり歩きしてるカンジがしたものですから、つい。エミル味方いないから(マルタもコレット効果でほんとにロイドって悪い奴なの?って揺れ始めてるし)護ってやってくれよ、と。だって自分、もうひとりの人格ネタ大好きなんだ…!古くは虎王と翔龍子様、最近では王様と遊戯さんとか覇王と十代とか、いずれはそんなカンジになってくのかなあ?

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その3

2007-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。ちなみにその1はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記
その2はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その2

ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

8/1

攻略本ゲットしましたー!色々見たいイベントとか取り逃してたんで、頑張って2週目やりたいです…。ところでオリジンってラタではどういう位置というか地位にいるんでしょうか。精霊の王だけど、ラタさんの方がどうみても偉そ(以下略)んー、ラタさんが大会社の社長とすると、オリジンは子会社の社長、とか…?ラタさんは大樹の復活を信じて眠りについたって書いてあるけど、オリジンはその時何してたのか気になります。

エミマルはトゥルーでも切ないですよね…!(勝手に呼びかけ)ふと思ったのは、アンナさんも、もしも寿命を全うしていたらクラトスとは違う時間を生きたんだよなあと。エミマルでもクラアンでもきっと自分の姿が変わらないことをうだうだ悩むのは男の方で、女性陣は「貴方が私を想ってくれる心も、私が貴方を想う心も、変わらない」ってなカンジで、最期まで笑って生きていく気がします。

7/30

上でやってるアンケート、ついにロイドが100票越えしました!それだけ愛されてるんだなーと思うと嬉しくなりますvコンプリートガイドもそろそろ発売だろうし、今度はロイドの背景を考えつつじっくり2週目をやりたいなあ。

逆行話、考えれば考えるほどミトロイになるのは何故なんだろう…。19歳ロイドはラタさんを助け出した後で、再び『跳』んでミトスからエミルを救い出してくれるといい。でも逃げる時にロイドだけ捕まっちゃうとか。そしたら17歳と19歳の邂逅もあるかもだし!「未来の俺は…お前は、笑えてたか?」みたいな質問されて、19歳は一瞬強張るといい。あ、あれ?ミトロイは…?(笑)

2年前の世界に行くにあたって、ラタさんが「これでいいだろ」ってミトスの衣装を用意する、みたいなことを書いたと思うのですが、ミトスにつかまったエミルはそのまま「ミトス」としてロイド達と旅するなんてどうだろうか。容姿はほら、ユグさんの力でちょっと変えて、みたいな。エミルにしてみたら当初の目的は果たせるわけだけど、自分の言動が未来を変えちゃうんじゃ、って思うあまり無口になっちゃって、心配したロイドが話しかけてくるとかね。太陽みたいに笑う17歳のロイドに『僕達のしたことが、貴方からこの笑顔を奪ってしまったんだね…』とエミルは悩みそう。そして、ぼろぼろ泣いちゃいそうです。

「ごめんなさい」

それは、確かに僕の、エミルが発した言葉、だったけど。
あの人はそれを制御しなかった。

孤独な支配者の、ほんのかすかだけど、零れた本音と。
それを黙って受け止めてくれる、あたたかい腕に。

僕は子供のように、泣きじゃくることしか出来なかったんだ。

ミトスは一応エミルを人形として送り込もうとしたんだけど、ラタさんの護りか(笑)洗脳は効かなくて、だったらいいやそのまま送り込んだ方が君は苦しみそうだし、とかさらりと言って入れ替わるわけです。とはいってもある程度は制御が出来るので、言われたらまずいこととかは強制的にとめられます。で、それをしなかったということはミトスもロイドに謝りたかったんじゃないのかなあ、とエミルは思ってまた悶々とするわけで…。

というかこの話、一番大変なのはラタさんじゃ…。きっと「ロイドを助けに行く!」って飛び出してくエミルをとめるんだろうなあ。自分がまだこの世界に必要なのもわかってるし、ロイドにもきっと頼まれてるから、軽はずみな行動取れないだろうし…。で、罪悪感でいっぱいなエミルに責められて、表面は平然としてても内面は地の底まで落ち込んでそうです。

逆行話は萌えるけど、全体は書けそうにないので、ここでひっそり小話をぽつぽつ出せたらなあと。

7/24

私信!
はにゅ~さん
逆行話、日々楽しませて頂いてます。私一応(笑)ロイドスキーなのに気を抜くとえっみえみにされそうです…!そしてラタさん、確かにミトスのこととか世界再生のこととか何も訊いてなさそう…!辛いだろうから訊けない、じゃなくてめんどくさいってな理由っぽいなーとどうしても思ってしまいます…!(笑)そしてそして逆行話、描き始めたとか…!設定読むだけでもうわくわくのどきどきですー。楽しみに待たせて頂きますv

この前書いたポールの(以下略)が懐かしくてちょっと調べてみたのですが「ポールの冒険」(主題歌)が3番まであるなんて知りませんでした…!エミルを拉致られちゃったラタさんの心情に聴こえなくもないので、勝手に当てはめてみたり。前の方は省略してます。

俺をエミルが呼んでいるから 俺を信じて待ってるから
メソメソせずにどこまでだって ゆくぞロイドと戦い続けるぞ


や、ラタさんはメソメソなんてしないと思いますが…(笑)なんか某王様の如く弱りきっててもいいなあとか(こらこら)そしてロイドスキーとしてはラタさんとロイドが共闘とかしてくれたら萌えるのですよ…。

7/23

ただいま逆行話に萌えております。にやにやが…!(以下略)

エミルが拉致られるならどこがいいかな~とルンルンでシナリオブックを見ようと思ったら、確かに買ったのに、何故か見当たらない罠…(泣)うろ覚えですがノイシュに「僕は間違ってるのかも…」な弱音を吐くスキットがあったかと思うんですが、その辺がいいかなと勝手に思ってます。

というわけで!ミトスのエミル拉致ネタに響き合って下さってありがとうございますv意識だけを逃すってのは萌えますよね!さらなる逆行話を楽しみにしてます!


逃げられない、と悟った時に、僕は咄嗟に彼を『突き飛ばして』いた。
僕たちの体はひとつだけど。
互いを認め合ったあのときから、その意識は明確に分かたれていたから。

「逃げて」

この言葉は、きっと彼を傷つける。
でも、今はラタトスクだけでも逃がさなきゃ。

「僕らの世界に、精霊ラタトスクは必要なんだ。…僕と違ってね」

じりじりと後退されば、エミル、と震える唇が声なきこえを紡いだ。
緋色の瞳が、苛烈な光を宿し、僕をこの場に縛りつけようとする。

行くな、と。
切ないまでの叫びと、共に。

でも、ごめんね。

「だから、君はかえって」

僕が、嫌なんだ。
君とミトスの間に何があったのか、きいてはいたよ。
でも、こんなにとは思わなかったんだ。

(お願い、ロイド…!)

我ながら虫が良すぎるとは思うけど。
でも、今頼れるのは、貴方だけだから。

(来て!)

「まさか…」

ラタトスクの片割れの祈りに呼応して現れたのは、いまだ顕現していないはずの翼を持った…。

「悪いな、こいつは連れていく」

鳶色の髪に、鳶色の瞳。
父の裏切りに、小さな翼をふるわせて泣いていた、無力なこども。
それなのに。

暴れるラタトスクを優しく包み込む、白い翼は。
とても大きくて力強い美しさに満ちている…!


というわけで「エミル!」なラタさんに萌えたので、エミル拉致のワンシーンを走り書いてみましたー。尻切れトンボで申し訳ないです…。最後の描写はサンホラの「はじまりのクロニクル」から。逃した意識を受け止めるのはみんなのお兄さんのロイドかなと…!

7/22

この頃サンホラをまた聴いてるのですが「神々が愛した楽園」の歌詞が…!隠しとくので興味ある方は反転で。

――いずれ…
少年は白き翼を得るでしょう そしてそのその翼が折れても
またあの空へと詠うのでしょう 愚かなる<<人民>>(たみ)の願いを

嗚呼 少年は黒き剣を取るでしょう そしてその剣が折れても
またその仔らへと託すのでしょう 遥かなる<<年月>>(とき)の祈りを

少年は手に『剣』 背に『翼』 瞳に『未来』を――


ラタのロイドは落ち着いてて、本当に落ち着き過ぎてて、そうならざるを得なかった前回の旅を思い返して複雑な気持ちになります。だからせめて最後に、大樹を目覚めさせたロイドをミトスが見ていてくれたらいいな、と。一緒に未来を生きることは叶わなかったけれど、ロイドの中で眠りにつくその魂が少しでも安らかであったならと思うのです。

某所で拝見したエミル逆行話に萌えました…!ノリノリで準備してくれるリヒターが可愛すぎます(笑)そういえばエミルってカラーリングがミトスと一緒だから、大ざっぱなラタさんが「これでいいだろ」ってうっかりミトスの服作成しちゃったりしたら大波乱だなあと。向こうでミトスに拉致られたりとかね!ラタさんは分離して2年前と今の世界を行ったり来たりしてエミル奪還に頑張るんだよ!時たま取り戻せるんだけど、また懲りずに攫われたりとか…って、それどんなポー○のミ○クル○作戦?すみません、好きなんです。ええ、例えここを見て下さってるほとんどの方に古過ぎてネタが通じなくても!(泣)そしてエターナルソードの力を使う以上、ロイドに内緒っていうのは不可能だよーん、とそっぽ向くオリジンに「だったら感知出来ないくらい深い眠りにおとしてやりゃいーじゃねーか」って剣呑に笑うラタさんとか見たいです。歴史を変えそうになると強制送還だという話なので、きっとロイドが少ない体力削って引き戻してるんだね!と、ときめいたのは内緒です(笑)

7/21

ラタトスクをやってる時は、それだけで頭いっぱいで話なんて書けないよーと思ったのですが、今妄想道中記見返してみたら結構書いてることに気づきました。なんだかロイドとラタさん妄想ばっかですけど…(笑)ゼロロイはもう本編で良い目を見させてもらったし、自分が書かなくても書く方がいらっしゃるので、ちょっと今はやめとこうかなと。ほら今ゼロロイブーム来てるしね!ラタさんとロイドのコンビ、お好きな方がどれくらいいるか、というか需要あるのかもあやし(以下略)ですが、これからも自分の読みたい話をのんびり書いていきたいです。そして今はラタさんのことを色々知りたいです。早くコンプリートガイド出ないかなあ…!

ロイドがエミルと衣装を交換する、な話が書いてみたいです。でもただ取り替えるんじゃ面白くないので、理由を考えてみる。えーと明日はエミルとプールで泳ぐんだ!ってうきうきしてるロイドにゼロスがキレて、わざとうにゃうにゃな跡残しちゃって(自分は仕事があるから一緒に行けない腹いせもこめて)困ったロイドは「わざと日焼けして真っ赤になれば跡も隠れるよな!」って考えて、そりゃもう真っ赤に日焼けするわけです。で、プールに入ってる時はいいけど、いざ上がって服を着ようとするとひりひりして痛い…。きっとロイドは我慢しようとするんだろうけど、変なトコで聡いエミルが「交換しようよ」って言ってくれるんですよ。少しでも何かが触れると痛いから、マフラーもなしで。で、仕事片付けてきたゼロスに見つかるか見つからないかで分岐、ラタトスクEDとゼロスEDに…なんつって。エミルEDだときっと「日焼けって冷やすといいんだよね!」ってウォーターベッドとかどっからか調達してきて、濡れタオルとか当ててるうちに寝ちゃったりとかほのぼのが思い浮かぶんだけど、ラタさんだとあららな方向にいくのは何故なんでしょうか…。

そういえば前にはじまりのクロニクルがミトロイソングだと思うと書いたと思うんですが、あれってロイドとラタさんでもいける気がしてきました。最後の力を振り絞って契約の指輪を作りながら「僕のことは~」からはじまるあのセリフを呟いて欲しかったり。というか某方のらくがきを見てからさらに倍率どん!な勢いでラタさん可愛いなあと思いましたよ…!幸せにしてあげたいなあ。

後思いついたのが、大樹繋がりで離れててもロイドってラタさんの感情の起伏とかに敏感だったら…な話。あの必死に居場所を求めてる時の、あの辺りがミトスを思い出してシンクロしたらキツいんじゃないかなとか。前は殺すことで、今回は封じることでまたロイドは相手の生き方を否定しなければいけないわけで…マーテルはこのままでは心が壊れてしまうから、と繋がりを断とうとするんだけど、ロイドはそれをよしとせずにずっとラタさんを見守っていてくれたらいいな…。

ところでラタトスクはネットで見る限りおおむねラタくんと呼ばれてるようですね…。ラタさん呼びは少ないのかな…?

7/16

今日も今日とて私信。
ええと、ラタさんとロイドのアレ、ありがとうございました…!ささやいてみるもんですね!(笑)私も契約の指輪はアレキサンドライトがいいと思います。緑から赤に変化するし…ぴったりかと。あ、でもミトロイスキーとしては乳白色の地に虹色の輝き(遊色効果)をもつプレシャス・オパールも捨てがたいかなと。自分の中で契約の指輪はロイドが作ること前提なので、蝶々が浮き出るような凝った指輪作って、その輝きにミトスを重ねてればいいなーとか妄想してます。いやだってラタのロイドのミトス語り「綺麗で優しくてさ」を聞いちゃったらね、もう…!でもこの設定だとロイド永眠か、それこそファンタジア時代までコールドスリープだったり。なんか私信だか語りだかわからん呟きでごめんなさい。新刊楽しみに待たせて頂きますね!

綺麗なものに、自分は弱いのだ。
だから、なのかもしれない。

「こっちむけよ」

目の前の、どこか不機嫌そうな精霊様の、あまりといえばあんまりな仕打ちに文句ひとつ言えないのは。
至近距離で見るその緋色の瞳が嫌だ、というのではない。
むしろ時間が赦す限り、じっくり見ていたいほどに、その彩は綺麗なのだが。
ただ、どうにも落ち着かない。

「ふん、舌の色はいいな。眠りが足りてる証拠だ」

当たり前だ、自分がここで、お前達にどれだけ眠らされたと思ってる!
なにがどうしてなんでこうなったんだ、とロイドは海より深いため息をついた。

『お前には借りがある』

だからまずそのズタボロの体をなんとかしろ、と。
有無を言わせず連れて来られたのは、いまだ小さな大樹の下。
それからのことは、実はあまりよく覚えていない。
ただ時折、あたたかいなにかが、体の中を流れていくのを感じていた。

『お前は少し頑張り過ぎだ。だから、しばらく眠ってろ』

そしてつい先程、久し振りに目覚めた体は少し起こしただけで、バキバキと音を立てる有様で。
剣の稽古でもすれば体も動くようになるだろうと、心配そうに自分を覗き込んでいたエミルに相手を頼めば、思いっきり首を横に振られ。
その視線を辿っていけば、苦労人の守人がこの世の不幸を一身に背負った悲壮感漂う姿で、相当痛むのだろうか、胃を押さえ蹲っていた。

「要は、ほぐれりゃいいんだろうが」

え、と思った時にはもう遅い。
空より舞い降りた、黒い影が自分の背をとん、と押せば、起きたばかりの足では踏ん張ることも出来ず、たまらずロイドは草の上に倒れ込んだ。

「ああ、これは相当凝ってますね」
「ひゃっ」

肩と背中の凝りを確かめるように、優しく揉まれると、なんだかくすぐったくて思わず体が跳ねてしまう。
そのうちツボを見つけたのか、ぎゅぎゅ、と強く押される度に痛みが走り…それでもみっともない声を上げたくなくて、必死に我慢していたのだが。

「こっちむけよ」

こっちの都合もお構いなしで、無遠慮に覗き込んできたり。
そもそもやることが山積みなのに、勝手に眠らせたりと、目の前の精霊様には言ってやりたいことがいっぱいあるのだけれど。

「でないと、ちゃんと効いてるかわからないだろうが」

その緋色の瞳が、時折不安げに、揺れるから。
顎を捉える、この手が。たまに、ほんのたまに。震えているから。

「うん、大丈夫」
(今日も俺は、生きてるよ)

一番欲しいであろう言葉を、その耳にそっと囁く。
当たり前だ、と呟く時の緋色の瞳の彩は、泣きたいほどに美しく。

結局。
綺麗なものに、自分は弱いのだ。

◇ラタさんとロイドはむずかしい…!

7/15

私信!
電波ゆんゆん、受信して頂いてありがとうございましたv見事に好みかぶってますよね…!(笑)日誌のかわいいふたりにきゅんきゅんしました。さらなる妄想を期待してます!

サンホラの「はじまりのクロニクル」はミトロイソングだと思うんだ…!(何いきなり)翼とか空とか、いやほんとこれじゃロイドは天使化するしかないよね!(ええー)ほらあの台詞のトコとかさあ…!というかウチの話のロイドはほとんど例外なく天使化してるんですが、見事にラタと食い違っておりますが、気にしないで下さい。

というか全部終わって帰って来たロイドに、大樹から幻のミトスが出て来て「お帰り」って言ってくれればいいなと思う。なんかもうロイドは人外相手じゃないと泣けない気がしてきました。

全然関係ないんですが、大樹の傍で眠るロイドにマッサージするテネブの話とか書きたいです。ずっと寝てたから体がばきばきいってる、剣の稽古の相手してくれよ!なロイドに大事な大樹があるとこでそんなこと出来る訳ないでしょ!ああほらユアンさんが胃をキリキリさせてるよ、なエミルとか。要は体がほぐれりゃいいんだろ?なラタさん。せっかくリヒターとアクアから逃げてきたのになんでこんなこと…とぶつぶつ言いながらテネブがあの尻尾でスタンバイ、で、ラタさんはロイドの真正面にうつ伏せで寝っ転がって見てる、と。なんか落ち着かない、と顔を逸らすロイドの顔をがっと掴んで、顔が見えないと効いてるかどうかわからねーじゃねーか、な天然かましたり。何故かゼロスが助手として拘束係になってたり。初めて見るロイドの表情にどきどきのエミルとか、そんなほのぼのが書きたいよ…!(え、これってほのぼのなの…?)というわけで誰か書(描)いて下さい!(←他力本願)

◇ラタさんとエミルとテネブの話。

それは、隠れ蓑。
ラタトスク様が力を取り戻すまで、それまでの。
泡沫の、存在。

「あのね、泣いてるんだ」

たまに、ほんとにたまになんだけどね、と前置きして。
エミルはその翡翠の瞳を、そっと瞬いて…そして閉じた。
混乱、しているだろうに。
明らかに自分とは違う心を、自分を――喰おうとしているあの方を。
感じているだろうに。

「ひとりぼっちだって」

私の覚えている限り、ラタトスク様はそのような弱音を吐かれたことは、一度もない。
あのハーフエルフの少年に裏切られた時すら、その存在は揺らぐことはなかった。
むしろ鋭さと透明さを増して――誰も、センチュリオンである私達ですら、近づけないほどに。

「エミルは、どう思いますか?」
「んー?え、と…」

久々に泊まれた宿屋のふかふかのベッドは、戦いで疲れた体を眠りに誘う。
それでも律儀なこのこどもは、私の問いにこたえようとその欲求に抗っていた。

「…馬鹿だなぁ、って…」

その瞬間、どこかで誰かの思念が弾けたと感じたのは、気のせいではないだろう。
すぱっと笑顔で言い切ったのには、流石の私も少々驚いた。
ゆるゆると上がる腕が、優しく空気に触れる。
まるで誰かを抱き締めるように。

「僕が、いるのに。もう大丈夫…なの、に…」

ぱたり、とその腕がまっさらなシーツに落ちると同時に。
エミルの意識もまた、沈んでいく。
そしてその後を追ったラタトスク様の、その御心は…。

「完敗ですね」

あまりにも、長い間、あなたはひとりだった。
我々センチュリオンは従うものであって、分かち合うものではないから。
本当は私はずっとね、待ち望んでいたのですよ。

護ってくれなくていい、手を引いてくれなくてもいいから。
ラタトスク様と一緒に歩んでくれる、そんな存在をね。

「ありがとうございます、エミル」
(どういたしまして)

その声が、届いたのか。
深い眠りについているはずのその顔が、一瞬、ふわりと綻んだ。


◇イメージは「たった一つの想い/KOKIA」テネブはラタさん大事にしてたっぽいので。でもあの人、エミルのこと大好きだよね…!ED後もふたりの様子を見にちょくちょく顔を出してもらいたいものです。ちなみに「ひとりで進むには長すぎる道程 誰かがこの扉開けないか待ってる」のトコの歌詞はラタさんの心情に聴こえてしょうがないですよ…!