カッパの淡々スイスイ

ヘラブナ釣りなんかの淡水ウキ釣

冨里乃堰に行って来た。2024年6月チャンピオンシップ

2024-06-04 21:00:00 | へら
2024年6月1日(土)

やって参りました毎月第一土曜日に開催される冨里乃堰チャンピオンシップ予選大会です。





カッパは例会や大会の場合,写真を撮る心の余裕を持ち合わせていないので,写真は昔取った富堰です。写真のひとつもないと寂しいため載せておきます。

チームカッパ内で,師匠とカッパがこの冨里乃堰チャンピオンシップの予選を通過していません。更に,カッパだけ清遊湖の4サト(4th サタデイ トーナメント)も通っていません・・・

6月第4土曜日に開催さる関東の予選を勝ち抜いたM1冨里乃堰ブロック大会に出る仲間と先週試釣に来ていたので,何となくヘラブナの状況を予想でき,アプローチもある程度は考えています。

富堰に来る車中で,カッパは妄想爆裂・・・
今日のチャンピオンシップにはM1出場者の方も参加され,参加者は増えると思っています。試釣も兼ねての参加になり,M1を考えて釣り方やエサ等の確認を主体にされるだろうと。M1の試合時間は一生懸命釣ったとしても,チャンピオンシップのようなワンデイ大会で1日中釣り込まない人も多いかもしれない。つまり参加者は多くなるだろうが,頑張れば参加者の割に抜けやすくなるのでは。
などと,自分に都合よい超甘い妄想を展開しつつハンドルを握って富堰に向かっていました。

5時半に到着しました。
トーマスさんと師匠もほぼ同時に到着。
Aプロさん,ハマちゃん,ウィーちゃんが既に到着済み。

釣座は当て番です。
今日は,東風の予報ですので,西桟橋に入りたいと思っています。冨里乃堰は東と西の風は逆方向になり,釣りをするなら向かい風ではなく,やはり後ろから風を受けたいと思っています。

ウィーちゃんと釣座抽選に並びます。入場料を払った後,参加費1,000円を払って,テーブルに並んだ二つ折りの計量カードを選びます。自称黄金の左腕で引いたカードを開いてみます。書かれた釣り座番号は・・・
釣座 西59番

いつも一緒に引けばカッパではなく本人が良い釣座を当てるウィーちゃんに羨ましがられてしまいました。
小さくガッツポーズをするカッパでした。

西桟橋になりましたのでラッキーです。しかも奥の方です。

釣座は,ニコイチ(2席並んで,1席空け)になっていますが,左隣の60番は空席で,左右ガラガラ。

釣座に入って,準備を開始しています。

右隣に富堰釣好会でお世話になっているSさん。近くにトーマスさん。
向かいにM1のブロック大会に出るAプロさん,じゅんちゃんも見えます。

冨里は沖目の方が魚の量が多くなる傾向があります。でも,先週の試釣した感じから短竿でも釣れない訳ではないことは確認していました。釣るにはある程度の落とし込み精度も必要と感じていました。右手親指を負傷しており,中竿のコントロールを継続できる時間が短くなっています。それならば・・・

【釣結果】
竿:9尺
浮子:水幸作 4cmB 細パイプトップ
ハリ,ハリス
上 8号 8cm
下 3号 40cmスタート

先週の試釣結果では,下は4号 35cmがよかったです。

バラケ
パターン1
 鬼武者 1
 速攻かっつけ 1
 ペレ匠 デカ粒 0.5
 ペレ匠 顆粒 0.5
 水 1.3

パターン2
 粒戦 1
 細粒 0.5
 水 1.5
 セットアップ 1
 セットガン 1
 GD 0.5

クワセ
 力玉 サナギ漬
 力玉 ハードS
 力玉 ハードS つけ込みにこれだ ソフト 黄色
 力玉 大 サナギ漬

本日のカッパの裏テーマとして,力玉(クワセ)の実証検証があります。やっぱり検証データを増やして傾向をつかんでいきたと考えています。

右手親指の負傷で,あまり長めは振れないけど,竿は少しだけ長く8尺ではなく9尺を選択しました。負傷後も色々な池で釣込んでいる竿の長さですので,コントロールは何とかなるでしょう。

そろそろ開始時間と思ったら,急な雨が降り出しましたので,急ぎパラソルを立てて開始時間を待ちます。

6時30分開始の合図でエサ打ちを開始しました。

試釣の結果で得た方向性と今日は同じか確認していきます。その為にはエサ付けが重要になるのです。
カッパは,バラケ餌のエサ付けは両手で付けています。右手親指にダメージがあるので,指サックをしてのエサ付けをしていましたが,上手く圧力調整と形作りが出来ないのです。苦労します。

浮子のエサ落ちはクワセを付けて3目出し。
バラケのサイズは1cm径位の小バラケを心掛けます。毎度思い通りに出来ないのはご愛敬です。
先ずは,棚にバラケを入れて,棚でバラケを持たせる方向で開始しました。
1目残しまで馴染ませて,浮子が返れば,打ち返す。まあまあ早い打ち返しのリズムで回転していきます。
この回転をする上でも指サックが邪魔です。

いつものようにボソバラケを数投エサ打ちして,次に,水分を変えたバラケを数種類打って,浮子の反応を確認していきます。

数投で,魚がいる感じがしました。
ジャミでも何でも魚が居ると思うと俄然やる気が出てきます。

先ずはお約束のジャミが掛かり,そのうちヘラブナが上ハリを喰ってきました。この後,上ハリを喰ってきて数枚をフラシに入れます。
でも,これはラッキーヒット程度と考えています。相手にするのはクワセを喰ってくるヘラブナで,如何に喰わせるかを考えながら釣って行きます。

クワセが張った際の反応は少し弱く感じています。バラケが抜けた後アタるかどうか待ってみましたがアタらない。バラケが薄くなるにつれ反応も薄くなるように感じましたので,次に小バラケでエサ打ちの回転を上げて反応を確認してみました。
このように,バラケとクワセの動きを想像しながら,エサ打ちを続けていきます。
特に集中するのは浮子に現れる下ハリが張るタイミングで,この動きがどうか注意深く観察していきます。

カラツンでもアタリが出ればリズムが作れるので大歓迎です。
アタって下ハリにジャミが釣れて来ましたので,この調子でエサ打ちしていればヘラブナが下ハリを喰って来ると考えています。

ハリスの張りが遅く弱く感じ,しかも下ハリにヘラブナがアタって来ないのは長いからと考え35cmにしてみます。
ハリスを縮めるのはタダだし。

これが功を奏したのか下ハリを喰って来ました。クワセは力玉ハードSでした。

エサ打ちのリズム,バラケのタッチの方向が合って来たので,この後ポツポツ釣って行きます。

8時半頃2フラシ目に突入しました。

コマメに水分補給します。この前のメジャー大会予選の反省です。トイレを嫌がり水分摂取を控えた1回戦。2回戦で指が吊って惨敗で終了・・・情けない。

今回は,水分をしっかり取るようにしています。その分トイレに3回も行ってしまいましたけど・・・

18枚釣った辺りまでは順調でしたが,ここからペースが崩れてしまいました。アタリに繋がらなくなったのです。

理由は何かと言えば,エサ付けを上手くコントロール出来ないのです。釣れない時間が過ぎますが,片手付けでも色々と試して,新たな付け方も習得してしまいました。
だからと言って,思い通りに細かくコントロールできるレベルまでは至っていなかったのです。

どうしても釣りたい気持ちが優り,親指に着けた指サックを外すことにしました。

エサ付けの際に負傷している爪に不快感はありますが,慣れたエサ付けですので,調整がやり易いのです。
なお,この後トイレに行く途中で,指サックを落としてしまいました(涙

これでポツリポツリと再び釣れ出したのですが,地合いが変わって来たよう徐々に鈍化していきます。25枚釣った辺りで急にストップしてしまいました。

釣れなくなった理由は何か?
バラケを棚に入れる量が不足して釣れなくなったのか?ヘラブナの食い方が変わったのか?それとも・・・色々なことが頭をよぎりました。

おそらく浮子を変える必要が来ると思っていましたが,頭に浮かぶ方向性は2パターンでした。

これまで,まがいなりにも,この浮子で釣れていたので浮子を変えるなら方向性の確証が欲しいと思ってしまっています。
それぞれの方向性に合うようにバラケのタッチを色々と試します。バラケを棚に入れたり,抜き方を色々と試したりしたのです。

そろそろどの浮子でどう釣るか定まって来た時に,アタリました。上ハリに!

この時の釣れたことで確証に変わって,浮子を変更。
4cmB 極細パイプトップ

方向もより明確になりました。
抜きを中心に入れても極細パイプトップで抱えるバラケ量でコントロールした方がこの時は釣れると判断しました。極細パイプで抜きセットをしますが,浮子トップに掛かるようなバラケを付けたり,更に少し持たせたりもします。
別の言い方をすれば,「丁寧な抜きセット」をしてみたのです。この言葉がカッパにはしっくり来ています。
変更前の浮子でも抜きセットの釣りはできたのですが,バラケを付ける意識をより丁寧にします。大きさ,形,圧加減,圧を掛ける位置を調整し,細い浮子トップが沈没させず,抜きも水面近くで開かないようにコントロールするように意識付けするのです。

残り2時間半。

バラケが開いて抜ける位置を調整しながら,小さなアタリや変化も全集中で読み取ります。

竿振りでの落とし込みなども,一つ一つを意識して丁寧にしてみました。

バラケの注ぎ落ちる動きとクワセとのリンクをイメージして,流れに合わせてバラケを落とす位置,浮子を飛ばし立たす位置を考えながら竿振りします。

これでアタると思っていたのですが,アタリません。
タイミングとしてアタっていいのにアタリが出ないので,下ハリスの位置を疑います。
ハリスを40cmに戻したいのですが,今の3号ハリでも魚の寄って来た量が増えると張りが弱く感じたので1番手大きくすることにします。4号 40cm

これに変えてしばらくして,1枚ヒットしました。この1枚が釣れたことで,このハリ,ハリスで大丈夫と安心してバラケのタッチ,大きさとエサ打ちリズムの調整に集中できたのです。
こうして水中を想像しながら釣っていると,ポツリ,ポツリと釣れ出したのです。

後1枚で2フラシ満タンとなったタイミングで気持ちが焦ってしまいます。
残り1枚を釣るまでの時間がなんと長く感じたことでしょう。本当にヘラブナ釣りはメンタルの釣りと思ってしまうのです。焦っていたので,丁寧な抜きセットができなくなっていたと思います。

水分補給して気持ちを落ち着け,何とか1枚を釣り上げて,2フラシ満タン。

フラシ交換後は,なかなか釣れないということがあるのですが,今回は,エサ打ちのリズムを崩さずにフラシ交換をしているので,あまり間を置かずに1枚釣れ,その後もポツポツと釣って行きました。

しかし,残り30分(1時30分)頃になると,右親指の違和感を強く感じ,エサ付けをする度に痛めた爪から痛みとは違う鈍い不快感に悩まされてしまいました。

こうなると,釣り以外に気持ちが行き,集中力が下がってしまったのです。結局,残り時間の間は釣れずに終了しました。

結果:18.5kg(フラシ抜き,フラシ込み 23kg)

5位で無事通過しました。
景品の卵20個は有難い。帰って奥さんの満面の笑顔を拝めました。

師匠も無事通過し,なんとか仲間と年末の決勝戦に参加できます。

今回,かなり水中を想像出来ていたと思って来ていたのですが,まだ不足していることがわかりました。
エサを打っているリズムと食い気のあるヘラブナの棚での量の関係が頭の中でまだ大雑把なままで,これがいざという時に1枚でも多く拾えなかったと思いますし,タックル(浮子)を変える際の判断に時間が掛かったとも思います。

合わせて,浮子を変えるタイミングが遅過ぎたとも思っています。
確認することは重要ですが,釣ることを考えて,後30分早く変化に気付き,方向性の確認を的確に行っておけば,もっと高い順位に行けたかもと欲が出ています。

クワセは力玉大以外どれも喰って来てくれました。力玉大も喰ってはいましたが,他のクワセの方が反応良かったです。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます (「や」)
2024-06-07 07:35:09
おはようございます。
通過したんですね おめでとうございます。
本番も頑張ってください。
返信する
Unknown (カッパのわか)
2024-06-07 12:18:26
「や」さんへ
ありがとうございます。
ようやく通過しました。年末の本番では奥さんが喜ぶ景品が沢山出るので楽しみにしています。
返信する

コメントを投稿