「I am a toilet」
僕が知るその女性は高校時代に、アメリカへホームステイしていました。
英語が全く喋れなくて、「I am a 〇〇」でずっと会話をしたそうで、
それでも、ホームステイ先や交流していた人たちは優しく接してくれたそうです。
I am a toiletで会話をしていた彼女は、
今では公的機関のホームページの英訳を手掛けるほどに成長しました。
「海外へ行ってみたい。
本当に外国に人が住んでいるのか見てみたい」
そんな思いで彼女は海外へ出向いたそうです。
それから10数年。
学生時代には世界一周し見聞を高め、卒業後には松阪市内でイベントを開き、
使われなくなった筆記用具を参加者から集めて、
毎年自費でアジアへ出向き、寄贈し続けていました。
そんな彼女は長く夢を見続けてきた「フェアトレード商品を扱うお店をつくる」を
実行に移しました。
今年中に、松阪市内にお店を出すそうです。
5月には仲間と二人で南アフリカのウガンダへと旅立ちます。
話を聞かせてもらうと、
現地に住む人々の生活を少しでも支え、文化を培い、
日本の人々に海外の現状と魅力を伝えたいという思いを感じました。
南アフリカ地域の民芸品を販売する予定。
手作りネックレス。素材はというと・・・
ペーパーなのですよ。
前々からフェアトレード等に興味を持っていた彼女が仕事を退職した時、
僕は彼女に餞別としてピープルツリーのフェアトレードチョコをプレゼントしました。
そのプレゼントを見た彼女は、僕のメッセージに気付いたそうで、
南アフリカへ渡る前に一度、お話しようということで連絡をくれました。
僕はつたないCSRの知識やエシカル、フェアトレード、オーガニックについて語り、
情報交換をしました。
19:30から話初めて、気づけば23:00近くなっていました。
彼女は高校生の頃からずっと海外に興味を持って、それを興味から実行に移して、
仲間を集めて異文化交流のイベントを松阪で開催し、
それとは別に松阪の食文化を伝えるイベントも主催している。
話を聞くと、僕たちのバレルズと一緒で多々衝突もあるというけれど、
やりがいや生き方へのこだわりという意味では共通している点があるなぁと思う。
年齢は自分より2つ上。
年上の女性がこんなにも元気に、精力的に頑張っている話を聞くと元気をもらう。
僕は海外に興味はあったものの、お金や時間の問題でなかなか行けていなかった。
海外へ行ったことのある人にはよく言われる言葉に、
「行ってみたら人生が変わる。」
「若いうちに海外へは行くべきだ」
ということだ。
僕はいつもそれを言われていたが、
それは海外だけに限らず、地元でもあるのではないかと心の中で思っていた。
彼女にも同じ質問をした。
返ってきた答えはこうだった。
「かっちゃんが海外へ行ったら、その質問をもう一度私にして」
という答えだった、グッときた。
また、同じタイミングで、
いつもお世話になっている取引先の方から、
「海外へ行くべきだよ」と教えていただいて、
これは運命だなと悟った。
これからの僕の人生で、
「カンボジアに絶っっっ対行って!」
ってアドバイスをくれる人がどれだけいるだろう。
そこで僕は決心した。
来週、パスポートを申請してきます。
早ければ5月、遅くても6月には台湾に行き、
7月にはカンボジアに行ってきます。
29歳。
最後の20代に、新たなことに挑戦してみますわ。
建物ひとつ一つの装飾も美しく、食文化も優れているそうです!
海外旅行を通して、日本のなかの松阪市という視点から、世界の中にある松阪市という視点になると楽しいですよね!
頑張ってくださいね!!
さんきゅー