→【ZWIFT】機材ドーピングガイド 2023年12月版
ZWIFTの画面上には、「自分のレベル」「次のレベルまでの経験値のゲージ」そして「ゲーム内通貨であるDropの保有額」が表示されており、どちらも走った距離に応じて加算されていきます。
普通のネットゲームであればレベルアップとともに自キャラが強くなりますが、ZWIFTはゲームの性質上キャラが成長することはありません。
その代わり、レベルが上がることで一部コースの立ち入り禁止が解除され、加えてDropで購入できるフレームやホイールが増えていきます。
そのフレームやホイールを見てみると、AEROとWEIGHTに★マークがついており、それぞれ平坦と登りでの評価だろうというのは想像がつくと思います。
が、この評価はあんまりアテになりません。
そこでZWFT INSIDERというサイトで公開されている検証データを基に最強機材がどれなのかを検証していきます。
１．Dropで買えない機材を知ろう
フレームやホイールはDropというゲーム内通貨で買うと書きましたが、ゲーム内のクエストをクリアすることでしか手に入らない機材もいくつかあります。
そのうち、登り最強ホイールであるLightweight Meilensteinと、レースでよく見かける光る自転車・ZWIFT Concept Z1は最速の一角を占める重要機材ですが、入手に時間がかかるので早めにクエストをスタートしたほうが良いでしょう。
入手方法は別記事にしてありますのでこちらをご覧ください。
【ZWIFT】Lightweight Meilenstein
【ZWIFT】光る自転車を手に入れよう
２．TTバイクとマウンテンバイク
ZWIFTの機材のほとんどは一般的なロードバイクですが、TTバイクにマウンテンバイク、シクロクロスもラインナップにあります。
TTバイクは現実と同じで、平坦ではロードより速いですが登りでは大きく見劣りします。そのうえ風よけ効果を得られないので、レースでロードの集団についていくのは困難です。
そんなわけで普通のレースでTTバイクを使ってもデメリットの方が大きく、入手しなくても問題はありません。
ただしTTバイクだけのタイムトライアルレースもいくつかあるので、それに出るのであれば買っておきましょう。
またZWIFTにはオフロードのコースもあります。そこではロードのスピードはかなり落ちてしまい、相対的にマウンテンバイクが圧倒的に速くなります。
マウンテンバイクの中ではTREK Super Caliberが最強なので、これだけ買っておけばOKでしょう。
なおロードとマウンテンバイクの中間的な性能をもつシクロクロスも用意されているのですが、中途半端でイマイチ使いどころがありません。
３．それでは最速機材はどれなのか？
現実と同様、山でも平坦でも最速という機材はZWIFTに存在しません。
ですがそれに近い立ち位置にいるのがZWIFT Concept Z1、通称トロンバイクです。
この光る自転車がトロンバイクですが、最近のレースでは参加者の7割くらいがこれに乗っている感じです。
性能的には万能型なので、よほど極端なコースでなければとりあえずこれに乗っておけばだいたい大丈夫です。
それではAlpe du Zwiftのような超級山岳、あるいは凸凹のほとんどないド平坦といった極端なコース設定ではどうなのかというと、
登り：SPECIALIZED Aethos S-Works＋Lightweight Meilenstein
平坦：SPECIALIZED Venge S-Works＋DT SWISS ARC 1100 Dicut Disc
これがそれぞれの最速セットアップになります。 SPECIALIZEDの優遇っぷりはなんなんだ
ガチャ運に恵まれずLightweightを入手できていないのであれば、ほぼ同じ性能のROVAL Alpinist CLXで代替できます。
基本的にはこの3種類をコース形態によって使い分けるのが最適解になるでしょう。
なおトロンバイクを入手していないのであれば、SCOTT Addict RC＋ENVE SES 7.8の組み合わせがほぼ同等の性能を発揮しますのでお勧めです。
この組み合わせはトロンバイクより少しヒルクライムに寄せた性能になるので、コース形態を睨んでトロンバイクと使い分けるのも良いでしょう。
レベル別お買い物ガイド
高レベルの人であれば最速機材をすぐにでも買えますが、最近ZWIFTを始めたばかりの初心者はレベルもドロップも足りません。
そこで、各レベルにおけるおススメ機材をピックアップしてみました。赤字は特にオススメの機材です。
☆フレーム
Level 6 ZWIFT Aero
このレベルでは最速フレーム。Aeroad 2021までのつなぎとしてFocus Izalcoかこれを買っておけばよさそう。
Level 8 FOCUS Izalco Max 2020
このレベルでは最速フレームだがすぐにAeroad 2021が買える。ZWIFT Aeroを買ったなら無理に買わなくてもいいのでは。
Level 9 CANNONDALE EVO
登り性能は全体で2位、Aethos S-Worksが登場するレベル34まで使うことになる。
Level 10 CANYON Aeroad 2021
レベル19でUranium Nuclearが手に入るまで平坦最速の上、登りもそこそこ速く便利。必須アイテム。
Level 15 CERVERO P5
TTバイクの中では並の性能だが、このレベルで購入できるものとしては最強クラス。
タイムトライアルレースが好きなら買う価値がある。
Level 19 URANIUM Nuclear
平坦ではトップタイの性能を誇る。ド平坦コースならこのフレーム、アップダウンがあればAeroad 2021、大型ヒルクライムはCannondale EVOという使い分けで当分戦える。ただ登りは決して速くないためAeroad 2021の方が便利で、無理して買わなくても問題は無さそう。
Level 20 TREK Super Caliber
マウンテンバイクの中では平坦・登りとも最強なので、グラベル用に買っておきたい。
Level 33 SPECIALIZED Venge S-Works
平坦性能はNuclearと同じくトップタイの性能で、登坂性能では上回る。ド平坦コースの決定版。
Level 33 SCOTT Addict RC
Venge S-WorksとAethos S-Worksの中間的な性能を持つ。トロンバイクのおかげで存在感が薄いが、買っておいて損はない。
Level 33 SCOTT Plasma RC Ultimate
TTバイクの中で最も登りが速く、平坦でも3番目に速い。
TTバイクで登坂性能を要求されることはほとんどないが、平坦最速のCADEX Triはレベル42まで買えないのでつなぎとして買う手はある。
Level 34 SPECIALIZED Aethos S-Works
Tarmac Proに取って代わったヒルクライムの新王者。平坦はイマイチだが、Alpe du Zwift や Ven-Top でこそ輝く。
Level 42 CADEX Tri
TTバイクの中で平坦最速。TTバイクの出番が少ないとはいえ、これくらいは買っておきたい。
☆ホイール
Level 4 ENVE SES 3.4
レベル6で買えるDiCut 62が優秀すぎて霞んでしまうが、ヒルクライムで4位・平坦もまずまず。登りに限ればレベル26でCADEX 36が登場するまで最速なので、長く使える。
Level 6 DT SWISS ARC 1100 DiCut 62
登りでも平坦でも上位の性能を誇る万能ホイール。登りではENVE SES 3.4に僅かに劣るが平坦では大きく上回る。
Level 13 ZIPP 808
レベル30まで平坦最速ホイール。長く使うのでぜひ買うべき
Level 24 ZIPP 454
登り・平坦ともに速い万能ホイールだが、Dicut 62とキャラがかぶるので必須とまでは言えない。余裕があれば。
Level 26 CADEX 36
ENVE SES 3.4を上回るヒルクライム性能を持つが、平坦がかなり遅いので微妙感が漂う。ヒルクライム最強のLightweight Meilensteinを未入手なら一考の余地がある、という程度。
Level 31 ENVE SES 8.9
平坦でZipp808を上回るが登りは劣る。DiCut 62と使い分けるのが良さそう。
Level 32 ROVAL Alpinist CLX
Lightweight Meilensteinとほぼ同じ性能で、平坦はイマイチだがヒルクライムは最強。Lightweightガチャを当てていない人は是非。
Level 35 ZIPP 808 / Super9
平坦ならレベル41まで最速・全体でも3位だが、登りは最遅クラス。ディスクホイールだから仕方ないね。見た目を含め、好みが分かれそう。
Level 37 ZIPP 858
平坦で4位、ディスクホイールを除けば最速。平坦・登りともZipp 808やENVE SES 8.9を上回る優秀なホイール。
Level 39 ENVE SES 7.8
Zipp 858と比べて平坦でわずかに劣り、山岳で少しだけ速い。正直大差は無いのでお好きなほうをどうぞ。
Level 42 DT SWISS ARC 1100 Dicut Disc
登りは遅いが、平坦ならば頭一つ抜けた最速ホイール。
