というわけで今日は月曜日。会社をサボ・・・じゃなくて無断で有休をとって渋峠に行ってまいりました。何度も来ている峠ですが、秋に来るのは実は初めて。どんな色合いを見せてくれるのでしょうか。
・・・といっても群馬側から渋峠に行けない現在、長野から往復するだけじゃ面白くない。そこで志賀高原から県道471号・通称奥志賀スーパー林道を北上して、雑魚川沿いの紅葉を眺めつつ飯山に下りるルートを組んでみました。
スタート地点は長野駅・・・ではなく、長野電鉄の湯田中駅。平日なので電車は高校生だらけで、自転車抱えたオッサンは多少肩身が狭いです。まあこれから色とりどりに染まる山々を見れるのですから、我慢我慢。

湯田中駅を出発すると山はすぐそこ。この駅からだと市街地をほとんど走らずに済みます。しかし行く手に見える山には雲が覆いかぶさり、文字通りに雲行きが怪しい。天気予報によれば昼頃には晴れるらしいけど、大丈夫か?

志賀高原は標高1500m前後のリゾート地、ここまで登るとだいぶ木々も色付いてきました。雲は多いけど晴れ間も見えてきたし、何とかなりそうです。




志賀高原を過ぎさらに進むと徐々に樹木が少なくなり、渋峠特有の優美な稜線が顔を出します。何度も見た風景なのですが、色合いは初めて見る秋の色。


赤や黄色が混ざり点描のよう。雲が出て少し暗くなっていたのが残念。


とりあえず渋峠ホテルをスルーして最高標高地点に来てみたのですが、群馬側はご覧のあり様で真っ白でした。何も見えねぇ。
ここからの紅葉を見るのが楽しみだったのですが、こりゃダメだ。

この先も完全に雲の中。この少し先にある山田峠まで行きたかったのですが、行くだけ無駄っぽいので断念してここでUターンすることにしました。まあ、次の機会があるさ。

そして渋峠ホテルは平日なのでスカスカ。自転車は俺一人でした。
それではいったん志賀高原まで戻るとしましょう。

下り始めるとこの通りの青空、群馬側のドライアイスのような濃霧がウソのよう。山の天気は怖いですね。

やはり渋峠のこの風景は何度見ても開放感があります。渋峠の中でも俺が一番好きな区間。

登るときはスルーした木戸池も、こうまで天気がいいと景色の鮮やかさが違います。池に鯉が多いせいか、波立っていて水面に紅葉が写らないのが残念。

志賀高原からは奥志賀スーパー林道に入り北に向かいます。しばらくは立派な二車線道路が続き林道感が全くありませんが、進むにつれてだんだんと道が細くなっていきます。
この道は沿道にホテルやスキー場が点在していますが、コンビニや売店が無く補給には難があります。ここを走るのであればその点に気を付けたほうがいいでしょう。



最期は大滝の近くで雑魚側を見下ろすポイント。ここからさらに進むと秘境で知られる秋山郷ですが、そこまで行ってしまうと帰りが厳しいので、この辺りで飯山に下りるとしましょう。

カヤの平を過ぎてダウンヒルに入ると、一気に視界が悪化、ミルクのような濃霧の中でのダウンヒルになりました。
まあ新幹線の時間まで余裕があるからゆっくり下りればいいのですが、

グレーチングがズレれているところに危うくハマりそうになりました。
ゆっくり走っていたから難なく回避できましたが、スピードが出ていたらどうなっていたでしょう。
・・・霧でスローダウンしていたのが幸いしたのかもしれません。
