キリシタン洞窟にたつキリスト像
頭ヶ島天主堂
教会墓地
合掌する龍馬像
海上タクシーで訪れた若松島の西南にある断崖絶壁のキリシタン洞窟には悲しい歴史があります。明治維新の頃の迫害を逃れキリシタン達はこの洞窟に隠れて暮らしましたが、偶々ここを通った船に朝食を焚く煙を見つけられ捕らえられ拷問を受けました。とても人が住めないような場所ですが迫害を逃れてこんな所まで追いつめられていたのかとやるせない気持ちになります。予定では接岸し岩の上に登って見学することになっていましたが波が荒く断念しました。
時が移り今は入り口の崖場に三メートルのキリスト像が安置されています。
海上タクシーはここで中通島郷ノ首港に接岸し次はバスに乗り換えました。最初に訪ねた所は頭ヶ島天主堂で明治43年着工大正8年に献堂された珍しい石造りの教会です。内部は祈り上げ天井に花柄をあしらう優しい雰囲気がありました。国指定重要文化財です。現在五島地方では「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録を目指しています。
また中通島ではグラバーから購入した練習船ワイル ウエフ号がこの近くの潮合崎で大暴風にあい遭難したのを痛んで龍馬が沖合を見つめる像が立つ龍馬ゆかりの地も訪ねました。ガイドさんの話では丁度大河ドラマの龍馬伝が放送されていた頃作られたので本物の龍馬より主役の福山雅治似の美男子に出来上がったと言っていました。
語られし潜伏島の絵踏かな