コレステロール 揺らぐ元凶神話

おはようございます！
漢方・食養ナンバ－１アドバイザ－河合展之です

少し前の記事ですが、読売新聞記事の抜粋です
コレステロ－ル　揺らぐ元凶神話「非感受性」タイプ　65％は卵もＯＫ

「卵などコレステロールの多い食べ物は要注意」
健康に気をつけている人たちのこんな“常識”が今、揺らぎつつある。
神奈川県二宮町の杉野誠さん（79）も長年卵を一切口にしなかった。
約二十年前、別の病院で高脂血症と診断されて以来、卵だけでなく、
イカ、タコ、エビ、イクラといった「高コレステロール食品」を妻の久子
さん（69）の協力を得て、極力控えてきた。

ところが、二年前、高血圧の診療のため月二回通う隣町にある東海大
大磯病院第一内科の本間康彦助教授から「あなたはコレステロールを
取っても大丈夫なタイプ。栄養価の豊富な卵は日に二、三個食べても
構わないですよ」と診断された。
人によってコレステロールの多い食品を摂取しても、血中コレステロール
に反応しない「非感受性タイプ」があるというのだ。

几帳面な杉野さんは、毎食の献立をチェックして「食べない」努力を重ねて
きただけにエッと驚き、拍子抜けした。
本間助教授は、患者の食べ物とコレステロール値との関係を調べるため、
凍結乾燥させた卵黄のコレステロールを一日750ｍｇ（卵三個分に相当）、
二週間食べ続ける負荷試験を行っている。
その結果、杉野さんの血清総コレステロール値は206（単位は1ｄｌ中のｍｇ値）
だったのが188に下がった。

しかも、悪玉と呼ばれるＬＤＬ（低比重リポたんぱく）コレステロールが135から
117へと下がり、逆に善玉のＨＤＬ（高比重リポたんぱく）コレステロールは61か
ら63に上昇。中性脂肪まで下がった。
卵を食べて善玉が増え、悪玉が減り、より望ましい血液に変化したわけだ。

「これまで約百人で調べましたが、卵を食べてもＬＤＬコレステロールに感受性
がある人は約35％しかいません。残り65％はＬＤＬ値上昇の心配のない人たち
なのです」と、本間助教授は話す
つづく・・・

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