カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

緑の砂漠

2006-11-04 | フィールドノート

東京のカヤネット会員のTさんが、フィールド見学に来られた。カヤネット会員は全国に在住しているので、普段の連絡は殆どメールオンリー。Tさんとお会いするのも、今回が初めてだ。

今年は論文執筆に多くの時間を割いていて、フィールドにはときどき息抜きに来るくらい。全域を見て回るのは2ヶ月ぶりだ。巣はたくさん出来てるかな、子カヤに会いたいなぁ、などととのんきに考えながら、調査地の縁に沿ってTさんと連れだって歩く。

E地区の北端まで来たとき、見慣れた晩秋の風景が一変した。一帯がヤブガラシに覆い尽くされ、去年子カヤがいたオギ群落は、見る影もない。隣接するF地区のオギ群落が比較的健全な姿で残っていたのがまだしも救いだったが、来年どうなるかは分からない。とても心配だ。


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