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「ぼきわんが、来る」を読んだ所感。

2019年01月05日 23時11分11秒 | 読書


ぼぎわんが、来る

澤村伊智 著

定価(680円+税)
角川ホラー文庫

2018年2月25日発売


これから読書ブログに書いていくときは、目安の読書時間も書いておくことにします。
というわけで、3時間で読了。

数年前の日本ホラー小説大賞の大賞作品。
デビューしていないアマチュアを対象としているものの審査が厳しく、
大賞が毎回出るわけではないという中で審査員全員一致で大賞となった初作品。
なおかつ舞台が三重県のK、M、伊勢、鈴鹿地域。Mって、松阪か?ってことで読んだ。

ちなみに、昨年末に映画化され、一部四日市での撮影も行われている。
ぼぎわんは妖怪のような存在、昼夜問わず家の玄関の前に立ち、その家系の人を呼び、食い殺す。
怖さを助長するものとして、やってくるのが夜だけでなく昼間もある。
それに密室とか所謂「部屋」なら、どこでもやってくるというのも結構怖い要素。
閉所恐怖症とかの人には合併症を引き起こしかねないw

そのぼぎわんにターゲットとなった家族がぼぎわんとの日々を小説にしている。
んー、正直怖さレベルは中の下。
初ホラーなら逆におすすめできる、若干SF&民俗学、説明しにくい。
和製ホラーには緻密なストーリー展開と伏線、怖さという刺激が文字に詰まっているのだ。
正直初読書なら自己啓発系よりもホラーをオススメ。文字に慣れるのに最適だと思う。

また、登場人物を使った続編、アナザーストーリーもあるようだ。
だが、僕にとってはソコへいくまでの関心はもてなかった、かな。

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