俺の親友 B郎。
今では、長い長い付き合い。
気の置けない飲み仲間の1人。
そしてネタの宝庫。
なつかしい話を1つ。
弁当が2つ
その時、月曜の早朝、俺は眠りの中。
眠りの中での、大きな揺れ。
誰かが起してる? そんなわけないわな。
この部屋には俺だけ。
そして、もう1度大きな揺れ。
ただ事じゃないと、目覚めた!
阪神大震災だ。
普段の明け方(水商売時間)なら、家で寝ていることもなかった。
がんがん飲んでいい感じだったことだろう。
でも日曜明けの月曜の朝、俺は熟睡していたなぁ。
テレビのニュースは大変なことになってる。
あとで知ったが、電話や携帯も繋がらなかったらしい。
その当時、B郎は俺ん家に居候していた。
が、彼女と遊ぶとかで外出していた。
”ピンポーン”
インターフォンが鳴る。
モニターを見るとB郎がいる。
”開けるわな”
帰ってきた。
俺 ”外、大変なことになってるんと違う?”
B郎”ヤバい、ヤバい、女だけタクシーに乗せたっきり
タクシーも捕まらんかった。
キタから家(島之内)まで歩いてきた。
銀行の強化ガラスなんかが割れてたりスゴイことに
なってる”
延々と、しゃべり倒した。
俺 ”ニュースでもそんなこと言ってたわ”
B郎”とにかく大惨事やわ
コンビニにも人が殺到しててパニック状態や”
俺 ”そっか、そりゃそうやな
みんな買い出ししてるわなぁ
俺らも買い出しに行こう!”
B郎”そうくると思って買ってきた(笑顔)”
俺 ”お~、やるやん(笑顔)”
(なんちゅう、ええ奴やねん)
B郎が、コンビニ袋から出したものを机の上に並べた。
お茶が1本(2ℓ)に弁当が2つ!!
どんだけ~~!! じゃなくて、こんだけ??
(緊急事態やのに!!)
そして弁当は、”ビックカツ弁当(大盛)”と”幕の内弁当”
幕の内のほうは、かなり小さい女の子サイズだ!
(なんでやねん!)
俺は、小食なほうだが、その時は思った。
(非常事態に、備えてスタミナ補給せなアカン、絶対にビックカツや!!)
B郎”どっちでも好きな方選んでや!”
弁当を1つずつ持った手を俺に差しだした。
(あ~~、コイツ、どっかでなんか食ってきたんやな)
俺は、迷うことなく、”ありがとう”
と言い、ビックカツ弁当のほうを選び取ろうとした。
だが、”ん?”
B郎の手に、むちゃくちゃ力が入っている。
”ん~?”
もう1度、
やっぱりB郎の手には、取られてたまるか!という強い力が。
そういうことか……
俺は、幕の内(小)のほうに手をやった。
すっと幕の内(極小)は俺のほうに……
(やっぱり……)
最初から、言えよ…
俺は、もう1度言った。
”ありがとう”と。
B郎も言った。
小さな声で、
”まずは、腹ごしらえをしよう”と。
こんな話。
B郎、いつもありがとね。
毎度、癒されてます。
今度飲む時も、いいネタよろしく!
生涯の友よ!!
今では、長い長い付き合い。
気の置けない飲み仲間の1人。
そしてネタの宝庫。
なつかしい話を1つ。
弁当が2つ
その時、月曜の早朝、俺は眠りの中。
眠りの中での、大きな揺れ。
誰かが起してる? そんなわけないわな。
この部屋には俺だけ。
そして、もう1度大きな揺れ。
ただ事じゃないと、目覚めた!
阪神大震災だ。
普段の明け方(水商売時間)なら、家で寝ていることもなかった。
がんがん飲んでいい感じだったことだろう。
でも日曜明けの月曜の朝、俺は熟睡していたなぁ。
テレビのニュースは大変なことになってる。
あとで知ったが、電話や携帯も繋がらなかったらしい。
その当時、B郎は俺ん家に居候していた。
が、彼女と遊ぶとかで外出していた。
”ピンポーン”
インターフォンが鳴る。
モニターを見るとB郎がいる。
”開けるわな”
帰ってきた。
俺 ”外、大変なことになってるんと違う?”
B郎”ヤバい、ヤバい、女だけタクシーに乗せたっきり
タクシーも捕まらんかった。
キタから家(島之内)まで歩いてきた。
銀行の強化ガラスなんかが割れてたりスゴイことに
なってる”
延々と、しゃべり倒した。
俺 ”ニュースでもそんなこと言ってたわ”
B郎”とにかく大惨事やわ
コンビニにも人が殺到しててパニック状態や”
俺 ”そっか、そりゃそうやな
みんな買い出ししてるわなぁ
俺らも買い出しに行こう!”
B郎”そうくると思って買ってきた(笑顔)”
俺 ”お~、やるやん(笑顔)”
(なんちゅう、ええ奴やねん)
B郎が、コンビニ袋から出したものを机の上に並べた。
お茶が1本(2ℓ)に弁当が2つ!!
どんだけ~~!! じゃなくて、こんだけ??
(緊急事態やのに!!)
そして弁当は、”ビックカツ弁当(大盛)”と”幕の内弁当”
幕の内のほうは、かなり小さい女の子サイズだ!
(なんでやねん!)
俺は、小食なほうだが、その時は思った。
(非常事態に、備えてスタミナ補給せなアカン、絶対にビックカツや!!)
B郎”どっちでも好きな方選んでや!”
弁当を1つずつ持った手を俺に差しだした。
(あ~~、コイツ、どっかでなんか食ってきたんやな)
俺は、迷うことなく、”ありがとう”
と言い、ビックカツ弁当のほうを選び取ろうとした。
だが、”ん?”
B郎の手に、むちゃくちゃ力が入っている。
”ん~?”
もう1度、
やっぱりB郎の手には、取られてたまるか!という強い力が。
そういうことか……
俺は、幕の内(小)のほうに手をやった。
すっと幕の内(極小)は俺のほうに……
(やっぱり……)
最初から、言えよ…
俺は、もう1度言った。
”ありがとう”と。
B郎も言った。
小さな声で、
”まずは、腹ごしらえをしよう”と。
こんな話。
B郎、いつもありがとね。
毎度、癒されてます。
今度飲む時も、いいネタよろしく!
生涯の友よ!!