Ｗ 第38話印象

Ｘの解決編。
組織＝ミュージアムから命を狙われる山城博士が、フィリップの家族の記憶を消した張本人であることが明かされた前回からの続きです。
衝撃に動揺するフィリップ！そして鳴海探偵事務所の面々。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

博士はフィリップの家族について知っているのかと問いただされ、知らないと目をそらします。
山城博士、実は被害者ではなく園咲家パパからの援助の申し出に一も二もなく乗ったことが判明。
研究費も施設もすべて用意されたので乗ったという博士に、だから家族の記憶を消したのかと詰め寄られて言葉もありません。
昭和ライダーを思い出させるような「博士」設定にしびれたのは内緒です（苦笑）。
しかし、言葉もない博士を照井竜が風都署へと連行していきます。
もちろんミュージアムについての情報を得るために。

その頃、ミュージアムでは上位組織Ｘ（？）の白服の使者が園咲パパに計画変更の改革プラン提示を迫る。
これに対してパパは前責任者の更迭とあらたな責任者の任命を明言。
「２番目のお嬢様ですね」
と新責任者が若菜姫であることを確認する白服さん。
物陰でこの会話を聞いた若菜姫は動揺し、その場を立ち去ります。

鳴海探偵事務所では、急展開の事態に物思いに沈むフィリップ。
フィリップに理解を示す翔太郎と、かまわずサイト立ち上げ用の写真撮影を強行する亜樹子ちゃん。
このやりとりがらしくて好きですねえ。
ところが、そこに若菜姫からの電話が入り、写真撮影が失敗するのはお約束。

若菜姫からの連絡は、この前の約束通り一緒に逃げて欲しいというもの。
切羽詰まった若菜姫は、フィリップと共に風都を脱出することを決意！？
しかし、フィリップにとって現在の家族である翔太郎・亜樹子を捨てて風都を出て行くことなど考えられない。
さらに思い悩むフィリップですが…。

その頃、風都署にはイナゴの佃煮ゴスロリ少女が現れ、山城博士の命を付け狙う！
しかしこれは照井竜＝アクセルが阻止！
ところが、このスキに博士は風都署を抜け出し、家族の様子を見に出てしまいます。
自分の家族は大切だと思うのに、フィリップの家族の記憶は消し去るというこの矛盾が、山城博士の夫であり父である顔と科学者の顔を示しているのでしょう。
もちろんこれを見逃すゴスロリ少女ではありません。
博士はついにゴスロリ少女＝ホッパードーパントの手にかかってしまいます。

駆けつけた照井竜の前には、瀕死の山城博士が…！
勝ち誇るホッパードーパントを前に、怒りの照井竜＝アクセル＝トライアルが立ち向かいますが、力は互角！？
そしてスピードもまた互角！？
と思われましたが、トライアルがついにホッパーを倒すことに成功！
メモリブレイクした、とおもわれたら、再度多チアがあるゴスロリ少女！！
驚くアクセルの前で、なんとスミロドンドーパントがあらわれ、ゴスロリ少女を処刑！
ミュージアムが誇る処刑人は、口封じのためにゴスロリ少女を抹殺した…にゃーさんすごすぎ…！！

前後してる可能性大ですが、冴子様は風都ホテルで目をさまします。
冴子様を助けたのは、園咲パパにプラン変更の提示を迫った白服さん。
メモリを失い、ベルトも壊れて全てを失った冴子様に、自分のいうことを聞けばすべてを取り戻せるという白服さん。
もしや上位組織Ｘはミュージアム以外にも別の組織を抱えている？？？

悩み続けていたフィリップですが、若菜姫の所に向かおうとしたところで病院に呼び出しを受けます。
瀕死の山城博士がフィリップに伝えたのは…フィリップの本名が「園咲来人」であること、そして…園咲琉兵衛の実施であるという事実…！！
フィリップと若菜姫が、お互いに一緒にいると落ち着くのは、姉弟だったから…。
視聴者には何度となく匂わせてきたことではありますが、ようやく真実が明かされましたねえ。

しかし、その間に待ち合わせ時刻が過ぎていく…。
待ち続けていた若菜姫の所にあらわれたのは…お父様ことテラードーパント！！
若菜姫をミュージアムの中枢へと導いたお父様は、若菜姫に地球の未来がかかっていることを告げる。
そして、若菜姫がミュージアムを統括するようにと…？

病院から待ち合わせ場所に駆けつけたフィリップですが、若菜姫の姿はなし。
実は鞄だけが残されていたのですが、フィリップは気づかず今度は駅の方向へ。
ところが、駅構内で着信があり電話を取ると…黒い衣装に身を包んだ若菜姫が駅構内から電話をかけてきていました。
先週は話せる距離にいながら電話で会話する青春ドラマ展開だったのに、今週は話せる距離にいながら決して越えられない深い溝を感じさせるこの距離感！！
組織のために園咲来人＝フィリップ抹殺を宣言する若菜姫！？？
そして、なんと駅構内でクレイドールドーパントに…！！

フィリップを見送って放心状態の亜樹子ちゃんと翔太郎がいる鳴海探偵事務所に着信。
フィリップからの着信に驚く翔太郎に、返信するようにと促すフィリップ。
そして、ファングジョーカーの前には…クレイドールドーパント！
事態が飲み込めない翔太郎に、フィリップは目の前にいるクレイドールドーパントこそが若菜姫であることを告げる！
あれほど仲の良かった姉弟がなぜ殺し合うことになるのか！？
ミュージアム＝お父様は若菜姫に一体何をしたのか！？？

ミュージアムで白服さんとすれ違った若菜姫は、次からは用事があれば自分にいうようにと告げます。
若菜姫、かつての冴子様のように黒い衣装と冷たい声音でミュージカルの責任者として君臨することを印象づけます。
その若菜姫にお父様がこう告げる。
「おまえこそがミュージアムそのもの」
一体どう言う意味なのか…？
そして、鳴海探偵事務所では…やはりフィリップはフィリップのままで。
ええ、翔太郎と亜樹子ちゃんのこの態度こそがフィリップの救いになると信じます。
というわけで、待て次回！

ああ…いつかとは思ってましたが、まさかここまで急展開でフィリップの素性と若菜姫の変貌が…！！
これまでのかわいらしいお嬢様然とした若菜姫の突然の変化、一体何があったのかが気になります。
ミュージアムとは、ガイアメモリとは、園咲家とは一体…？
そして、フィリップが園咲家の息子であるということが明言されたので、今度はシュラウドが何者かが気になります。
そして、シュラウドの狙いは？
フィリップが一人では返信しない理由も含めて、今後に期待です。

ゴスロリ少女がついに退場。
そして、さりげにミック＝スミロドンドーパントの実力を見せつけるあたりが上手い！
そういえば…いつぞやに会社にミックを連れて行った若菜姫が、冴子様の平手打ちを食らったことを思い出しました。
あの口ぶりだと冴子様はミックの本当の仕事を知らないかのようにも思えましたが、どうなのでしょうか。
あとは冴子様の行く末ですよねえ…。
いろいろ気になるポイント満載のダブルでした。
来週も楽しみです。

風水