多摩川サイクリングロードの車窓から

なまはげランド・男鹿半島を往く



 GW遠征の2日目は、男鹿半島へ。
 男鹿半島は小さく見えますが、実は三浦半島と同じくらいのスケールがあり、そして意外と秋田市からは離れています。


 そこで、秋田駅から1時間近くかけて男鹿駅まで輪行しました。これで時間と体力を節約して、じっくり楽しもうという算段です。

 男鹿半島はなまはげの本場。顔出しパネルもばっちりなまはげです。



 まずは半島を時計回りで巡るべく、西に向かって走り出します。半島の南岸部は比較的平地が多く、そのためか漁村が点在しているのでさほど秘境感がありません。JRの駅がこっちにだけあるのもうなずけます。



 男鹿半島の旅行ブログや動画で間違いなく登場するのが、このなまはげ立像。悪い子はいねがー!
 私はもちろんいい子なので、お賽銭をあげて◎◎や××を見逃してくれるようにお願いしておきました。(いい子とは)

 なおこいつは半島のちょうど南西端にあり、ここから道路の様相が大きく変わってきます。
 



 半島の西岸は日本海の荒波に洗われたからなのか、地形が一気に険しくなります。
 そのおかげで見ごたえのある海岸線と、交通量が少なく走りやすい道路。伊豆半島の西側っぽいと言えば伝わるでしょうか?







 半島北西部にある八望台からは、海の近くにある不思議な池を見ることができます。
 火山の噴火でできた火口にできたものなのだとか。マグマが噴出してその空隙が陥没してできるカルデラとは、ちょっと違うんですね。



 そして、そこから半島北端の入道崎に向かう道がまた良いのです。海に吸い込まれそうな感覚を味わえる、そんな道。



 入道崎は半島北端の灯台で、観光施設が何軒も軒を連ねています。興ざめと言えば興ざめなんですが、男鹿駅からここまでコンビニも食堂も無いので、貴重な補給地点であることもまた事実です。
 


 そしてここでもなまはげ推し。



 まだお昼には早い時間でしたが、ここまで無補給で腹も減っていたので、かに丼をいただくことに。
 しかしここってカニの産地なんだっけ?あんまりそういうイメージでは…

 …
 ……
 ………

 うむ、細かいことを気にするのはやめよう!


 次に目指すのは、男鹿半島の付け根部分にある寒風山。そこへ登る寒風山パノラマラインは絶景ロードとして有名です。


 というわけでだいぶ登ってきました。樹木が無いため飛びやすいのでしょう、パラグライダーが何機も飛び交っていました。
 寒風山は350m程度のさほど高くない山ですが、パノラマラインには10%オーバーの激坂がちょいちょいあり、意外と登りごたえがあります。




 登るにつれ360度に広がる景色は、パノラマラインの名に恥じないもの。




 さて寒風山のパノラマを眺めた後は、八郎潟に行ってみたいと思います。

 八郎潟は男鹿半島の根元部分に広がる干拓地です。これの歴史は意外と浅く、戦後の食糧難と農家の次男三男の働き口確保を目的とし、着工したのが1957年
 それまでの八郎潟は霞ケ浦を抑え、日本二位の広さを誇る湖でした。


干拓前の八郎潟

 それが今はこうなった

 この干拓地の広さは山手線がすっぽり入るほどの広大なもので、効率の良い土地利用と大規模化の恩恵を受け、大潟村は秋田県で最も収入の多い市町村となっています。



 とまあそんな話はともかくとして、今回のお目当ては桜・菜の花ロード。
 読んで字のごとく、道路沿いに桜と菜の花がずらっと並ぶ道なのですが、、、やっぱり桜は手遅れでしたか。ちょうど先週末頃に満開になっていたようで、やっぱり一週間は持たなかったようです。


 しかしここはソメイヨシノだけではありません。場所によってヤエザクラなどを楽しめますので、この辺りはちょど良い感じでした。


 道を東に進んでいくと、おっとソメイヨシノっぽいのも咲いてるのかな?


 近づいてみるとどうやらヤマザクラのようでしたが、これはこれで!


 少しタイミングを外してしましましたが、それでも良いお花見ができました。



 さてこれから川崎まで帰るわけですが。


 新幹線が来ているとはいえ、やっぱり秋田は遠いですね。秋田から盛岡まではスピードが出せないので、仕方ないことではありますが。



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