多摩川サイクリングロードの車窓から

錦を纏う 秋の浄土平

 今年も秋が深まり山が色とりどりに染まる季節。
 先週に引き続き、紅葉ライド第2弾は浄土平!昨年の夏にも走った東北屈指の絶景コース。先週と同じく、週末は天気がイマイチだったので仕事を放り出して平日に突撃してきました。



 今日のスタート地点は福島駅。朝イチの新幹線で輪行すれば8時にはスタートできます。しかし平日ゆえに周りの乗客はビジネス客ばかり、世間が仕事してるときに遊びに行くのは最高ですね!
 そして駅から数kmで早くも磐梯吾妻スカイラインの登り口。ここから標高1600mの浄土平まで長いヒルクライムです。


 北国ではあってもまだ10月中旬、低い所では紅葉はまだまだ先。しかし高度を上げるにつれ徐々に山が色付き、高湯温泉を過ぎたあたりから赤と黄色が目立ち始めます。




 まず最初の見どころはこのつばくろ谷!標高1200mにある不動沢橋は絶好のビューポイントで、眼下には福島の街並みが見えます。夜に来れば夜景がさぞ見事なのでしょう。
 ちょっとタイミングが悪かったのか影が多い写真になりましたがそれでもこの鮮やかさ。今日はここから標高1400mくらいまでが見ごろでした。
 


 不動沢橋を過ぎて九十九折を登ると、向こうに吾妻小富士が見えてきました。真っ赤な楓こそ見当たらないけど、オレンジと黄色がいい感じに映えます。




 絶景ポイントとされる「天狗の庭」は見通しが開け、錦秋の山が視界いっぱいに広がります。


 そして山側に目を向ければ秋色に染まる山肌。この辺りが一番の見ごろでした。




 平日にもかかわらず交通量が多いのですが、それも納得の美しさ。土日は大渋滞になるみたいですね。


 標高1400mそ超えると秋から冬に気配が変わります。この辺りも鮮やかな色合いではあるものの、もうぎりぎりで終わる直前の気配。




 そして浄土平に入ると植生ががらっと変わり、荒涼とした山々が目に飛び込んできました。


 ここの絶景っぷりは夏とあまり変わっておらず、この世ならざる地であるような感覚を覚えます。浄土平、とはよくいった地名です。
 所々に赤く染まった植生(草紅葉というやつかな)はあるのですが、見ごろは過ぎてしまっている模様。少し低い所が最盛期でしたからこれは仕方ない。


 浄土平の駐車場はほぼ満員で行列ができていました。土日は行列どころか大渋滞になり、福島駅から30㎞程度の道なのに車で4時間かかるのだとか。
 自転車なら気になったところで好き勝手に止まって写真を撮れるし、渋滞を気にする必要もない。この自由さが自転車の良いところです。

 ここにあるレストハウスで昼飯を済ませ、会津側にダウンヒルを開始・・・したのですが、ここでガーミンの調子が悪くなってきました。
 あれこれいじっているうちに設定が初期化され、後で分かりましたがここまでの走行データも消えてしまいました。何より困ったのは今日のルートデータが消えてしまったこと。そんなに難しい道ではないので頭には入っていますが、ガーミンを頼れないとなると少し心細くなります。
 もう一つめんどくさかったのは、速度やら距離やらを表示するレイアウトまで初期化されたこと。デフォルト設定では使い物にならないのでこの場で画面を作り直したのですが、完全には再現できず違和感を感じながらのライドになってしまいました。


 気を取り直してダウンヒル再開。少し下ると徐々に鮮やかな色が見えるようになってきました。









 磐梯吾妻スカイラインからレークラインを経て、磐梯山ゴールドラインを登っていきます。このルートは標高1000m前後でやや低く、紅葉最盛期はもう少し先でしょうか。


 この道は磐梯吾妻スカイラインほどの交通量もなく落ち着いて走れます。来週あたりはここが見ごろになるかもしれません。


 磐梯山ゴールドラインを走り終えた時点で午後4時、最寄りの磐梯町駅から輪行して帰ることにしました。
 時間があれば郡山まで自走することも考えていたのですが、ガーミンのルートデータが消えたことで道があやふやでしたし、郡山まで40㎞以上あるので途中で真っ暗になるとの判断です。
 猪苗代湖周辺を走りたくもありましたが、まあ次があるさ。


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