多摩川サイクリングロードの車窓から

チェーンとスプロケの交換

 先日、DOMANEを掃除していて気づいたことがあります。


 このスプロケの写真。右側の小さいギア4枚がほとんど汚れていないのがわかります。これは何故かといえば、チェーンがこれらのギアにかかっていないから。つまり使ってないからです。俺が貧脚だからなんですけどもね。

 さて。自転車の速度はペダルの回転と前後のギア比で決まります。具体的には、以下の数式が成り立ちます。

  時速(km/h) = タイヤ外周(m) x ケイデンス(rpm) x (フロント歯数/リア歯数)*60/1000

 俺のDOMANEの現時点のタイヤ外周は2.125m、フロントは50/34T、リアは11-28T。したがって、アウタートップでケイデンス90だとすれば52.3km/hになります。うーん、こんなギア要るかなぁ?峠の下りならこれくらい出ますけど、怖いからそれ以上漕いでないんですよね。
 そして仮にトップが11Tでなく12Tだとすれば、47.8km/h。・・・これだけ出れば十分じゃね?

 以上より、理論と実績の両面から、俺に11Tは無用の長物と言えます。

 一方で、ヒルクライムをしていると、もっと軽いギアがほしいと思うことが何度もあります。具体的にはヤビツ峠の蓑毛坂、湘南平の14%区間あたりです。
 これらの坂を上れないわけではありませんが、ダンシングで踏み倒して登っているため、どうしても消耗が激しいのです。もっと軽いギアをつけてシッティングで登れるレンジを広げたいな、とは前々から思っていました。


 なんかえらく長い前置きになりましたが、要するにこれ買いました。

 一部の人に「乙女ギア」と呼ばれる30Tです。貧脚だからいいんです。あのコンタドールだって32Tを使ってたことがあるんです。

 言い訳は置いとくとして、DOMANE4.5のリアディレイラーは30T対応なので交換の必要はありませんでしたが、30Tが使えないディレイラーもあるので、乙女ギアに興味がある方はご注意を。


 ガイドプーリーのこの刻印が、30T対応の証。らしいですよ。


 さて、DOMANEを買ってからちょうど1年。走行距離も5000kmを超えており、そろそろチェーンもへたって来てるかなと思いまして。

 これも買いました。DOMANEに最初から付いているのは105のチェーンですが、価格差もそんなにないのでDura-Aceを奢ってみました。
 どうせスプロケを交換するなら、チェーンも同時に交換したほうが作業の手間も省けますのでちょうどいい機会です。



 そしてチェーンを交換するならチェーンカッターが必要になります。

 ド定番のシマノ純正品です。滅多に使うものじゃありませんけど、チェーン交換を自分でやるならどうしても必要なものなので、買ってしまいました。

作業開始


 まずはスプロケを外して比べてみることにしました。


 左が古いほう、105の11-28Tで右がアルテグラ12-30Tです。思ったより大きさに差がない感じではあります。
表面がツルッとした105と異なり、アルテグラはざらざらした質感です。どちらもスチールですから、メッキが違うのでしょうか。
ちなみに重量は105が255g、アルテグラが280gでした。ギアがでかくなってるから、アルテグラが重くなるのは仕方ないんでしょうね。まあ重くなったといっても25gだけだし、目くじら立てるほどのこっちゃないでしょう。



 続いて、チェーンも比べてみました。このように並べて伸ばしておいて・・・


 反対側を見ると、上側にある古いチェーンが伸びていることがよくわかります。


 なお、チェーンの交換方法については下の動画がわかりやすいです。かくいう俺もこれを見ながら作業しました。





 作業完了後の姿。そこまでデカくないというか、パッとみて30Tとはすぐにはわからないんじゃないかなーと思えます。

 何はともあれ、せっかくパーツ交換したんだから走りに行きたいものですが、明日は雨模様ですねぇ。

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