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華宵の趣味の部屋

読書・美術…その他諸々の趣味を片寄った視点で♪

『町長選挙』

2008-01-19 11:29:56 | 読書
奥田英朗の『町長選挙』を読みました♪
というか、途中までなんですが・・・
図書館の貸し出し期限が切れてしまったので(爆)

4章あって、3章まで読んだんですよ。
で、あと1章が『町長選挙』(爆)(爆)
つまりは、表題作を読めなかったわけでございます~。。
またあったら借りてこようっと!!
でも、人気だからもう無いかなぁ。

でも、3章まででもすごく面白かった!!
とんでもない精神科医のシリーズ(?)で、前作・前々作と読んでたので、面白いのは分かっていましたが。
それでも、面白かった!!
なんかスッキリするんですよね~。

やっぱり、もう1章読もう☆彡

『いじわるな天使』

2008-01-18 09:26:19 | 読書
穂村弘・著
シュールな童話の本でした★

その中から、一章紹介してみます~



【ユニコーン・イン・シュガーキューブ】


 角砂糖の中には小さな真っ白い一角獣がいる。
 だが、スプーンで角砂糖を粉々に砕いてみても、その姿を見つけることはできない。
 カップの上空で、つまんだ角砂糖を離した瞬間、一角獣はその中に現れる。
 角砂糖は落ちてゆく。
 カップに向かって、微かな回転と共に落ちてゆく。
 角砂糖がオレンジ色のアールグレーの表面に触れた瞬間、一角獣はワープする。
 一角獣は現れる。
 世界の裏側の、今まさに落ちてゆく角砂糖の中に。
 そしてまた、落ちてゆく。
 カップに向かって、微かな回転と共に落ちてゆく。
 その角砂糖が褐色のトアルコトラジャの表面に触れた瞬間、一角獣は再び跳ぶ。
 別の街の別のカップに向かって落とされた別の角砂糖の中へ。
 宙にある一瞬の角砂糖の中だけが、一角獣の世界のすべてだ。
 その一瞬を目指して一角獣は無限に瞬間移動を繰り返す。
 ローマ・ソフィア・クアラルンプール・東京・ロンドン・北京・ブダペスト。
 今、この瞬間、カップに向かって落ちてゆく無限の角砂糖、その中を一角獣は跳ぶ。
 跳ぶ。
                                     跳ぶ。
                           跳ぶ。
                                              跳ぶ。
         跳ぶ。 

 思い出せない程の昔から、一角獣は角砂糖の中を跳び続けてきた。
 ある日百億分の一の偶然によって、世界中の、降り注ぐ角砂糖の雨が途切れた一瞬、一角獣はゆき場を失う。
 その時、角砂糖は一角獣の檻。
 一瞬後には棺桶に変わるだろう。
 最後の角砂糖が、ホットミルクの輝く膜に触れた瞬間、貴方はかすかな叫びを聞く。



なんだかこの話が気に入りました(*・艸・*)

残酷な中にも笑いがあったり、ほのぼのとした中にも無情感があったり…
色々なお話の形態があって面白かったデス☆彡


それにしても…
短い文章だと思って、手打ちで引用したのですが…
時間掛かりました(爆)


『春期限定いちごタルト事件』

2008-01-11 08:54:16 | 読書
今年1冊目の本を読み終わりました。

休み中、時間があったにもかかわらず、あまり読めなかった(汗)
電車の中が一番読みやすいですねぇ。
あとは、カフェとかww

さて、昨年後半から読み始めた、米澤穂信さんの本です。
一応、ミステリなんですけど、人が死なないです。
事件といっても、自分の日常にあるちょっとした事(本人達にはそれなりに事件なんでしょうが。)を解決していくというストーリーです。。

この本は、【小市民シリーズ】の1冊目です。
『小市民』というのがどういうものなのか・・・
初めから庶民の私には良く分かりませんでしたが、どうやら『余計な事はせず、目立たず、日々を平穏に(悪く言えば退屈に)過ごす』という信念らしい。。
そうせざるを得なかった理由があるらしいのですが・・・
その辺はぼんやりとしかわからないです。。

主人公は、高校一年生の男女・・・
この2人が『小市民』を目指しているのですが~
というか、この2人の関係も良く分からない(笑)

あとがきに、『読め。いいから読め。』とありましたが、その通りですwww

ミステリというよりも、ライトノベルに近い感覚で読めます。
『このミステリーがすごい!!』という年間雑誌がありますが、著者の『インシテミル』が10位に入っていました。
是非読みたいです~。。

一年間♪

2007-12-29 08:58:09 | 読書
一年で読む本の数ってどのくらいなのでしょうね~。
と思って、読書帳を去年から付けています。

今年は、今まで39冊♪♪
後一冊で40冊というキリのいい数字(笑)
という訳で、今年中にあと一冊読みま~す!!
本は、沢山あるんですよ。
未読の本が。。

しかし・・・
去年は70冊以上読んでいた模様。。
なんでそんなに読めたのか、自分でも疑問(爆)
何してたんだろ、去年の私。

まあ、本を読むことはいい事だと思っています。
「最近の若者は本を読まない」とよく聞きますが・・・
あれって、どのデータで言ってるのでしょうね。
少なくとも、私の周りには本を読む人が沢山います。

ま、ここでそんな事を言っても仕方ないという事でw


ちょっと引用~
立ち読みした本だったので、作者・本の名前等全く分かりませんが・・・

『すべての物語は何らかの意味で旅の物語であり、どんなに現実的で日常的な情景が描かれていようと、それはいわゆる現実や日常とはどこか違った〈もうひとつの国〉となる。
どんな物語であれ、物語を読むという営み自体が、一種旅に出るようなものだということができるだろう…』

『氷菓』

2007-12-20 07:45:08 | 読書
久しぶりに、読書の事を(笑)

米澤穂信さんの『氷菓』という本を読み終わりました。
ある人から、結構前に推薦された本だったのですが…
しばらく忘れていたのと、この本が本屋さんになかなか無かったのとで、今頃になってしまいました(-ω-;)


内容は、謎解きモノ…だと思うのですが、殺人事件とかではなく、学校内でおきた小さな『謎』を主人公が解いていく感じです。

その主人公は、『省エネ主義』(笑)
「やらなくていい事はやらない。やるべき事は迅速に」
といった人物。
しかし、姉の手紙で【古典部】に(仕方なく)入部し、色々巻き込まれていくのです。

主に登場人物は、主人公を入れて四人。
それぞれに個性があって、ちょっと毒のある会話が面白かったデス♪

あと、あとがきまでミステリーな感じでした☆彡


【古典部シリーズ】という事で、今は早速2作目を読んでいます(*゜▽゜)


『THE MANZAI』Ⅳ

2007-11-20 08:30:07 | 読書

久しぶりに読書ログを(笑)

読了した本は色々あるのですが、いつも忘れて書いていませんねぇw

 

今回は、あさのあつこ著『THE MANZAI』Ⅳです。

「あさのあつこ」といえば、『バッテリー』が有名ですよね。。

私も読みましたよw

 

どちらも中学生のお話です。

随分とテイストは違いますが、中学生ならではの心の動きや想いが随所に見られる作品です。

 

『THE MANZAI』は、男子中学生2人が漫才をするお話ですが、漫才の場面はあまりでてきません。

というか、日常会話が漫才になっていますww

 

Ⅳ巻は、高校受験をひかえたそれぞれの出来事が描かれていました。

なかでも主人公の成長が見られた・・・かな?(笑)

 

人が考える事は、大抵が「ほかせる」もの、「まあ、いいや」と思えること、そんな事に気が付いて、本当に考えるべき物事を見極めていくのは大切デス。


やっとこさ( ̄m ̄*)

2007-10-05 08:55:23 | 読書

読書ログを!!(笑)

「趣味・読書」と書いておきながら、未だに一回もUPしておりませんでした

 

昨日、読了した本のご紹介

 

福井晴敏・著『平成関東大震災-いつか来るとは知っていたが今日来るとはおもわなかった-』です

 

まず、この本を読もうと思ったきっかけは・・・

 

私が『福井晴敏ファン』だからです

まあ、地震の事も知っておく良い機会だと思ったので・・・(爆)

 

内容はですね・・・突然の大地震が起きるわけですw

その時の実際の被害状況と、個人の行動をシュミレーションし、物語として読ませているのです。。

 

怖いですね、やっぱりw

自分は、そうなったらどうなるのか・・・想像もつきません。。

しかも、危機感がない事が、一番の問題なのでは・・・と思いましたw

そうは思っていても、実際は何もしていない、ということも問題ですね・・・。。

 

福井晴敏さんは、『亡国のイージス』『終戦のローレライ』その他作品がありますが、その小説のスタイルそのままに、この著書を書いています

物語としても、面白かったですよ

心に迫ってくる言葉が沢山ありました

その中の一つを紹介いたします

 

『世界も日常も、地震なんかでは壊れない』