五箇山のもり

五箇山の豊かな自然・文化を桂湖ビジターセンターより紹介

五箇山豆腐づくり

2011年11月08日 | 日記
今日は五箇山豆腐作り講習を受けてきました。

五箇山豆腐はとにかく堅いのが特徴。
縄でしばっても形が崩れないほどです。



寝るときに枕にしたとか?
つまづいて生爪をはがしたとか?
そんな例え話があるほどだそうです!

今日は下崎さんに講師をお願いして豆腐づくりスタート。

まずは前日からたっぷりの水に浸しておいた大豆を
つけ水といっしょに何回かに分けて、
ミキサーで細かく砕きます。
これを呉汁と呼びます。



1グループ5~6人での体験プログラムなので、
大豆の量はたっぷりです。



大きな鍋にお湯を沸かして、
その中に呉汁を加えて、沸騰させます。
大豆のとってもいい香り。



そしてそれをこし袋に入れて、こします。
袋に残ったものがおから。
こした汁が豆腐のもととなる豆乳です。

なるほどこの段階でおからと豆乳が現れるんですね。

ちょっとおからをつまみ食い。
ミキサーで砕いたのでちょっと粗めですが、
十分おいし~い。



この豆乳を再び火にかけて85℃くらいまで加熱します。
そしてにがりを打ちます。

すると、何か所か澄んだ部分ができて、固まりはじめます。



固まった部分をちょっとすくっていただきます。
これが汲み豆腐です。

出来たてホヤホヤ!
ふわふわ~。
大豆の旨みがお口の中に広がります。
何もつけなくても絶品。

まさに豆腐づくり体験でしか味わえない美味しさです。



それをとうふ箱にすくい入れます。

ここからが五箇山豆腐!!



重しをのせて、しっかり水分を抜きます。



鍋いっぱいだった豆腐が・・・
ギュッと詰まった、ズシリと重い堅豆腐、
五箇山豆腐になりました。

お豆さんが豆腐になる。
みんな知ってることなんだけれど、
やっぱり作ってみると、感動するもんです。

本当にシンプルな材料で、シンプルな作り方。

その日の気温・湿度だったり、
混ぜ方や火加減など
長年の経験や感が必要になる、
職人の世界なんだなぁと。

生き物です。

何だかパンの世界にも似ています。

やっぱり手作りってステキ~。

こうやって体験することで、
たかが豆腐、されど豆腐。
とても大切なものに思えてきます。

この体験プログラムは私自身とても楽しかった。

きっと子供たちも楽しい時間を過ごすことができるのだろうなぁ。
そして自分で作るワクワクだったり感動、
食の大切さを伝えることができるんだろうなぁ。

出来たてのあったかい豆腐を食べながら、
そんなことを思うのでした。

あと数回にわたって講習を受けることになっています。

こればっかりは経験あるのみ。

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