日本の司法は何をしているのかと思うことがある。まず、国のことは司法は一貫して関与しないと消極的な態度を崩していない。今度の電通の社員が過労死した裁判でも社長に50万円の科料を命じたのみである。一方では人の命が失われたのが50万円で済むのか。社長からしてみれば駐車違反で切符切られる程度であろうに。日本が先進国の仲間入りができない理由はすべて司法が後進国並みであるからである。どんなに難しい試験を受けて法曹になっても事なかれ主義に徹していては何も解決されない。原発の問題、沖縄の問題、すべて司法はまともに判断しない。極めて消極的である。何のために最高裁が存在するのかわからない。日本は議員内閣制を取っているから行政と国会の区別がない。その上、司法までもが独立した機関でなければ民主主義とは名ばかりである。法科大学院なんか造っても金持ちしか行けないだけで何も良くならない。もし、憲法を改正するのならば、国会、行政、司法と三権分立を明確に区別すべきである。フランス革命以来相当文明は進んでいるのに未だ日本の民主主義は江戸時代から進歩していない。日本は司法後進国であると言わざる負えない。
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