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~なべて世はこともなし~
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「魁!!男塾」観ました

2008-06-08 20:30:20 | 映画雑感
本当は映画館で観たいと思ってました、実写版魁!!男塾。
男塾は私が学生時代夢中だった名作漫画の一つです。
実写映画化と聞いたときは、正直耳を疑いました(苦笑)。
そして、主演監督が坂口拓氏ときいて観たいと思ってはいたのですが…上映期間が短く、どこで上映されてるのかわかってないままに上映期間が終わってしまいました。
ひそかに今年の冬の痛恨事でした(苦笑)。

先日、いきつけのCD屋で発売間もないDVD(通常版)を発見し、購入しようとレジに持っていくと、店長がにやりと笑って一言。
「限定版、最後の1枚ですけどどうですか?」
「…通常版との違いは?」
「特典DVDが1枚ついてます」
で、店長と一緒に通常版と限定版の違いを吟味すること数分…。
買いました、限定版(苦笑)。
実は映画そのものの評判は全く耳にしていなかったので、けっこうな賭でした。
店長も「誰も観たって聞かないんで、気になってるんですよ」とのこと。
そうですね、私も観た方の話はついぞ聞いてませんでした。
なので、観るときもけっこうドキドキだったことを白状します(苦笑)。

ますキャスティング、よくぞここまで集めましたというはまり役揃いでした。
主演の坂口さんは最初ちょっと原作の桃イメージとは印象が違うかな?とも思ったのですが、観ているうちにだんだんはまってきました。
照英さんが漫画から抜け出してきたかのような富樫源次なのにも拍手でしたが、最高だったのは何といっても江田島平八塾長役の麿赤兒さん!
お見事です!!
キャスティングはおそらくこれ以上は望めないというレベルです。
出色だったのは極小路秀麻呂役の尾上寛之さん、そして鬼ヒゲ役の菅田俊さん。

ストーリーは暑苦しいくらいに熱く、奇をてらわずに真っ正面から男塾に取り組んだのがよくわかる王道展開でした。
常識を越えるばかばかしさ、これでこそ男塾です(もちろん褒めてます)。
学園青春モノの側面を持つ男塾を見せてくれるあたりもいいですねえ。
ひそかにマジレンジャーの山崎さんこと平田薫さんが出演されてるのにびっくりしました。
マジの時も可愛かったけれど、むさ苦しい男塾の世界では文字通り花のごとくに可愛らしかったです。

しかし、男塾の最大の魅力は何といっても男と男の熱き闘いです。
アクションシーン、やってくれましたよ。
出し惜しみせずいきなり魅せまくる!
早回しなしで、ワンカットでこれを見せてくれるんですね!
この時点で私は男塾のすべてを受け入れる気持ちになってました(苦笑)。
アクションシーンは一見の価値ありです。
早回しもワイヤーもなしでこれをやりますか!
日本映画でこのアクションが観られるとはおもいませんでしたよ!
断言しますが、この映画の最大の魅力は何といってもアクションです。
まだご覧になってない方には、ぜひご覧になることをおすすめしたい1本です。
ああ、これをぜひぜひ大画面で観たかった…!
というわけで、観ました報告でした。

限定版の特典DVDは、ファンなら嬉しいものでした。
88分の特典では、未収録シーンが楽しかったです。
予告編は本編DVDにも収録されていましたが、特典DVDには海外版まで収録されていました。
細大漏らさずという感じで、サービス精神旺盛だなと思いました。

風水


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気になっていた! ()
2008-06-13 14:04:15
見たかったのにいつの間にか…月日の流れが早過ぎてなかなか映画見れませんよね~。
だいたい二週間で終わってしまうみたいです。
日々忙しいと、二週間なんてあっという間に過ぎます(=_=;)

レンタルがあったら借りに行かなきゃ!!
漫画原作って当たりハズレが激しいから、見た人の感想って助かります(笑)
まず…実写化したものはハズレが多い!
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いろいろなご感想があるようです (風水)
2008-06-13 20:59:51
虹さま

おお、ここにも男塾を見逃した方が!
自分が観られなかったので、ものすごく気になってたんですよ(苦笑)。

実は気にしつつも自分で観てからと思って、他の方の感想をネット上で探すのはやめておりました。
自分の感想を書いてから他の方のご感想をちらほら拝見しましたが…賛否両論というか、皆さん色々思うところが違うなあというか(苦笑)。
ご覧になられましたらぜひ虹さんのご感想をお聞かせ下さい。

マンガ原作の実写化は、期待するところがどこかで評価が分かれると思います。
長い原作をそのまま…というのは不可能ですから、切り取った一部分の映像化というのが映画化の実情…お気に入りのシーンやキャラクターが削り込まれると、評価も変わってくるようです。

私自身は実は「観たい」とは思っていましたが、あまり大きな期待はしていませんでした。
キャスティングも主演以外は知らなかったくらいで、事前情報もほとんどない状態でした。
それがかえって良かったようで、驚きが多くて楽しかったです。
坂口さんはやや高めかつ細い声質なので、最初のセリフでは「桃…らしさが少なめ?」とも思いましたが、慣れるとらしい気がしてくるのが映画の不思議なところです。
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